3回
2021/02 訪問
余計な技や飾りに頼らない実直な骨太フレンチが頂ける名店。お料理はどれも絶品でボリュームも大満足です。
〈食べログBronzeノミネート店舗〉
■アクセス
JR中央線、東京メトロ丸の内線・南北線、四ツ谷駅から徒歩5,6分ほど。
■外観・内観
重厚感のある黄色い看板が目印です。
内装はクラシックなフレンチのような雰囲気がありながら、どこか居心地の良い不思議な空間。
ジャケット着用必須ではないようですが、カジュアルすぎる服装は控えた方が良いと思います。
■訪問回数
2回目
■用途
ご飯友達とディナー。計6名。
■メニュー
本場フランスの味を知る北島シェフのお料理は、どれもボリュームがありストレートに美味しいものばかり。
無駄な飾りや小手先の技を使わない、食べ手の舌に実直に訴えかける気持ちのこもったお料理の数々が頂けます。
お料理は3品のコース(11,000円)と4品のコース(12,000円)が基本となります。
コースの内訳はメニューの中から自由に決めることが出来ます。
4品のコースを人数分お願いし、様々なお料理をシェアしました。
この日頂いたメニューは以下の通りです。
・赤座海老のビスク
・タルトフランベ
・京都産メジマグロのマリネ
・パテドカンパーニュ
・北海道産生ウニのコンソメゼリー寄せ カリフラワーのクリーム
・竹の子とうずらのバリグール 田ゼリ添え
・仏産フォアグラのベーニエ ポルト酒のソース
・岩手県産ナメタガレイの赤ワイン煮 ヌイユ添え
・三重県産松阪牛ランプのステーキ ロッシーニ仕立て
・オーストラリア産仔羊背肉の岩塩包み焼き
・仏ブルターニュ産鴨胸肉のロースト ディアブル風
・チョコレートのスフレ
・シャンパングラス×1
・Clos des Capucins Pinot Blanc Alsace Reserve 2018
・Louis Moreau Chablis Grand Cru 'Les Clos' 2010
・Maison Capitain-Gagnerot Ladoix 1er Cru 'La Micaude' 2017
1人あたり約25,000円
■味や接客の感想
お料理の説明やワインのセレクト含め、接客は非常に丁寧です。
北島シェフもご丁寧にご挨拶をして下さり、腰の低さがとても印象的でした。
ここからは印象に残っているお料理について感想を記載します。
・パテドカンパーニュ
こちらのパテは数あるお店の中でもトップクラスに好きな一品です。
フォアグラや豚のスネなどが入っており、何層にもなった旨味が口いっぱいに広がります。
食べに来た時には必ずオーダーしたいお料理です。
・フォアグラのベーニエ
パイ生地をナイフで切ると、フォアグラがゴロゴロと出てくる贅沢なベーニエ。
ソースはポルト酒や牛などの骨をベースに作られており、フォアグラの旨味をしっかりと引き立てます。
感動するレベルで美味しく、メンバー全員が絶賛しておりました。
・ランプのステーキ
通常メニューではランプのステーキなのですが、2,000円の追加でロッシーニに変更できるとのことでお願いしました。
絶妙に火入れが為されたランプ肉は程よく噛み応えがあり、赤身肉特有の旨味がしっかりと出ています。
エシャロットバターソースも非常に美味しいです。
赤ワインとの相性も抜群でした。
とにかくここでは書き切れないほど、どのお料理も絶品でした。
これからも定期的にお伺いしたいと思います。
ご馳走さまでした!
■投稿時の点数
3.98
ランプのステーキ ロッシーニ風
鴨胸肉のロースト
仔羊背肉の岩塩包み焼き
フォアグラのベーニエ
フォアグラのベーニエ
竹の子とうずらのバリグール
パテドカンパーニュ
生ウニのコンソメゼリー寄せ
メジマグロのマリネ
ナメタガレイの赤ワイン煮
タルトフランベ
タルトフランベ
チョコレートのスフレ
デザート
仔羊背肉の岩塩包み焼き
赤座海老のビスク
2021/02/24 更新
2020/11 訪問
最高のフレンチレストランとの出会い
骨太なフレンチが頂けると噂の北島亭さんに初訪。
7名という少し多めの人数でお伺いしました。
最近は銀座にあるがっつりフレンチの某店が話題になっていますが、そちらのシェフが北島亭さんで修行されていたことは有名です。
お料理は一品一品がとにかく大きく、そして驚くほど美味しいものばかりです。
美味しいものをお腹いっぱい食べられる、シンプルに贅沢な時間です。
この日頂いたメニューは以下の通り。
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・キャロットラペ
・マッシュルームのスープ
・北海道産生うにとコンソメのジュレ、カリフラワーソース
・パテドカンパーニュ
・フォアグラのポワレ
・フランス産セップ茸のソテー、ボルドー風
・甘鯛のムニエル
・柳ガレイのムニエル
・シャラン産クロワゼ鴨のロースト
・子羊の岩塩包み焼き
・ライムのグラニテ
・ショコラテリーヌ
・クリームブリュレ
※お料理は3品コースが11,000円、4品コースが12,000円。メンバー内で色々頼んでシェアしています。
そのほかワインをボトルで7本
▽ダヴィッド・モロー サントネ プルミエ・クリュ クロ・ルソー 15(10,500円)
▽アンリオ ブリュット・スーヴェラン nv(10,000円)
▽ヴーヴ クリコ ポンサルダンロゼ nv(10,500円)
▽プシャール モンタニー プルミエ・クリュ 18(7,000円)
▽ ドメーヌ・オリヴィエ・メールラン プイィ・フュイッセ 18(7,000円)
▽ レ パゴ ド コス 15(16,000円)
▽ ルイ・ベルナール シャトーヌフ・デュ・パプ 16(10,000円)
1人約29,000円
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ここからは印象に残っているお料理についてレビューしていきます。
・マッシュルームのスープ
2品目に出てきたスープ。
飲み口がとてもサラサラとしているにも関わらず、濃厚なマッシュルームの旨味に驚きました。
濃度を高めるのではなく、独自の方法で旨味を抽出しているのがお見事です。
・北海道産生ウニとコンソメのジュレ、カリフラワーのクリームソース
ウニが高騰しているこのご時世にも関わらず、北海道産の生うにを贅沢に使った看板メニュー。
ウニ、コンソメジュレ、クリームソースが三重の旨味をなして口の中に広がります。
・パテドカンパーニュ
あまりの美味しさに度肝を抜かれたパテドカンパーニュ。
フォアグラを使っているため、普通のパテよりも濃厚さが段違いです。
これがメインかと間違えるほど、クオリティの高いパテに大満足。
ワインがかなり進みました。
・フォアグラのポワレ
鶏のお出汁で炊いた里芋、せり、松茸を合わせた贅沢なフォアグラのポワレ。
ソースにも鶏のお出汁と生クリームと松茸を使っており、最後に柚子の皮をふりかけて仕上げた逸品。
何気にフォアグラと松茸を合わせたのは初めてですが、全く喧嘩せず和洋折衷の味わいを楽しめました。
柚子の皮の風味が意外と強く、口が疲れない仕上がりになっています。
仏産セップ茸のソテー、ボルドー風
一度軽く乾燥させたフレッシュのセップ茸を、エシャロット、ニンニク、バター、パセリでソテーした一品。
セップ茸の良い香りが前面に押し出され、ボルドー風の味付けが後を追って旨味を付け足しています。
とにかくワインにめちゃくちゃよく合う一品でした。
・甘鯛、柳カレイのムニエル
まずは羊の脂でこんがり焼き揚げ、最後にバターを使って仕上げたムニエル
正直なところ魚料理はあまり楽しみではなかったのですが、期待を良い意味で裏切られました。
羊の脂を使っているため一切重さがなく、それでいてバターのコクがしっかりとお魚に乗っていて、異常なほどに美味しかったです。
丁寧に小骨が抜かれていて、仕込みも素晴らしいです。
・シャラン産クロワゼ鴨のロースト
希少性が高いクロワゼ鴨のロースト。
ソースはクロワゼ鴨の内臓とフォアグラを使っていて、お肉との相性が完璧な濃厚ソースです。
クロワゼ鴨は初めて食べましたが、旨味という言葉を体現したかのような圧倒的な美味さです。
鴨独特の臭みはなく、旨味だけが爆発的に感じられ、こちらもワインにとても合います。
付け合わせには自家製のヌイユが添えられており、トリュフのクリームソースが良い香りでした。
・子羊の岩塩包み焼き
子羊のお肉を岩塩の生地に包み、蒸し焼きのような焼き方で焼き揚げていた一品
だいぶ終盤で満腹になりつつありましたが、子羊の脂は重くないのでサクッと食べられました。
脂身の部分は香草パンコで別に焼き上げられており、部位によって異なる味わい方を出来ました。
・ライムのグラニテ
お料理が一通り終わり、酸味がキリッときいたグラニテが出てきます。
色々な味を経験した口をリセットし、甘味に備えるためのいい切り替えになります。
・クリームブリュレ
バニラビーンズの香り一杯のしっかり甘いクリームブリュレ。
表面のパリパリ感と、中身のとろけるような滑らかさが最高です。
デザートまで本当に美味しいです。
総評、絶対にまた再訪したいフレンチでした。
結構ワインボトルを開けたため、会計は3万近くになりましたが、そこまで飲まなければ2万前後に収まります。
とにかく、この味と量をこの価格で楽しめるのは恐ろしいです。
古くから根強いファンを獲得してきた実力は本物でした。
コース終了後には北島さんに席に来て頂き、お酒を飲みながら昔話などを30分ほどお話しして下さいました。
ホスピタリティも兼ね備えた、本物の名店を感じました。
ご馳走様でした。
2021/02/24 更新
〈食べログアワード2021 Bronze受賞店〉
〈食べログフレンチ百名店〉
■アクセス
JR戦、東京メトロ各線・四ツ谷駅より徒歩5分
■訪問回数
3回目
■用途
友人とディナー
■概要
シェフとしてのキャリアはなんと50年以上となるフレンチ界の巨匠・北島素幸氏が1990年にオープンしたお店。
日本国内の名店や本場フランスのレストランで修行された北島シェフによる、ポーションの大きい絶品フレンチが頂けます。
■メニュー
メニューは冷菜、温菜、魚料理、肉料理の四種類に分類され、それぞれ単品での注文が可能。
自由に3品を選んで12,100円、4品を選んで13,200円のコースがあるので、今回は3品コースをオーダー。
4人でお伺いし、シェアなどもしながら色々と頂きました。
■感想
心に残っているお料理について、感想を記載します。
・生ウニのコンソメゼリー寄せ
こちらのお店のスペシャリテ的な立ち位置にあるお料理。
甘みが強い北海道産の生ウニをふんだんに使っており、コンソメゼリーの上品な旨味、カリフラワーソースのフレッシュ感が組み合わさって芸術的な調和を見せております。
こちらにお伺いする際には必ず食べたい一品。
・パテドカンパーニュ
こちらも注文必須な前菜。
豚の顔のお肉やフォアグラを練りこんでいるため、少量を口に含むだけで濃厚な旨味がいっぱいに広がります。
調味料などでは付加できない、本物の旨味を体感できるパテです。
・フォアグラのポアレ
フランス産のフォアグラをポアレにし、トウモロコシのガレットを敷いた一品。
ソースは魚介類に用いられることが多いシェリーヴィネガーをベースに作られます。
こちらもまた恐ろしく美味しいお料理。
ワインがとてもよく進みます。
・シンタマのステーキ
こちらは松阪牛のシンタマを使ったステーキ。
ロッシーニ風のソースか、エシャレットバターソースを選べるのですが、温菜でフォアグラを食べているので後者のソースに決定。
まずお肉がとても柔らかく、噛むたびに肉そのものの旨味が溢れ出します。
エシャロットバターソースもしっかりとお肉のポテンシャルを引き出す働き。
これまで食べてきたステーキの中でもトップクラスに美味しいです。
味にも量にも大満足できる数少ないお店。
これからも定期的にお伺いさせて頂きます。
ご馳走様でした。
■投稿時の点数
3.97