2回
2021/09 訪問
感動再び、スペイン料理aca
ウニ、ガスパチョ
ボカディージョ
縞鯵
鮎
ソプラサーダ
ホッキ貝
アヒージョ
生ハムのスープ
サーロインステーキ
サーロインステーキ
毛蟹のパエリア
毛蟹のパエリア
毛蟹のパエリア
アイス
生チョコレート
抹茶ケーキ
ハーブティー
桃
パンおかわり
お肉
外観
調理工程
2021/09/04 更新
2021/01 訪問
出会ったことのないタイプの美味しさに感動
予約困難店として名高い「スペイン料理aca」さんへ念願の初訪。
お伺いするには常連さんに連れて行ってもらうか、予約サイトであるOMAKASEのクリック戦争を勝ち抜く必要があります。
毎日のようにSNSやレビューサイトでこちらのお店を絶賛する声を見るため、非常に楽しみにしながらお伺いしました。
座席はライブ感のあるカウンター8席のみ。
お料理の工程や、随所で活用される薪火などを見ることができます。
この日頂いたのは25,000円のおまかせメニュー。
内容は以下の通りです。
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・フグ白子のフリット
・コハダのボカディージョ
・サバの薪焼き
・エンパラーダ
・ノドグロのパエリア
・くもこと車海老のアヒージョ
・カブのカルドガジェゴ
・太刀魚のソテー
・近江牛ヒレの巻焼き
・松葉蟹のパエリア
・きんかん
・いもとミルクアイス
・生チョコレート
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ここからは印象に残っているお料理についてレビューしていきます。
・フグ白子のフリット
一品目はフグ白子のフリットにキャビアを合わせた贅沢な一品。
サクッとした衣の食感と、トロトロの白子の食感のハーモニーが堪りません。
キャビアの程よい塩気も白子の旨味を引き出していて、一品目からかなり完成度の高い一品です。
・コハダのボカディージョ
ボカディージョとは、フランスパンでハムやチーズ等を挟んだスペイン料理のこと。
簡単に言うとサンドイッチのようなイメージ。
こちらのボカディージョはどちらかと言うとお寿司のような、サンドしないスタイルが特徴的です。
マリネされたトマトの酸味がコハダの臭みを消し、旨味だけが感じられる素晴らしいバランスでした。
・エンパラーダ
聞き慣れないこちらのお料理は、もともとはパン生地でミートソースなどを覆ったお料理のこと。
本来は厚い生地を使うところを、こちらでは薄い生地で春巻きのように仕上げます。
中にある濃厚なミートソースがとにかく美味しく、老若男女全員が美味しいというであろう一品です。
木の芽がアクセントに使われており、香り付けに一役買っています。
これはもう2,3本食べたいと思う美味しさでした。
・くもこと車海老のアヒージョ
名前通り、大振りのくもこと車海老が入ったアヒージョ。
アヒージョ自体、安い居酒屋等でしか食べたことがなかったので、まずはその違いに驚き。
オリーブオイルの香りが香るオイルは少量でも味わいが強く、くもこや車海老に上品な旨味を付け加えます。
パンとの相性も抜群で、思わずパンをお代わりしてしまいました。
・カブのカルドガジェゴ
カルドガジェゴとはスペイン料理のポトフのようなもの。
ポトフではウィンナーやベーコンで出汁を取りますが、こちらは生ハムで出汁を取っています。
生ハムの程よい塩味がスープによく出ており、蕪の優しい味わいと合わさってとても繊細な一品となっています。
アヒージョの油が残っている口をリセットする重要な役割を果たします。
・近江牛ヒレの巻焼き
ステーキは近江牛を使用しており、ランプかヒレのどちらかを選ぶことが出来ます。
サシが綺麗に入ったランプも捨て難かったですが、やはりヒレの誘惑には負けられずヒレを注文。
これまで薪焼きの色々なお店でステーキを食べてきましたが、こちらのステーキは火入れがピカイチ。
表面にしっかりと焼き色がつき、中心部のレアな食感と、そして旨味の広がり方まで、文句なしのクオリティでした。
思わず目を閉じて味わいたくなる美味しさ。
諸事情により赤ワインと一緒に頂けなかったことだけが心残りです。
・松葉蟹のパエリア
お店の名物であるパエリア。
松葉蟹の濃厚な味がよく表現されており、単体でもかなり美味しいのですが、様々な変化を加えて楽しむことが出来ます。
まずは添えられたアイオリソースと山椒を合わせたペーストと一緒に頂くと、一気にスパイシーさが増した味わいに。
次は先ほど頂いたアヒージョのオイルを混ぜて、香りを付け加えて楽しみます。
他のお客さんは食べきれずにテイクアウトされてる方もいましたが、美味しすぎてまだまだ食べたいほどでした。
・いもとミルクアイス
デザートで心から美味しいと思えたのは久しぶり。
芋は表面にこんがりと焼き色が付いていて、苦味があるかと思いきやアイスクリームと絶妙にマッチしていました。
アイスクリームもヤギのミルクを使っていて、とても滑らかで優しい味わい。
デザートまで天才的な組み合わせを見せつけられ、最後まで脱帽していました。
総評、これまで出会ったことのないタイプの美味さを幾度も体験でき、非常に満足感が高いレストランでした。
前述の通りかなりの予約困難店ですが、何としても季節ごとに訪れたいお店です。
ご馳走さまでした。
参考：訪問時評価4.16
2021/01/14 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
〈食べログアワード2021 Silver受賞店〉
■アクセス
東京メトロ銀座線・三越前駅より徒歩2分
■訪問回数
2回目
■用途
知人とディナー
■概要
2013年に京都の地でオープンしたスペイン料理のお店。
ミシュランや食べログアワードGoldなど、様々なアワードを受賞されている名店中の名店です。
本場サンセバスチャンでも研鑽を積まれた東シェフのお料理は、スペイン料理をベースに独自のアイディアを盛り込んでおり、オリジナリティの高いお料理となっております。
公式ホームページはこちら
http://aca-kyoto.jp/
■メニュー
メニューはお任せコース（税込27,500円）のみ。
頂いたお料理は下記の通りです。
・ガスパチョ、赤ウニ、レンコン
・新子のボカディージョ
・縞鯵のグリル、赤玉ねぎ
・鮎のフリット、ガチャミーガス
・馬肉のソプラサーダ、大葉
・ホッキ貝、オクラ
・車海老とフカヒレのアヒージョ
・生ハムのスープ、たまごだけ
・サーロインステーキ
・毛蟹のパエリア
・山羊のアイス、オリーブオイル
・桃
・生チョコレート
■感想
今年1月に初めてお伺いし、衝撃を受けて以来の2回目になります。
スパニッシュをベースに東シェフのインスピレーションが加わったお料理は、どれも絶品かつ他では食べられない唯一無二の存在。
1品目のガスパチョはトマトの旨味と濃厚な赤ウニ、そしてレンコンの食感が絶妙なバランス。
どこか和食の面影を感じる繊細さがあります。
鮎のフリットは頭から尾の部分にかけて、味と食感のコントラストがあります。
食べ進めて行く中で別物のお料理となる面白い逸品でした。
燻製・熟成させたハモンセラーノで出汁を取ったスープは、塩などを使わずハムの旨味のみで味付けがされています。
ほのかに香る燻製の風味、そして優しい旨味が味覚のリフレッシュに一役買っていました。
名物のパエリアはそのまま食べてもよし、レモンで輪郭を整えるもよし、アイオリソースでアクセントをつけるもよし、アヒージョのオイルで旨味を増幅させるもよし、と選択肢が豊富すぎる逸品。
お代わりも頂くことができ、量も大満足です。
デザートは山羊のアイスにオリーブオイルとピスタチオを合わせたものが登場。
山羊のアイスは甘さが控えめで、オリーブオイルと組み合わせるとイタリアンでお馴染みのブラータチーズのような印象に。
こちらもここでしか頂けない代物です。
とにかく、感想を書いたらキリがないので以降は割愛。
また行ける機会を心待ちにしております。
ご馳走さまでした。
■訪問時の点数
4.51