6回
2024/04 訪問
一人も案外おすすめ!?安定の酒亭田中さん!
☆オススメポイント☆
①超予約困難店「鳥田中」がリニューアルオープン
②「鳥田中」時代から人気の〆メニュー含む、全品アラカルト注文スタイル
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人/職場の人との利用
【1〜9枚目】
「8本セット(3,400円)」
「ズッキーニ(400円)」
「酒亭田中」さん定番の串8本セット。
肉6本と野菜2本から構成される串をおまかせでコースのように提供していただける。
この日のラインナップは、
・もも
・レバー
・銀杏
・抱き身(胸)
・手羽先
・おたふく
・う玉(うずら)
・つくねキンカン
の8本。
特に印象的だったのは、もも、おたふく、う玉。
ももは、
カリッと仕上がった皮の部分と、もっちりジューシーな弾力ある肉質の食感の違いを楽しめる。
脂身の甘味も濃厚で、非常に美味しい。
おたふくは、
鶏の胸腺、リンパ脂の部位で、なかなか置いている焼鳥店は少ない。
脂身がかなり豊富で、焼肉の牛のホルモンと似たような味わい。
味わい深いのが好みだったが、人によってはやや重たいと感じるかもしれないので、そこはご注意を。
う玉は、
中がトロっとするくらいの、絶妙な火入れのもの。
これぞまさに技術の賜物。
また、この日は追加でズッキーニを注文。
しっかりと焼き上げられた宮崎県産の緑ズッキーニにバターとチーズをかけていただく、洋風な一本となっており、全てのお酒に合いそうな味わい。
【10〜13枚目】
「鶏そば 醤油(880円)」
「鶏そば 白湯(880円)」
「そぼろ丼(880円)」
「親子丼(880円)」
〆は安定の全種類。
特に今回は前回注文していなかった2品を中心に味わった。
鶏そばの醤油は、
鰹出汁と熊野地鶏のスープがベースとなっており、力強い旨味を感じられる。
動物系と魚介系がここまでうまくマッチした醤油ラーメンは、専門店でもなかなか出会えない。
そぼろ丼は、
甘辛く味付けされた旨味のある鶏そぼろがたっぷりとかかった、かなりコスパのいい丼。
そぼろは濃厚な卵黄とも相性抜群の味付けだった。
【14〜16枚目】
「低温調理刺し(660円)」
「自家製豆腐と地鶏そぼろ(660円)」
「ホワイトアスパラ天麩羅(880円)」
「たらの芽こし油天麩羅(880円)」
※天麩羅はそれぞれ0.5人前
低温調理刺しは、
白レバー、砂肝、ハツの3種類盛り合わせ。
特に白レバーは絶品で、ごま塩と相性抜群。
自家製豆腐と地鶏そぼろは、
もっちりとした食感が印象的な自家製豆腐に、地鶏そぼろの生姜煮、さらに茗荷やネギ、ザーサイといった様々な薬味を一緒に楽しむ一品。
間違いなく酒泥棒であろう味わい。
天麩羅は2種を半分ずつで盛り合わせにして提供していただけた。
ホワイトアスパラは、甘味を強く感じるもので、鰹塩とも相性いい。
たらの芽は新潟県産の天然物で、こし油という山菜も一緒に添えていただける。
苦味がある食材であるが、藻塩がその苦味をマイルドにしてくれる。
【17〜19枚目】
「お通し(1,200円)」
お通しは、
・小松菜の胡麻和え
・蛍烏賊スチーム
・筍
・鶏味噌
・桜海老の天麩羅
・水茄子の昆布漬け
という豪華すぎるラインナップ。
特に美味しかったのは桜海老の天麩羅。
桜海老のいい香りを楽しめる一品で、塩も3種類から楽しめる。
個人的には梅の塩と山椒塩が特によく合うと感じた。
【まとめ】
東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅にて、「鐘ヶ淵の奇跡」とも称されている「酒亭田中」さん。
かつては「鳥田中」さんとして、超予約困難店だったこちらのお店。
屋号を変えてからも通い続けており、リニューアル後4回目の訪問となった。
前回からちょうど1ヶ月後の訪問となった今回だが、それでもメニューはやや変わっており、リアルタイムに季節を感じることができるのも素晴らしい点。
また、頻度高く通っても、アラカルトスタイルなので、前回とは異なるメニューを注文できる。
今回気づいたのは、1人での訪問の方も意外と多い点。
全10席なので、他のグループの人数次第では1人枠がよく出るそうで、予約としては結構取りやすいのだとか。
次回は1人での訪問にもチャレンジしてみたい。
焼鳥8本セット(もも)
焼鳥8本セット(レバー)
焼鳥8本セット(銀杏)
焼鳥8本セット(抱き身)
焼鳥8本セット(手羽先)
焼鳥8本セット(う玉)
焼鳥8本セット(おたふく)
焼鳥8本セット(つくねキンカン)
ズッキーニ
鶏そば 醤油
鶏そば 白湯
そぼろ丼
親子丼
低温調理刺し
自家製豆腐と地鶏そぼろ
ホワイトアスパラ天麩羅・たらの芽こし油天麩羅
お通し(小松菜胡麻和え・蛍烏賊スチーム・筍・鶏味噌)
お通し(桜海老の天麩羅)
水茄子の昆布漬け
内観
外観
2024/04/25 更新
2024/03 訪問
焼鳥もだけど、一品料理が本当に美味しい!
☆オススメポイント☆
①超予約困難店「鳥田中」がリニューアルオープン
②「鳥田中」時代から人気の〆メニュー含む、全品アラカルト注文スタイル
【オススメ利用シーン】
デート・友人/知人/職場の人との利用
【1〜8枚目】
「8本セット(3,400円)」
定番の串8本セット。
8本セットは、肉6本、野菜2本の構成で、種類とタイミングはおまかせ。
ただ、アラカルトで注文するよりもお得な価格となっているので、基本的にはこちらで注文することをお勧めしたい。
笹身山葵は、
ややレアな火入れになっており、中はふわふわ。
御殿場産山葵を使用しており、刺激的すぎない辛味と豊かな香りが、笹身の甘味を引き立ててくれる。
レバーは、
内側がトロトロで、旨味が濃厚。
香ばしい炭火の香りもレバーに移り、とても美味しい。
手羽は、
プリプリの脂身のしっかりとしたもので、濃厚な味わい。
骨が抜かれた状態で提供してくれるという配慮も嬉しい。
ハラミは、
鶏の腹壁の筋肉のことで、肉汁が滴るジューシーさが特徴。
濃い旨味も美味しい。
ズッキーニは、
宮崎県産緑ズッキーニを使用したもので、それに削りチーズをまぶした一品。
火が入り甘みの出てきたズッキーニに、チーズの塩気と胡椒の刺激がよく合う。
う玉は、
愛知県産のうずらの卵を使用したもので、それをトロトロ状態の半熟で提供してくれるという、まさに手腕が活かされた一本。
濃厚な黄身の甘みと、ほんのり感じる山椒がよく合う。
振り袖は、
肩の肉のあたりで、よく動く分歯応えがしっかりとしている。
皮のパリッとした感じと、引き締まった身の歯応えの対比が楽しい。
つくねは、
外は軽くカリッと、中はとてもふっくらとした、こちらも火入れの絶妙さゆえに実現されている一本。
【9〜10枚目】
「低温調理刺し(600円)」
「笹身昆布〆(600円)」
鳥田中さん時代からお気に入りだったのが刺し系メニュー。
低温調理刺しは、
濃厚ながらも、クセのない白レバーと、砂肝、ハツの盛り合わせ。
どれも本当にクセがなく、旨味・甘味が強く、かつ低温調理のため、健康面にも嬉しい。
笹身昆布〆は、
脂身が少なくさっぱりとしながらも、旨味はしっかりと感じる笹身を、天然羅白昆布で〆たもので、旨味が笹身にも乗り移っていて、かなり美味しい。
【11〜12枚目】
「親子丼(880円)」
「鶏そば 白湯(880円)」
酒亭田中さんと言えば、やっぱり締めもの。
そんな中、今回はこれら2つを注文。
親子丼は、
トロトロの半熟に仕上がった玉子が特徴的なもので、他店に比べてもかなり出汁の塩梅が抜群。
玉子の甘みを消さず、鶏肉の旨みも消さない。
鶏そばの白湯は、
その美しさに目を惹かれることだろう。
スープを飲むと、濃厚ながらもそこまで重すぎない白湯スープとなっており、それがよく絡むように麺も細麺。
個人的にはトッピングの味玉もかなり濃厚で、かなり好きなところである。
【13〜16枚目】
「お通し3品」
最初に提供されたのは、おつまみ系のメニューが盛り合わせになった、お酒が好きな人にはとても嬉しい内容。
桜チップで燻製された蛍烏賊、クレソンの胡麻和え、山芋の酢味噌乗せ、筍の木の芽味噌乗せの内容。
特にクレソンの胡麻和えは、風味が閉じ込められており、とても美味しい。
続いては、ホワイトアスパラの天ぷらと、海老真丈の2品。
特に、海老真丈については、中がふわふわ。
かなり美味しく、単品としても追加したいと思えるレベル。
最後は水茄子の昆布漬け。
大阪の泉州水茄子を利用しており、非常に瑞々しい。
そこにりんごのすりおろしを添えてあり、かなりさっぱりとした箸休め的な一品。
焼き鳥をいただく時まで取っておいてもいいかもしれない。
【まとめ】
東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅にて、「鐘ヶ淵の奇跡」とも称されている「酒亭田中」さん。
かつては「鳥田中」さんとして、超予約困難店だったこちらのお店。
屋号を変えてからも通い続けており、リニューアル後3回目の訪問となった。
屋号を変えたことで食べログの評価はリセットされたにも関わらず、評価は瞬く間にTOP5000入り。
やはり実力は本物。
前回とは一品料理の品揃えも大きく変わり、季節を感じることができるのも素晴らしい点。
また、頻度高く通っても、アラカルトスタイルなので、前回とは異なるメニューを注文できる。
今回も追加串や〆までしっかり頼んで一人8,000円台。
やはり都内とは思えないコストパフォーマンスである。
焼鳥8本セット(レバー)
焼鳥8本セット(笹身山葵)
焼鳥8本セット(手羽)
焼鳥8本セット(ハラミ)
焼鳥8本セット(ズッキーニ)
焼鳥8本セット(う玉)
焼鳥8本セット(抱き身)
焼鳥8本セット(つくね)
低温調理刺し
笹身昆布〆
親子丼
鶏そば白湯
お通し3品(蛍烏賊スチーム・山芋酢味噌・クレソン胡麻和え・筍木の芽味噌)
お通し3品(ホワイトアスパラの天ぷら・海老真丈)
お通し3品(ホワイトアスパラの天ぷら・海老真丈)
お通し3品(水茄子昆布漬け)
外観
2024/03/19 更新
2024/01 訪問
やっぱりコスパNo.1焼鳥店はココで決まり!
☆オススメポイント☆
①超予約困難店「鳥田中」がリニューアルオープン
②「鳥田中」時代から人気の〆メニュー含む、全品アラカルト注文スタイル
【オススメ利用シーン】
デート・友人/知人/職場の人との利用
【1〜3枚目】
「鶏そば 白湯(880円)」
「親子丼(880円)」
「Curry SS size(440円)」
酒亭田中さんと言えば、やはり鳥田中時代から注目を集めていた専門店顔負けレベルの〆の数々。
1回の訪問で〆を全て制覇していく人もいるくらいの人気の高さである。
今回は3種類を注文。
鶏そばは、
非常に濃厚で、鶏出汁の旨味が凝縮された白湯スープベースのもので、細麺がスープによく絡む。
チャーシューとして炭火焼きの鶏肉と半熟の煮卵も乗っており、そのビジュアルは専門店の鶏白湯ラーメンに全く引けを取らない。
鶏そばはこのほかにも、鰹出汁のもの、そして季節限定の芹ラーメンや牡蠣ラーメンもあったので、もしメニューに載ってなくても、一声かけてみても良いかもしれない。
親子丼は、
トロトロの半熟のものなのだが、酒亭田中さんの親子丼は他店のものに比べてかなり出汁がしっかりと効いている。
元々日本料理で修行された店主の方だからこそのこだわりだろう。
親子丼の中でもトップクラスの美味しさのものである。
カレーは、
酒亭田中さんにリニューアルされてから追加された新メニュー。
辛味のしっかりとしたスパイスカレーなのだが、その奥に林檎の甘みと牛すじの旨味が広がる、これまた専門店レベルの至極の一品。
【4〜12枚目】
「8本セット(3,300円)」
「茄子(400円)」
串は単品でも注文できるが、定番は5本か8本のセットを注文する。
今回は肉系6本、野菜系2本の8本コースをチョイス。
内容は、
・熊野地鶏 抱き身(もも)
・熊野地鶏 レバー
・手羽中
・砂肝
・椎茸 あわちび天
・熊野地鶏 ねぎま
・う玉
・つくねきんかん
の8本。
特に印象的だったのは、抱き身、う玉、つくねきんかんの3本。
抱き身は、
ふわっふわの身とパリッとした皮の両方が楽しめる一本となっており、持ち上げると滴る程のジューシーな肉質が楽しめる。
う玉は、
いわゆるうずらの卵のことで、白身部分がもっちもちで、中は少し半熟。
火が通り過ぎると、こんなもちもち感は出せないので、熟練の技が光る一本だった。
つくねきんかんは、
つくねときんかんの上にグラナパダーノチーズというイタリアのハードチーズを削りかけて頂く、洋風な一本。
オススメの食べ方は、きんかんを口に含み、口全体に濃厚な黄身の味わいと燻製の香りを広げたあと、ふわふわのつくねを頬張る。
こうすることで、口の中でつくねの黄身付けを完成させる事ができ、マリアージュを生み出せる。
そして追加で茄子も注文。
熊本県産の赤茄子は、トロトロの味わいで、甘味すら感じる。
醤油が染み込み、生姜の風味もあいまり、〆の一本にはちょうど良かった。
【13〜16枚目】
「白レバー刺し(880円)」
「お通し3品」
毎回注文している、白レバー刺し。
熊野地鶏の白レバーに、ハツと砂肝を盛り合わせた一品で、どれも全く臭みを感じない、素晴らしい鮮度のもの。
特に白レバーは、濃厚な味わいと旨味で、絶品の一言。
酒亭田中さんになって変わった点である、お通し3品。
日替わりでおつまみを3品いただけるが、このクオリティも高いのが推せるポイント。
この日は、
・白湯スープ
・本鮪の手巻き
・天婦羅盛り合わせ
の3品。
白湯スープは、
とにかく美しい見た目で、濃厚な味わい。
鶏そばのベースともなっているもので、旨味は抜群。
本鮪は、
塩釜産のもので、濃厚な赤身の味わいを楽しめる。
天婦羅は、
生うど、タラの芽、蕗の薹の3種盛りで、苦味がクセになる。
【まとめ】
東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅にて、「鐘ヶ淵の奇跡」とも称されている「酒亭田中」さん。
かつては「鳥田中」さんとして、超予約困難店だったこちらのお店。
今回は屋号を変えてから2回目の訪問となった。
前回とは一品料理の品揃えも大きく変わり、季節を感じることができるのも素晴らしい点。
また、頻度高く通っても、アラカルトスタイルなので、前回とは異なるメニューを注文できる。
今回も追加串や〆までしっかり頼んで一人8,000円台。
やはり都内とは思えないコストパフォーマンスである。
鶏そば 白湯
親子丼
Curry SS size
焼鳥8本セット(抱き身)
焼鳥8本セット(レバー)
焼鳥8本セット(手羽中)
焼鳥8本セット(砂肝)
焼鳥8本セット(椎茸)
焼鳥8本セット(ねぎま)
焼鳥8本セット(う玉)
焼鳥8本セット(つくねきんかん)
茄子
白レバー刺し
お通し(白湯スープ)
お通し(塩釜本鮪)
お通し(天婦羅3種)
内観
外観
外観
2024/01/12 更新
2023/10 訪問
アラカルトになり、更に何度でも通いたくなった酒亭田中さん!
☆オススメポイント☆
①超予約困難店「鳥田中」がリニューアルオープン
②「鳥田中」時代から人気の〆メニュー含む、全品アラカルト注文スタイル
【オススメ利用シーン】
デート・友人/知人/職場の人との利用
【1〜8枚目】
「焼鳥5本セット(2,000円)」
「せせり(480円)」
「ねぎま(440円)」
「つくねキンカン(550円)」
焼鳥のセットは5本と8本。
今回は5本セットを注文した。
1本目はレバー。
濃厚な口当たりと、深みのある旨味が特徴的。
タレは少なめで、レバー本来の甘味が楽しめる。
2本目は熊野地鶏のもも。
パリパリの皮と、しっかりした歯応えの身のギャップを楽しめる。
肉汁も滴るほどのジューシーさも印象的。
3本目は石川県産加賀蓮根。
通常の蓮根よりも穴の部分が小さく、かつでんぷん質が多めのため粘り気が強い。
味わう時間が長くなるほど、口の中で粘り気を帯びてくる感覚があった。
4本目は愛知県産う玉。
いわゆるうずらの卵で、外側は火が通っているが、内側は半熟のトロトロな仕上がり。
絶妙な火入れであった。
5本目は熊野地鶏の振り袖。
振り袖とは、肩のお肉のことで、ももよりもやや柔らかく、かつ脂身が多い印象を受けた。
こちらもジューシーで、口いっぱいに肉汁が広がる。
追加1本目はせせり。
首のお肉であるせせりは、柔らかく、何より旨味が濃厚。
炭の香りをしっかりと纏い、味わい深い。
追加2本目はねぎま。
身の大きなもも、すね肉とネギが交互に楽しめる。
肉の甘味、そしてネギの甘味が両方楽しめる一本。
追加3本目はつくね。
今回はつくねにキンカンをトッピングしたつくねキンカンをチョイス。
歯を入れると、プチッと口に広がる燻製の香りが楽しめるキンカンと、ふわふわで肉の甘味を感じるつくねを口内でマリアージュして楽しめる。
【9枚目】
「白レバー刺し(770円)」
熊野地鶏の白レバー、そしてハツ、砂肝の盛り合わせ。
どれも新鮮で臭みなく、とても美味しいのだが、その中でも特筆したいのが白レバー。
濃厚な口当たりで、まるでフォアグラのような味わいであり、甘味も感じるほど。
ごま油をベースにしたごまだれとの相性がとてもいい。
【10〜13枚目】
「鶏そば 白湯(880円)」
「親子丼(880円)」
「curry SS size(440円)」
鶏そばの白湯は、
鶏出汁の白湯スープベースのラーメンとなっており、非常に濃厚で、旨味が凝縮された一品。
ただ、実は塩気はそれほど強くなく、むしろマイルドで、それより鶏の脂の甘味を強く感じられる。
トロトロの半熟煮卵が楽しめるのも嬉しい。
親子丼は、
元日本料理出身の店主ならではの出汁の効いたもので、出汁をしっかりと含んだ卵部分がご飯と相性抜群。
鶏肉も炭火で火が入っており、香ばしい香りも楽しめる。
そして個人的にかなり推したいのがカレー。
鶏肉ではなく、こちらは牛すじが入ったものなのだが、ベースにはラーメンと同様に白湯スープが利用されているのだとか。
最初の口当たりはフルーティーで甘いという印象なのだが、その後から一気に旨味が押し寄せてきて、最後はスパイスの辛味がしっかりと残り続ける。
このループから抜け出せなくなる、中毒性抜群の絶品すぎるカレーである。
【まとめ】
東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅にて、「鐘ヶ淵の奇跡」とも称されている「酒亭田中」さん。
かつては「鳥田中」さんとして、超予約困難店だったこちらのお店。
今回は屋号を変えてから2回目の訪問となった。
前回とは一品料理の品揃えも大きく変わり、季節を感じることができるのも素晴らしい点。
また、頻度高く通っても、アラカルトスタイルなので、前回とは異なるメニューを注文できる。
今回も前回同様にそのコスパの良さには驚かされた。
日本酒はもちろん、追加串や〆までしっかり頼んで一人6,000円台。
やはり都内とは思えないコストパフォーマンスである。
焼鳥5本セット(レバー)
焼鳥5本セット(もも)
焼鳥5本セット(蓮根)
焼鳥5本セット(う玉)
焼鳥5本セット(振り袖)
せせり
ねぎま
つくねキンカン
白レバー刺し
鶏そば 白湯
鶏そば 白湯
親子丼
curry SS size
お通し(ちりめんじゃこ・海老芋・茄子)
口直し(茹で落花生・醤油漬け大根)
十四代
雅楽代
外観
2023/10/24 更新
2023/08 訪問
鐘ヶ淵の伝説が、リニューアルして蘇る、、!
☆オススメポイント☆
①超予約困難店「鳥田中」がリニューアルオープン
②「鳥田中」時代から人気の〆メニュー含む、全品アラカルト注文スタイル
【オススメ利用シーン】
デート・友人/知人/職場の人との利用
【1〜8枚目】
「焼鳥8本セット(3,000円)」
アラカルトスタイルになり、焼鳥は1本ずつ注文可能になったのだが、おまかせスタイルで複数本を提供いただける、セットメニューも存在した。
セットは5本(肉4本 野菜1本)か今回注文した8本(肉6本 野菜2本)から選べる。
まず1本目の熊野地鶏のももは、
非常に柔らかい肉質で、とてもジューシー。
ややレアな火入れのため、肉が硬くなりすぎていないが、皮はパリパリになっているのもgood。
2本目の黒さつま鶏のレバーは、
まさにミディアムレアといった絶妙な火入れで、レアのしっとり感と、よく焼きによる旨味の両方を兼ね備えていた。
3本目の山形県産アスパラガスは、
程よい塩気で、アスパラ本来の甘さも活きている。
4本目の熊野地鶏の振り袖は、
鶏の肩の辺りの部位で、見た目はももに似ているが、ももよりも歯応えがあり、赤身の感じが強い。
5本目の手羽先は、
皮がパリパリ、身はしっかり脂が乗ってジューシーで、強めの塩気がクセになる。
骨が取り除きやすいように切り込みが入っているのも嬉しい配慮。
6本目のうずらは、
今までに味わったことのないような、もっちりとした白身の食感と、中からはトロりとした黄身が溢れてくるという、こちらも絶妙な火入れ。
7本目の熊野地鶏のおたふくは、
別名しびれとも言われる、胸腺に当たる部位。
脂身が豊富で、皮とも似ている部分もあるが、それよりも身の部分も付いており、甘さを感じる。
8本目のつくねは、
大きすぎず、小さすぎずなちょうど良い大きさのもので、中はふわふわの仕上がり。
【9〜13枚目】
「ソリレス(480円)」
「あか(440円)」
「ズッキーニ(360円)」
「ボンペタ(400円)」
「茄子(360円)」
追加注文した5本。
熊野地鶏のソリレスは、
ももの付け根に当たる部位で、ももに近しい食感ではあるが、ももよりも少し脂身が多いため、脂身の旨みも楽しめる。
熊野地鶏のあかは、
内ももの中でも柔らかい箇所の部位で、赤身が中心の食べ応えのあるもの。
胡椒が強めに効いており、病みつきになる味わい。
個人的には一番ヒットだったかもしれない。
宮崎県産緑ズッキーニは、
シンプルに塩気も控えめで、ズッキーニ本来の味わいを楽しめる。
熊野地鶏のボンペタは、
ボンと言われるテールと、ペタと言われる腰肉を合わせた部位で、テールはぼんじりの事なので、割と馴染みのある部位かと。
非常に脂身が豊富で、ジューシーで甘みも感じる。
京都府山科産の京茄子は、
シンプルに塩と生姜で。
茄子本来の甘みを感じることができる。
トロっとした食感も美味しい。
【14〜16枚目】
「お通し3品(800円)」
コース提供ではなくなった分、お通しの数も増えた様子。
まずは「イチジクとシャインマスカットの白和え」。
イチジクは、福岡産の「とよみつひめ」を利用しており、シャインマスカットは岡山産。
シャインマスカットとイチジクの2段階の甘さ、そしてほんのり塩気の効いた白和えがそれぞれとよく合う。
続いては「茄子の揚げ浸しと山科唐辛子」。
茄子は新潟県魚沼産の「深雪茄子」で、みずみずしさが溢れる。
これに自家製のりんごのドレッシングを合わせることで、甘さと酸味が茄子によく合う。
そして「絹もずくの生姜酢和え」。
絹もずくは、石川県能登特産のもので、歯切れの良さが一味違う。
【17〜19枚目】
「熊野地鶏白肝(770円)」
「とうもろこし 天麩羅(770円)」
「箸休め」
熊野地鶏の白レバーと砂肝の刺し盛り。
白レバーは、全くと言って良いほど臭みがなく、濃厚な旨みで、素材の良さを堪能できる。
砂肝もコリコリとした食感で、自然な甘みを感じた。
とうもろこしは、青森県弘前産の「嶽きみ」という品種で、とにかく甘さが特徴。
衣はあえて薄めにしており、とうもろこし本来の甘さを楽しめる。
箸休めには枝豆と大根の醤油漬けを提供していただいたが、「酒亭」に変わってからよりお酒が合うお店になっている気がする。
【20〜23枚目】
「親子丼(770円)」
「そぼろ丼(770円)」
「鶏そば 濃厚白湯スープ(880円)」
「curry SSsize(440円)」
「鳥田中」さん時代から有名だった締めのクオリティは、「酒亭田中」さんになっても健在。
親子丼は、
出汁がしっかりと効いた本格派で、トロトロの玉子は甘みもあり、ご飯が進みすぎる。
そぼろ丼は、
旨味があって、上品な味わいのそぼろに、自家製のやや甘めのタレが最高によく合う。
黄身もとても濃厚で、これまたご飯が進みすぎる。
鶏そばは、
美しい見た目の白湯スープで、濃厚な味わいではあるものの、後味は意外にもさっぱりで、あっという間にスープを飲んでしまえる。
トッピングの煮卵も、専門店以上のクオリティ。
そして新たに加わったカレーは、
A5ランク黒毛和牛の牛すじとりんご、マンゴーを合わせた特製カレー。
濃厚すぎる旨味と、甘さ、ほんのりとした辛さで、絶品すぎる味わい。
カレー専門店でも滅多にお目にかかれないクオリティだった。
【まとめ】
東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅という、都心からはやや離れた場所で、かつて「鐘ヶ淵の奇跡」とも称された、伝説の鳥料理店「鳥田中」さんは営業されていた。
毎月の予約開始日には、電話が殺到し、1,000回近くかけてもかからない事はザラ。
そんな超予約困難店は、2022年の12月末をもって、突如閉店してしまった。
数多くのグルメ通を唸らせた事もあり、グルメ通の間ではかなり話題となっていたが、そんな「鳥田中」さんが、屋号を変えて2023年5月末にリニューアルオープンした。
「酒亭田中」さんになった事による大きな違いは、一つがアラカルトになった事。
かつて「鳥田中」時代では、コース一本だったが、こちらでは焼鳥や一品料理含め、全て自分たちで注文する。
そしてもう一つが予約方法。
かつては毎月決まった日時に予約開始であり、それ以外はなかなか予約出来なかったが、今回は店主「田中惣一郎」氏のInstagramアカウントで当日のキャンセル席募集などもやっているため、そこで空き状況を確認できるようになった。
「酒亭田中」さんに変わっても、変わらないのはコスパの良さ。
全国各地から取り寄せた素材を、最高のクオリティで提供していただけるにも関わらず、1万円前後で収まる。
確かに場所的にはやや辺鄙な点はあるが、このコスパは衝撃的。
全国の中でも有数のコスパの良さではなかろうか。
焼鳥8本セット(もも)
焼鳥8本セット(レバー)
焼鳥8本セット(アスパラガス)
焼鳥8本セット(振り袖)
焼鳥8本セット(手羽先)
焼鳥8本セット(うずら)
焼鳥8本セット(おたふく)
焼鳥8本セット(つくね)
ソリレス
あか
ズッキーニ
ボンペタ
茄子
お通し(シャインマスカットとイチジクの白和え)
お通し(深雪茄子の揚げ浸しと山科唐辛子 りんごドレッシング添え)
お通し(絹もずくの生姜酢和え)
熊野地鶏白肝
とうもろこしの天麩羅
箸休め(大根の醤油漬けと枝豆)
親子丼
そぼろ丼
鶏そば 濃厚白湯スープ
curry SSsize
内観
内観
外観
外観
2023/08/25 更新
☆オススメポイント☆
①都心では実現できない圧倒的なコスパ
②日本料理出身の兄弟が営む、焼鳥と和食の饗宴
【予算】
10,000〜15,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
友人/知人/職場の人との利用
【メニュー】
「おまかせコース(8,500円)」
「はつもと(600円)」
「う玉(450円)」
【1〜8枚目】
「おまかせ串6本」
「はつもと(600円)」
「う玉(450円)」
この日の串は、
・抱き身
・レバー
・ねぎま
・手羽
・アスパラガス
・つくねきんかん(+150円)
という内容。
どれもポーションが大きく、食べ応え抜群。
この中でも特に印象に残ったのは、ねぎまとアスパラガス。
ねぎまは、
かなりジューシーで、かつ弾力のある歯応えが心地よい。
甘さもある脂身と、ネギの甘みが最高。
アスパラガスは、
山形県産グリーンアスパラで、火入れにより本来の甘さがグッと高まっており、かつ塩気がさらに甘さを際立ててくれる。
みずみずしさも失われていないあたりは、焼きの技術が実現しているのだろう。
追加串には、
心臓の元であるはつもとと、うずらの卵。
はつもとは、かなり脂身豊富で、旨味が凝縮されている。
う玉は、とろけるような黄身の半熟度合いで、田中さんの技術を感じる1本。
【9〜10枚目】
「親子丼」
「鶏白湯ラーメン 塩」
〆ものは、
・親子丼
・そぼろ丼
・鶏白湯ラーメン 醤油
・鶏白湯ラーメン 塩
・カレーライス
の中から1人1つ選べる。
今回は同行者と2品をシェアした。
親子丼は、
やはり安定の出汁とトロトロ卵のマリアージュを楽しめるレアな仕上がりの親子丼。
鶏肉は炭火の香りが乗り移っており、香ばしい香りとまろやかな黄身の味わいが相性いい。
鶏白湯ラーメン 塩は、
まずその見た目の美しさに心惹かれる、芸術作品のような一品。
そのスープは超濃厚な鶏白湯で、専門店をも凌ぐ。
細麺がスープによく絡んでとても美味しい。
【11〜16枚目】
「おつまみ3品」
「冷製茶碗蒸し」
「雲丹茄子」
「揚げ合わせ」
「箸休め」
「漬物合わせ」
おつまみは、
・枝豆山椒醤油漬け
・アメーラトマト熟成黒酢
・大徳寺麩胡麻和え
の3種。
どれもお酒好きにはたまらないアテで、まるで実家のような安心感のある突き出し。
冷製茶碗蒸しは、
上から茨城県産ゴールドラッシュのすり流しをかけた季節の一品で、とうもろこしの甘みがギュッと凝縮されており、めちゃくちゃ美味しい。
雲丹茄子は、
京都の丸茄子に合わせ田楽味噌、そしてその上からたっぷりのむらさき雲丹を乗せた贅沢な一品。
以前はなかったように思うので、コースになりパワーアップした一品か。
揚げ合わせは、
・千葉県産太刀魚
・岩手県産帆立
・京都産ししとう
というラインナップ。
特に太刀魚の柔らかさと旨みは別格で、高級料亭で出てきてもおかしくないレベルの一品。
箸休めには、
・長野県産シャインマスカットの白和え
・和歌山県産碓井豆甘煮
特にシャインマスカットの白和えは、めちゃくちゃ甘みが強いシャインマスカットで、それを白和えの優しい風味が包み込んでくれる。
漬物合わせは、
・大根醤油漬
・山芋山葵
・セロリ返し醤油漬け
・野辺地善甘酢漬け
という豪華な盛り合わせ。
これだけでもお酒が飲めそうな内容。
【まとめ】
浅草から群馬県伊勢崎までを結ぶ東武伊勢崎線沿線で、閑静な住宅街である鐘ヶ淵駅。
この辺りにお住まいが無い方からすると、ほとんど利用することはないかもしれない駅だが、そんな場所に「鐘ヶ淵の奇跡」として君臨するのが「酒亭 田中」さん。
かつては「鳥田中」として営業されており、一時期は食べログBronzeを獲得していたお店だったが、人気絶頂のタイミングでリニューアルされ、2023年5月に「酒亭 田中」さんとして再度オープン。
そしてあっという間に再び食べログBronze、百名店選出、さらにはミシュランの公式サイトにも紹介される日本を代表する焼鳥店に。
実力が確かであることを証明する結果であろう。
この日は休日の20:00に予約をして訪問。
基本的には完全予約制で、毎月20日にテーブルチェックで翌月分の予約開始。
かつては電話をかけ続けないと予約が取れない困難店であったが、サイトに移行してからは比較的取りやすくなった感覚がある。
かつての鳥田中さんのようなコース仕立てになったおかげで、一品系をより堪能できるようになった感覚がある。
もちろん串の追加や〆の追加もできるので、楽しみ方のバリエーションが増えた感覚である。