3回
2024/12 訪問
一味違う薪火の世界を惹き込まれる、都内最高峰の焼鳥専門店!
☆オススメポイント☆
①全国TOP10の超予約困難焼鳥店
②薪火を使ったここでしか味わえない焼鳥
【オススメ利用シーン】
デート・記念日・会食・接待・友人/知人との利用
【メニュー】
「おまかせコース(16,000円)」
【1〜4枚目】
「秋田高原比内 むね」
「秋田高原比内 もも」
「山口長州鶏 レバー」
「山口長州鶏 ハツ」
秋田高原比内地鶏は、雌鶏だけであり、柔らかさとしっかりとしたかみごたえを併せ持ち、脂の風味が上質なのが特徴。
むね肉は、
ふわふわもちもちという形容詞が似合う食感の豊かさで、脂身の甘み、そして上に乗った自家製ハリッサのトマトの酸味や風味が全体をまとめてくれる。
もも肉は、
薪の香りを纏っており、こちらもふわふわで脂身が濃厚。
むね肉よりも少しだけ赤身の旨みも強め。
山口長州鶏は、とにかく安全性が高く、肉の臭みが少ないのが特徴。
レバーは、
長州鶏ゆえの臭みのなさで、甘みがある。
これ以上火入れしたら固くなるし、もう少し甘いと旨味が出てこないという絶妙な具合で、実力を最も感じられる。
ハツは、
プリプリで、弾けてしまうような弾力性が印象的。
串の根元に山椒がかかっており、最後はさっぱりと終えられる。
【5〜8枚目】
「秋田高原比内 ふくらはぎ」
「秋田高原比内 かた」
「手羽先」
「ドライトマトと蕪の白和え」
秋田高原比内地鶏のふくらはぎは、
焼鳥としてはかなり珍しい部位。
非常に綺麗な断面で、外はカリカリ、中はもっちりとしており、弾力のある肉質が印象的。
脂身もしっかり感じられるが、土佐酢のおろしが相性抜群。
同じく秋田高原比内地鶏のかた肉は、
レタスを間に挟み、上に生胡椒をかけたもの。
脂身が豊富なため、レタスの食感が嬉しい。
生胡椒の香りが良く、これだけでお酒好きな方は1杯飲めそう。
手羽先は、
かなりパリパリに仕上げられた皮目が美味しい。
中にはねぎが入っており、ねぎまのようなアレンジも楽しめる。
上に乗った柚子胡椒の香りもアクセントでよく合う。
お口直し代わりのドライトマトと蕪の白和え。
甘味と塩味を両方楽しめるドライトマトに、優しい甘さの白和えがとてもよく合う。
【9〜12枚目】
「秋田高原比内 むね とりわさ」
「薪焼きマッシュルーム」
「鶏焼売のお椀」
「薪焼きブラウンえのきの茶碗蒸し」
秋田高原比内地鶏のむね肉を、鶏わさとしていただくこちら。
弾力が強く、焼いた時よりも甘みが強い。
わさびの辛味も相まって、甘さがさらに引き立つ。
薪焼きマッシュルームは、
ささみの鶏節をかけていただく。
とても香りの良いマッシュルームで、そこに合わせる鶏節はそこまで塩味が強くなく、マイルドな印象のため、マッシュルームの香りを打ち消さない。
鶏焼売が入ったお椀は、
最初はとてもすっきりとした味わいの鶏出汁が入っており、その後に鶏焼売を割ると、中から溢れ出る鶏の脂身が溶け出していき、徐々に濃くなっていくのがわかる。
薪焼きブラウンえのきの入った茶碗蒸しは、
とにかく香りが濃厚。
あんかけになっているため、最後まで薪の香りが逃げない。
【13〜15枚目】
「薪焼きブロッコリー」
「薪焼きトースト」
「海老芋の唐揚げ」
薪焼きブロッコリーは、
焼き上げたことで甘みが出つつも、火が入りすぎていない分食感が損なわれていないのが印象的。
パルミジャーノレッジャーノの塩気が甘さを引き立てる。
薪焼きトーストは、
通常のトースターでは出せないような、外はカリカリ、中は水分が飛んでおらずモチモチという唯一無二の食感。
香りも良く、そこに自家製の鶏のリエットが塗られており、最高に美味しい。
海老芋の唐揚げは、
豆乳と鶏出汁で作った餡に柚子を振りかけたもの。
甘みのある海老芋に、優しい味わいの鶏出汁餡がよく合う。
【16〜21枚目】
「そぼろご飯」
「デザート」
新神戸さんの名物でもある土鍋のそぼろご飯。
土鍋のご飯の中に、薪火で焼き上げたそぼろを入れ込み、最後に香りつけに煙を上げる薪を直接放り込むという斬新なアイデアのご飯もの。
まずはニラと共にいただくが、
そぼろの脂と薪の香りが米一粒一粒にコーティングされ、とんでもない旨味と香りに。
2杯目はうずらの卵とタレでいただくが、濃厚さが増してさらに美味しくなる。
3杯目はねぎのかんずりと生姜と共に。さっぱりとした印象になり3杯目にも関わらずあっという間に食べられてしまう。
結局4杯目も食べてしまった。
合わせて提供される鶏油を使用した赤だしも、濃厚さがすごく、唯一無二の味わい。
デザートのシャインマスカット飴は、
一般的なフルーツ飴とは一線を画すもので、ソフトな飴。
シャインマスカットの甘味も活かしたとても美味しいもの。
そして定番の燻製生キャラメルは、
濃厚中の濃厚。
なのになぜか全くくどくなく、むしろもっと欲しくなる。
東方美人茶がいいペアリングになる。
【まとめ】
薪焼きという新たなジャンルを確立したと言っても過言ではない、グルメ界の巨匠「末富 信」氏と、数々の名店で研鑽を積んだ「疋田 豊樹」氏がタッグを組み、あっという間に食べログGOLDを受賞するほど人気店へと登り詰めた、超予約困難店「薪鳥新神戸」さん。
かつては麻布十番で営業されていたが、2023年11月ごろから現在の場所の赤坂見附に移転。
やはり薪火で焼き上げる焼鳥は、炭火とは一線画すもの。
どちらも良いところがあるので、一概に甲乙付け難いが、滅多にできない経験であることは間違いない。
今回は4回目の訪問となったが、毎度感動の大きさが変わらないのは本物の証。
1年以上待たないと食べられないのも納得である。
ちなみにお店の場所はかなりわかりづらく、赤坂見附駅から近い方のビルの入り口には表札がなく、裏側の駐車場を抜けたところの非常口のようなところからお店に入る。
初回訪問の方は時間に余裕を持って訪問することをお勧めする。
秋田高原比内 むね
秋田高原比内 もも
山口長州鶏 レバー
山口長州鶏 ハツ
秋田高原比内 ふくらはぎ
秋田高原比内 かた
手羽先
ドライトマトと蕪の白和え
秋田高原比内 むね とりわさ
薪焼きマッシュルーム
鶏焼売のお椀
薪焼きブラウンえのきの茶碗蒸し
薪焼きブロッコリー
薪焼きトースト
海老芋の唐揚げ
そぼろご飯
そぼろご飯(1杯目)
そぼろご飯(2杯目)
そぼろご飯(3杯目)
シャインマスカット飴・燻製生キャラメル・東方美人
燻製生キャラメル
本日の水出し茶
内観
内観
外観
外観
外観
2024/12/07 更新
2023/12 訪問
薪鳥という新たなジャンルを確立した、伝説の店舗が移転して再出発!
☆オススメポイント☆
①予約2年以上待ちの超人気焼鳥店が移転し再オープン
②薪火を使ったここでしか味わえない焼鳥
【オススメ利用シーン】
デート・記念日・会食・接待・友人/知人との利用
【メニュー】
「おまかせコース(15,000円)」
※サービス料別
【1〜6枚目】
「高原比内地鶏 ふりそで」
「山口県長州鶏 レバー」
「高原比内地鶏 もも」
「山口県長州鶏 ハツ」
「高原比内地鶏 せせり」
「高原比内地鶏 手羽先」
正肉は「高原比内地鶏」、内臓系は「山口県長州鶏」を利用している様子。
ちなみに、「高原比内地鶏」は、柔らかさの中に歯応えもあり、脂身の香りがいいのが特徴。
「山口県長州鶏」は、濃厚な旨みがあるのが特徴。
ふりそでは、
「薪鳥新神戸」さんの中でも特に人気の高い串で、その理由が上に乗っているハリッサ。
ハリッサとは、唐辛子をベースに作られるヨーロッパの薬味の一つで、コリアンダー、クミン、オニオンやガーリックといった、味わいの強めな香辛料が入ったもの。
ふわふわの食感のふりそでは、脂身豊富で、ハリッサの塩気がふりそでの甘みと旨味を引き立てる最高の一本。
レバーは、
絶妙にレアな火入れで、口に含んだ瞬間に、ふわっと薪の香りが広がる。
甘みも強く、非常に美味しい。
ももは、
薪の香りを纏った風味豊かなもので、パリパリの皮の部分と、ふっくらとした身の部分の食感の対比が楽しめる。
ハツは、
プリプリの柔らかい食感が印象的で、なにより味わいが強い。
せせりは、
非常にジューシーで、肉汁が滴るほど。
上には山椒がかかっており、肉汁たっぷりでも、後味はさっぱりとした印象になる。
手羽先は、
パリパリの皮の中に、ふっくらとした身が現れ、その中にネギが入っているという、手羽先のねぎま。
肉の塩気とネギの甘みの対比を楽しめる一本。
【7〜10枚目】
「神戸高坂鶏 肝わさ」
「鶏焼売」
「鶏出汁茶碗蒸し」
「神戸高坂鶏 もも」
伝説のブランド地鶏とも称される「神戸高坂鶏」。
その理由の一つが、世界で唯一の無菌鶏という点。
そのため、1ヶ月熟成した後でも生で食べられるのだとか。
そんな高坂鶏をまさに生で頂けるのが、この肝わさ。
まるでフォアグラのような濃厚な味わいの肝で、臭みが全くない。
一緒に添えられている鳥刺しも、非常に旨みが強く、もっちりしたような食感だった。
鶏焼売は、
お椀の出汁と共にいただく。
最初の出汁はあっさり目なのだが、鶏焼売を割って、中から出てくる肉汁を溶かしていくと、徐々に旨味が強くなり、甘みへと昇華していく。
茶碗蒸しは、
鶏出汁を使った物で、深みのある味わい。
上には薪焼きした舞茸を含んだ餡がかかっており、餡が口の中で香りを解き放ってくれる。
底には百合根も入っていた。
そして高坂鶏のもも。
こちらはシンプルに薪焼きにし、それを土佐酢のおろしと共にいただく。
もっちりした歯応えある食感で、噛むごとに味わい深くなっていく。
【11〜15枚目】
「マッシュルーム」
「蕪」
「鶏のリエット」
「伝助大根の煮物」
「柿の白和え」
マッシュルームと蕪は薪焼きのもの。
マッシュルームは、とても柔らかく、ふんわりと薪の香りが口の中で広がる。
蕪は、非常にトロトロとしており、上からたっぷりと削りかけたミモレットチーズの塩気のおかげで、甘味が引き立つ。
鶏のリエットは、薪で焼き上げた食パンに塗って提供していただける。
このパンがトースターでは出せないような食感の焼き上がりで、もちもち感が堪らない。
バターの香りと、鶏のリエットの旨みのWパンチも最高。
煮物は、柔らかく甘みのある伝助大根と、壬生菜、そして柚子の皮がかかった物で、肉続きの口にはいいアクセントに。
口直しの柿の白和えは、
非常に甘みの強いデザートのような柿に、ほんのりと塩気のある、豆乳のような香りの白和えが相性抜群。
【16〜19枚目】
「土鍋炊きそぼろごはん」
〆はお馴染み、土鍋炊きのそぼろご飯。
初訪問時にはかなり驚いたのだが、こちらは炊いたご飯に薪火で焼いたそぼろ、そして熱々の炭をそのまま土鍋に突っ込むのである。
初見の方は間違いなく目を見開くことだろう。
そんな炭の煙を吸い込んだそぼろご飯は、とにかく風味と旨みが別格。
口いっぱいに広がる炭の香りと、鶏の油による旨味。
米一粒一粒からそれが感じられる。
他では味わえない唯一無二の感覚である。
1杯目はニラと共にそぼろご飯本来の美味しさを楽しむ。
2杯目はうずらの卵のまろやかさを加えTKG風で。
3杯目は辛味のあるかんずりを乗せて、味変して。
どれも美味しさのあまり気付けばなくなっているほどである。
一緒に提供されたいぶりがっこ、そして鶏出汁の赤出汁も絶品だった。
【20〜21枚目】
「燻製生キャラメル」
「シャインマスカット飴」
「東方美人」
燻製生キャラメルは、
超濃厚な味わいで、深いコク、上品な甘みを備え持つ、生キャラメル界でもトップクラスの美味しさ。
そんな濃厚な生キャラメルには、中国茶である「東方美人」がすっきりとした口当たりでよく合う。
シャインマスカット飴は、
屋台で売られているようなフルーツ飴とは全くの別物で、果実本来の柔らかさを損なわない程度の薄い飴でコーティングされており、果実の甘みも活かしつつ、飴の甘さも感じるようになっていた。
【まとめ】
薪焼きという新たなジャンルを確立したと言っても過言ではない、グルメ界の巨匠「末富 信」氏と、数々の名店で研鑽を積んだ「疋田 豊樹」氏がタッグを組み、あっという間に食べログGOLDを受賞するほど人気店へと登り詰めた、超予約困難店「薪鳥新神戸」さん。
そんな人気絶頂の中、「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の一環で立ち退きを余儀なくされ、今年6月20日に一時休業となっていた。
そんな中、移転先が決定し、2023年11月ごろに赤坂見附で営業を再開。
訪問自体は3回目だったが、移転後は初訪問だった。
移転前に比べてかなり店内が広くなっており、キッチンスペースも大きく、薪火で食材を焼き上げる様子がより一層見えるようになったのは嬉しいポイント。
やはり薪火で焼き上げる焼鳥は、炭火とは一線画すもの。
どちらも良いところがあるので、一概に甲乙付け難いが、滅多にできない経験であることは間違いない。
かつての店舗では予約2年待ちということもザラだったが、店主曰く、今後は座席数も増えたため、もう少し予約は取りやすくなるとのこと。
ぜひ一度予約のチャンスを狙ってみてほしい。
ちなみにお店の場所はかなりわかりづらく、赤坂見附駅から近い方のビルの入り口には表札がなく、裏側の駐車場を抜けたところの非常口のようなところからお店に入る。
初回訪問の方は時間に余裕を持って訪問することをお勧めする。
高原比内地鶏 ふりそで
山口県長州鶏 レバー
高原比内地鶏 もも
山口県長州鶏 ハツ
高原比内地鶏 せせり
高原比内地鶏 手羽先
神戸高坂鶏 肝わさ
鶏焼売
鶏出汁茶碗蒸し
神戸高坂鶏 もも
マッシュルーム
蕪 ミモレット
鶏のリエット
伝助大根の煮物
柿の白和え
土鍋炊きそぼろご飯
土鍋炊きそぼろご飯
土鍋炊きそぼろご飯
土鍋炊きそぼろご飯
燻製生キャラメル・シャインマスカット飴
東方美人
口直しの大根の酢漬け
奥会津金山 天然炭酸水
内観
内観
内観
外観
外観
外観
2023/12/02 更新
☆オススメポイント☆
①全国TOP10の超予約困難焼鳥店
②薪火を使ったここでしか味わえない焼鳥
【オススメ利用シーン】
デート・記念日・会食・接待・友人/知人との利用
【メニュー】
「おまかせコース(16,000円)」
【1〜4枚目】
「土鍋そぼろご飯」
〆はお馴染みの土鍋そぼろご飯。
薪火で炒った香ばしいそぼろを土鍋ご飯の中に入れ込み、さらに炭と化した薪を直接放り込むという斬新なアイデアを取り込んだ一品。
そぼろの香りとご飯が混ざり合い、香りと旨みをWで楽しめる上、1杯目はニラ、2杯目はうずらの卵とタレ、3杯目はかんずりという3段階の変化を楽しめるので、あっという間に3杯を平らげてしまえる。
お腹いっぱいの中ではあるが、それでも3杯を気づいたら食べ切ってしまっているという、ある種恐ろしい土鍋ご飯である。
【5〜8枚目】
「秋田県 高原比内地鶏 もも」
「鶏焼売のお椀」
「山口県 長州鶏 レバー」
「薪焼きマッシュルーム」
一本目の串は、もちもちで香りの豊かな秋田県産高原比内地鶏のもも肉。
肉汁が豊富で、お腹の空いている状態にはガツンとしたインパクトのあるこちらの串は嬉しい。
鶏焼売のお椀は、
スッキリとした出汁に少しずつ鶏の旨味が溶け出していき、段々と旨味が濃くなる。
山口県長州鶏のレバーは、
タレは控えめでレバー本来の味わいを感じられるようになっている。
質の良くないレバーであれば、このタレだと臭みが感じられてしまいそうだが、質も高く、火入れが素晴らしいので、レバー本来の味わいを楽しめる。
薪焼きマッシュルームは、
かなり水分が残っており、さすがは薪焼きの真骨頂。
ささみで作った自家製鶏節も、マッシュルームの旨味と相性がいい。
【9〜12枚目】
「名古屋コーチン 砂肝」
「秋田県 高原比内地鶏 むね」
「薪焼きズッキーニ」
「秋田県 高原比内地鶏 ふくらはぎ」
名古屋コーチンの砂肝は、
一般的な砂肝に比べてかなりサクサクな食感で、サクサクな中にもジューシーさもあり、パサつかない、
塩味はやや強めで、お酒にかなり合いそうな味わい。
高原比内地鶏むね肉は、
もも肉に比べて脂身が多く、かつ皮がかなりパリパリなのが特徴。
そんなジューシーで脂身の多いむね肉には、唐辛子をベースに作られる調味料である、自家製のハリッサを乗せていただく。
辛味や刺激が鶏肉の甘味を引き立ててくれ、さらにさっぱりさのアクセントを与えてくれる。
薪焼きズッキーニは、
細く切って、菜種仕立てにしたお椀物で、餡掛けの中に薪の香りが閉じ込められており、風味がかなり豊か。
穂紫蘇の香りもあり、とにかく香りだけで満足できる一品。
高原比内地鶏ふくらはぎのお肉は、
もちもちとした弾力のある歯応えが印象的で、ジューシーな味わいに大根おろしが爽やかさも演出。
【13〜16枚目】
「薪焼きスナップエンドウ」
「薪焼きトースト」
「白茄子の鶏スープ」
「ハラミ」
薪焼きスナップエンドウは、
じっくりと火が入り甘味が強くなったスナップエンドウに、塩味の効いたきんかんのからすみがかかっており、さらに甘味が強く感じられた。
薪焼きトーストは、
毎度の事ながら感動の一品で、一般的なトースターでは決して再現できない、外のサクサク感と中のもっちり感の対比が衝撃的である。
そのままも美味しいが、鶏のリエットの塩味がパンの甘味を引き立ててくれ、とても美味しい。
白茄子の鶏スープは、
トロトロになった旨味の濃厚な白茄子と、優しい味わいの鶏スープが美味しい一品。
ハラミは、
九条ネギを挟んだ一本で、上からは黄韮のソースがかかっており、香りがとてもいい。
【17〜20枚目】
「手羽先」
「フルーツトマト」
「フルーツ飴」
「燻製キャラメル」
手羽先は、
こちらもねぎまのように本来は骨がある部分にネギを入れ込んだ遊び心を感じる一本。
カリカリの皮の部分と、ジューシーな身が美味しい。
上に乗った生胡椒の香りも相性いい。
お口直しのフルーツトマトは、
甘味の強いフルーツのような味わいで、口内が非常にさっぱりとする。
フルーツ飴は、
チェリーと赤ブドウが使われており、ソフトな飴の食感が面白い。
最後は燻製キャラメル。
薪火で燻製されており、香りと濃厚な甘味が病みつきになる味わい。
【まとめ】
薪焼きという新たなジャンルを確立したと言っても過言ではない、グルメ界の巨匠「末富 信」氏と、数々の名店で研鑽を積んだ「疋田 豊樹」氏がタッグを組み、あっという間に食べログGOLDを受賞するほど人気店へと登り詰めた、超予約困難店「薪鳥新神戸」さん。
かつては麻布十番で営業されていたが、2023年11月ごろから現在の場所の赤坂見附に移転。
やはり薪火で焼き上げる焼鳥は、炭火とは一線画すもの。
どちらも良いところがあるので、一概に甲乙付け難いが、滅多にできない経験であることは間違いない。
今回は5回目の訪問となったが、毎度感動の大きさが変わらないのは本物の証。
1年以上待たないと食べられないのも納得である。
ただし、現在の焼き師疋田氏は来年1月くらいでこちらのお店を退職されるそうで、おそらく今回は最後の会になる。
今後もお弟子さんが引き継ぐので、味が極端に変わる事はなさそうだが、疋田氏の味を楽しみたい方はお早めに。
ちなみにお店の場所はかなりわかりづらく、赤坂見附駅から近い方のビルの入り口には表札がなく、裏側の駐車場を抜けたところの非常口のようなところからお店に入る。
初回訪問の方は時間に余裕を持って訪問することをお勧めする。