5回
2024/12 訪問
もう死んでもいい、いや、生きてて良かったということ
蒼樹さん、創業3周年記念 特別コースを堪能
<メニュー>
食前酒 スパークリングワイン
先付 林SPFポーク ひれかつサンド
前菜 小鉢3種(鯛の昆布締め、菊のお浸し、ひと口ささみかつ)
温鉢 林SPFポーク 角煮
お椀 蒼樹おかわり豚汁
揚げ物 林SPFロースかつ、林SPFしゃとんブリアン、A5仙台牛サーロインかつ&天使のエビフライ(添え物 きゃべつ、国産レモン、辛し)
飯物 釜炊きごはん(蒼樹創業時使用の栃木コシヒカリ)
甘味 100名店 上大岡のブーランジェリーオンニ 特製シュトーレン
<感想>
贅を尽くしたコース料理をいただいたというだけではなく、お店の真心のおもてなしもいただいたと思えるひと時でした。舌も、お腹も、心も、本当に豊かになりました。ひとつひとつの料理の完成度がとても高く、短時間ですべてを味わってしまってよいのかと思うくらい感動のレベルでした。そのクオリティは私などの筆舌を超えるものであり、ただ素晴らしいとしか言えません。最後に一言でも言えるとしたら、もう死んでもいいような食事でした、というのではなく、こんなおいしい食事が食べられて生きててよかったということです。なぜならば、死んだらもう食べられませんから。生きててよかったのです。1人のお客として通いつづけたいです。何もできませんが、ただ、通い続けたいです。
2024/12/06 更新
2024/11 訪問
超絶、超絶、ただ、ただ超絶
予約済み。開店11:00タイミング。
予約時、しゃ豚ぶりあん定食(3600円)をオーダー済み。当日着席後、牡蠣と白子の海鮮2種フライ(1000円)を追加オーダー。
いつものように、ほうじ茶、漬物、豚汁が出される。豚汁はおかわり可。時間差あり釜炊きごはん到着。砂時計がおりて、蒸らし待ちあり。釜の蓋を開けるタイミングで豚汁おかわり。同じタイミングで海鮮2種としゃ豚ぶりあんが出される。
まず、海鮮2種の牡蠣から。生食用だそうで今シーズン初めての牡蠣フライ提供とのこと。ということは、開店同時入店の私が、今シーズン初の牡蠣フライを食べたことになる。光栄。これが超絶のクオリティ。生食用だけあって磯の風味と旨味が詰まった塩味が口の中に広がる。じゅわーと広がる。その風味と旨味を柔らかく包み込むフライという感じ。こんな超絶牡蠣フライは初めて食べた。白子のフライも美味しかったけど、牡蠣フライの残像が頭の中、口の中からまだ消えない。
しゃ豚ぶりあん。
縦に3切れが2つ。右側の真ん中から食べるのを勧められたのでその通りに。超絶、超絶、超絶のクオリティ。舌の上に右側の真ん中のカツを乗せると、肉のレアな部分が舌に絡みつくような食感あり、その後、確かな旨味が口の中に広がる。確かに、この感覚。右側の真ん中のカツにいちばん強く感じた。その後は塩を少量ずつかけて食べた。至福の時間が流れる。なるべくゆっくり過ぎて欲しい時間。
いやあほんとに美味しかった。全てが美味しかった。全てが期待を超えた。今回3回目だけど、自信を持って5.0を出しました。もちろん自信を持っておすすめします。
2024/11/16 更新
2024/11 訪問
超次元、新たな世界観の贅豚リブロース
これまでの私のとんかつの世界観を打ち破る逸品でした。
これまでの私のとんかつの世界観。
第一段階 とんかつはさておきごはん、キャベツおかわり自由重視
第二段階 とんかつボリューム重視、厚切り、脂たっぷり、ソース派。とんかつでおかないっぱいになりたい。
第三段階 とんかつ、肉の旨味重視、ソースを卒業して塩で食べる。豚の部位にも関心あり。
蒼樹を体験するまで、私は第三段階にいました。
それがこれまでの段階を打ち破り、超次元、新たな世界観を見せてくれたのが、ここ蒼樹。
新たな世界観は、
とんかつ以外何もいらない、とんかつ以外はすべて雑味に感じてしまうという段階。塩ですら雑味に感じてしまうとんかつということ。
オーダーは、
贅豚リブロース定食 3600円は予約時指定。
定食は釜炊きごはん、漬物、豚汁が付く。
チキンカツ 500円を当日追加。
今回の所感は、
まず、値段は食べたら全然高いと感じなかった。むしろ安く感じた。とんかつは最高の豚質、最高の油、最高の揚げ技。肉の断面がピンクに光っていた。これまで見たことがない艶のある断面だった。すごいボリュームなんだけど、しつこさやもたれが全くない。追加したチキンカツは、とんかつと同じクオリティ。やはり三位一体。ただ、リブロースに比べると、まだ、塩が雑味に感じない余地があるような気がした。ただ、これはとんかつとチキンカツそのもののポテンシャルの違いでしょう。ごはんは一人ひと釜、釜炊きごはん。宮城県産ひとめぼれ。固さ、水分ともに最も個人的にも好きなチューニングだった。ごはんも、とんかつと食べるというより、汁物だけで別々に味わって食べた。それくらい、旨味が独立して充実していた。あと、黒豆ほうじ茶が出されるけど、これがまた美味しかった。
文句の付けようがないクオリティだった。
しばらくはまると思います。
2024/11/02 更新
2024/10 訪問
何もつけないのがいい、秀逸なとんかつ
上ロース定食 2200円。
塩がおすすめと言われたが、まずは何もつけずに。
びっくりした。
肉の旨味がしっかり。また、とんかつを食べて初めての感覚だったけど、肉の新鮮さを感じた。豚のたたきを食べているような。衣は軽い、サクサク。全く脂っこさがない。ボリュームはまずまずあり、残りのカツをどのように食べるか。塩をちょっとつけてみると、まさに旨味を引き出してくれていた。以降は、何もつけない、ちょっと塩を交互にして食べた。肉の旨味を十分に感じることができた。2200円は安いと思うクオリティだった。久しぶりの感動レベルのとんかつを食べました。あと、ごはんは釜炊き。ひとり一釜。新潟産コシヒカリ。飯粒の一粒一粒が、水分をしっかり含み、家の炊飯器ではお目にかかれない贅沢ごはん。豚汁もくどさがなく、かといってあっさりでもない、ちょうど良いチューニングだった。次回はリブロースにチャレンジしたいが、この店は何を食べても感動レベルに違いないと思う。初見で、そのクオリティに信頼が持てる、そんな店でした。
2024/10/26 更新
今回はXmas期間限定の定食をいただきました。内容は以下の通り。
林spfを使った角煮と贅沢かつの盛り合せ皿のセット。盛り合わせ皿は、とり串(大山どりささみ、阿波尾鶏もも)、林spfひれかつ、A5仙台牛(佐賀牛)サーロイン、大えびフライ、定食セット(きゃべつ、カラシ、国産レモン)というラインナップ。これにくわえて、当日限定のほたてフライをプラスしました。限定定食が3,800円でほたてフライは600円となり、合わせて4400円となりました。角煮は絶品。3周年創業祭の限定コースにも登場しましたが、それを超えるクオリティでした。ほろほろ、あまみとうまみは最高潮でした。盛り合わせ皿は、どれも蒼樹さんでしか食べられないものでした。今回はどれもあっさりとしていて、品数のわりに重量感はなく、おいしくすべていただけました。追加のほたてフライは小さいもので、これも一口で。最初の角煮でずっしりとうまみとボリューム感を感じたあとは、後の盛り合わせは、今回はあっさり展開で、やや拍子抜け感がありましたが、それでもおいしかった。塩で食べるようおすすめあり、クリスマス用の塩を盛りつけてありました。これをすべて使い切りました。今年はこれで蒼樹納めでした。店舗移転のため2月中旬まで食べられないという、個人的には試練が待ち構えていますが、開店を楽しみに待ちたいと思います。