lealtaさんが投稿したフランス料理ビストロやま(埼玉/浦和)の口コミ詳細

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lealta (50代後半・男性・神奈川県)

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フランス料理ビストロやま浦和/フレンチ、ビストロ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2024/05 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

評判通りのビストロでした

GWの ”家族(子供)サービス”、わが家はフレンチです。
リピートするか、新規開拓か。
今回は新規開拓でお店を探しました。
口コミなどで調べた結果、ここ”ビストロやま”にお邪魔しました。

通常、初めてのお店の場合、ランチの標準コースで”お試し”するのがわが家のスタイル
ではありますが、今回は私の一存で、いきなりディナー、しかもグレードを上げて、
”フランセーズ”(8,500円)を選択。

・アペリティフ
スパーリングなどがありましたが、珍しくKir(キール)があった為、今回は食前酒は
 キールを選びました。ブルゴーニュ地方の中心都市であるディジョン市発祥の白ワイン
 にリキュールを加えたお酒です。ディジョンの街を思い浮かべながら味わいました。
 白ワインの持つ柔らかい酸味が食欲を刺激します。

・アミューズブッシュ
 「カリフラワーのムース、コンソメゼリー、海栗添え」
 海栗とコンソメゼリーの合わせがグッド。
 カリフラワーのムースと合わせることで生臭さも抑えられ、海栗の持つコクが
 一層引き立っているように感じます。

・冷たいアントレ
 「貝のタブレに蛍烏賊とアスパラをのせて」
 螺貝、北寄貝、帆立貝、蛍烏賊にグリーンアスパラのムースを混ぜ込んだクスクス。
 これはソーヴィニヨンブランやシャルドネの白ワインと最高に合いそうな一皿
 でした。夏に最適な爽やかな冷製オードブルです。

・温かいアントレ
 「鰻とフォアグラのリゾット」
 これがあるから、このコースを選んだと言っても過言ではありません。
 一ランク下のデギュスタシオンでは、このリゾットがオプションになるので、
 フォアグラ好きな娘二人の為にこのコースにしました。
 期待通りの美味しさ。鰻とフォアグラをリゾットで合わせるという食べ方は
 非常に新鮮でした。鰻の脂とフォアグラの脂が上手く調和し、満足感が高い。
 ややフォアグラが小ぶりかな、、、という思いはありますが、まあこの物価高
 のご時世ですから、仕方ないでしょうか。

・スープ
 「じゃがいもとグリーンピースのポタージュ」
 次女は、このスープを本日の一番に推していました。
 ジャガイモもグリンピースも、スープの材料としては比較的ポピュラーではありますが、
 カプチーノ風に”色分け”して出てくるのは、斬新な演出。
 自分の好みでグリーンピースを濃くしたり、あるいは逆にして味を変えて楽しむことも
 出来るため、一皿に二度三度楽しめるという粋な演出ですね。

・ポアソン
 「鯛のトマトクリームソース」
 鯛とアサリ、ハーブ、トマトを使ったクリームソースです。
 トマトの酸味が程よい加減。アサリの出汁がソースに旨味を加えています。
 これが淡泊な鯛の白身、香ばしく揚がった皮目に良く合う。
 塩加減も絶妙。

・ビヨンド
 「蝦夷鹿のパイ包み焼き」
 蝦夷鹿のひき肉をパイで包んだものです。
 これも、一ランク下のデギュスタシオンでは、オプション扱いでしたが、子供達なら
 これを選ぶはず(次いでにいうと自分も・・・)という確信が、"フランンセーズ"
 にした大きな理由の一つです。
 脂身の少ない鹿の挽肉と赤ワインのソースが良く合いました。さすがにジビエ系。
 本日選択したロワールの赤ワインとの相性は非常に良かったと思います。

・デセール
 「春のデザートの盛り合わせ ~苺のヌガーグラッセ、抹茶のクッキーチョコとアーモンドのサブレ」
 『デセールまで味わってこそフレンチ』というのがわが家のモットーです。
 その意味では、今回のデセールの満足度も非常に高いものでした。
 私は苺のヌガーグラッセの上品でコクのある甘さが非常に印象に残りましたが、
 妻は抹茶のクッキーチョコとアーモンドのサブレ、娘二人は苺のソルベが
 最も印象に残ったようで、 好みは大きく分かれました。
 しかし、どれも美味しいことに変わりはなく、満ち足りた気分でコース料理を
 締め括るには十分過ぎるデセールだったと思います。

・プチフール
 フィナンシェとチョコのクッキー。

本日のワインはロワールの赤。「シャトー・ド・クーレーヌ シノン ラ・ディアブレス 2018」
HPによるとシェフの修業先がアルザスとロワールの星付きレストランとあったので、
それに因んで本日はロワールにしました。
市販では6,000円前後とロワールにしてはお高いワインですが、ここでは9,500円で
提供されていました。
通常レストラン価格は、市販小売価格×2倍というのが相場ですから、噂通り良心的な
価格設定と言って良いのではないでしょうか。
それにしても、このワインは”当たり”でした。
普段は同じロワールでもソーミュール地区のワイン(しかもかなり安い)を好んで飲む為、
シノンの味は久しく忘れてました。普段飲みのロワールほど、カベルネフランの際だった
特徴は前面に出ていません。イチゴやブルーベリーのような果実香と黒胡椒などスパイス香
は感じます。全ての要素が適度でバランスが取れている良いワインです。

全体的にとても洗練されており、高い技術の中にも独創性を感じさせるお料理です。
また、品数やワインの価格設定でも分かるように、コスパはかなり良いといって良い
のではないでしょうか。

ただ、せっかくの機会なので、シェフとお話してみたかったですね。
ディナー、かつ客数も少なかった(私たち以外に3組)ので、これだけのお料理を供せるお店
であれば、テーブルをまわっても良かったのではないか、と。
一つ物足りなかった点があるとすれば、ここだけです。

お料理が非常に美味しかったので、つい調子にのって、食後酒に妻とカルヴァドスを注文して
しまいました。これがちょっと余計だった、正直かなり回ってしまい、後で長女からお叱りを
受けてしまいました・・・。
しかしお料理自体は大変満足のいくお味でした。
リピートする価値は十分。またお伺いしたいと思います。


2024/05/11 更新

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