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シェフのスペシャリテ
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5月に予約し、ようやく当日が来ました。幸い猛暑の合間で、やや過ごしやすい気温でした。
Menu Special
・本日のアミューズ
「人参の冷製ムースにコンソメのジュレ」
この時期、このレシピは多くのフレンチレストランで提供されていると思います。
これに海栗を合わせるお店も多いですが、OKAMOTOさんでは人参とコンソメのみ。
そして、これで十分なのです。素材の良さもあるのでしょうが、ソフトな人参の甘みと
コンソメジュレとバランスが特に素晴らしいと感じました。
・冷たいオードブル
「ポワロー葱のテリーヌ地鶏のレバームース、トリュフのヴィネグレット」
冷たいオードブルは、「アヤメのとガスパチョ」と選ぶことも出来たのですが、
迷わずポロ葱のテリーヌを選択。これは岡本シェフのスペシャリテです。
これが食べたくて来たと言っても過言ではありません。
実際に口にしてみると、まずポロ葱が甘い。スペインのバルセロナでは、
晩秋から早春にかけてカルソッツという長葱(実際はエシャロット種に近い)の
炭火焼きの名物があり、この葱の芯の部分が実に甘いのですが、今回のポロ葱の
テリーヌはその甘さに近い感じがしました。これだけで一皿行けますね。
しかし、特筆は、添えてある地鶏のレバーのムース。臭みはまったくなく、
アイスクリームのような滑らかな舌触りと豊かなコクがあり、これをポロ葱
のテリーヌと合わせて食べると、淡泊な葱のテリーヌが素晴らしく引き立つんです。
しかしさすがスペシャリテ。これだけは終わらず、ポロ葱テリーヌの下には、
トリュフのビネガーソースが敷き詰めてあり、この酸味と葱の甘さとレバームース
の三位一体感がこのお料理のハイライトになります。これはホント、食べ終わって
しまうのが惜しい程のお味でした。
・温かいオードブル
「フォアグラのポワレ リゾットと甘口シェリー酒のソース」
フォアグラのコクに、トリュフの風味が溶け込んだ甘口シェリー酒ソースが絶妙。
これに加えてパルメザンチーズのリゾットですから・・・"ダメ押し"ですね(笑)
ハッキリ言って口の中の至福感は半端ではありません。
フォアグラのコクとパルメジャーノのコクの相性は素晴らしい。
ある意味、フレンチとイタリアンの”コラボレーション”。
こんなに満足感の高いフォアグラのポワレを食べたのはいつ以来だろう・・・?
これも十分”スペシャリテ”でいける一品だと感じました。
・ポワソン
「北海道産 鮮魚のポワレ ロイヤルソース」
ソースはベルガモット酒を中心にレモンなどを織り交ぜたソースで、ハーブの香りが
鼻孔をくすぐる爽やかさ。本日の魚は平目でしたが、淡泊な白身であれば、どんな魚
でもいけそうです。スズキなんかもいいかもしれません。
・ヴィアンド
「北海道産 子羊のロースト、バラ肉の煮込み、ソーセージ、ベーコンと温野菜」
(もう一つの選択肢は「和牛フィレ肉のソテー、ペリグーソース」)
2つのオードブルがあまりに素晴らしかったので、やや霞んだ感はありますが、
”子羊尽くし”のメインプレートも印象的な一皿でした。
子羊の様々な部位を異なる調理で食べさせる一品。ソースはポート酒だったか、
残念ながら失念しましたが、これにもトリュフを煮詰めたソースがよく絡み、
子羊を堪能できるメインでした。個人的には子羊のベーコンが好みでした。
・小さなデザート
「チコリーのババロワ」
チコリーを細かく砕いて、コーヒーラテとババロワに。初めて食べました。
言われなければチコリーとは絶対わかりません。絶妙にソフトな味わいです。
・デセール
さて、お待ちかねのデセールです。
OKAMOTOさんはデザートワゴンも楽しみの一つと伺っていただけにテンション
が上がります。
一品一品説明はありましたが、説明を聞けば聞くほど・・・選べません(笑)
結局全部お願いしました。
フレンチのコースで疲れた口を癒やす”特効薬”です。
どれも満足のいく美味しさでしたが、北海道ミルクのアイスクリームが本日の一番。
甜菜糖の優しい甘みのせいか、食べたことがないほどクリーミーなアイスでした。
さて、本日は食前にグラスの白ワイン(ふらのワイン ミュラートゥルガウ)
食中用には、Domaine Atsushi-Suzuki のTomo Rouge2020(ピノノアール)を選択。
ミュラートゥルガウ種といえば、ドイツのフランケン地方のワインの定番です。
北海道産は初めての経験。口当たりは辛口のスペイン産シードラ(注:”シードル”ではない)。
青リンゴのニュアンスが印象的。スッキリと爽やかで雑味のない味が食前に良いですね。
岡本シェフは北海道のご出身、食材はもちろん、ワインも北海道に拘っていらっしゃる
様子がワインリストからも十分に見てとれます。
通常フレンチレストランは、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドーの順に、白赤
の順番で並べるものですが、ここは最初から”北海道ワイン”がずらりとリストアップ。
フランス産ワインは後回しです。
せっかくの機会なので北海道ワインをいただくことは決めていましたが、残念ながら
私たち夫婦は北海道ワインの知識が乏しいので、ソムリエさんにご相談し、今回は
Tomo Rouge2020を選びました。
日本ワイン、しかも寒冷地の北海道なので、柔らかい骨格、優しいベリー系の香りのワイン
を想像していましたが、飲んでみてビックリ。
かなりクッキリとした輪郭のピノノアールです。
香りも確りとしていて、若いジュヴレシャンベルタンを連想させる仄かな”火薬の香り”
さえ感じられました。
全体の印象としては、コントラストのハッキリした味わいで、フランスよりアメリカの
ピノに近い印象ですね。
いずれにしても、日本ワイン、北海道ワインの印象を完全に覆されました。勉強になりました。
これならシェフの作るどんなソースにも負けないでしょう。脱帽です。
最後に、料理の提供に間が空き過ぎる、という口コミを事前にみていましたので、
私の印象を書きます。
12時にお店に入り、最終的にメニューを固めたのが12:30前として、お店を出たのは
16:30過ぎですから、たっぷり4時間かかったことになります。
私達夫婦は、途中ワインを継ぎ足しながら色々話をすることが出来るので、4時間という
数字ほどには長いとは感じませんでした(少なくとも私は)。
少~しゆっくり目かな、くらいでしょうか。
しかしお酒を飲まないならば、間隔が長過ぎると感じる方がいるのは頷けます。
よって、ランチであれば、午後一杯時間に余裕がある人向けだと思います。
ただ、私なんかはお店の雰囲気もじっくり楽しみたいタイプなので、あまり効率的に
テンポ良く提供されて、アっという間にお店を追い出されるくらいなら、これくらい
ゆったりと午後のランチを楽しめる方が、お金を使った価値があるように思えます。
ただ、私たちがお店を出た時点で、まだ数組が残ってましたので、ランチだけで午後一杯
を使ってしまうことになりそうです。ディナーは18:00からなので、これではスタッフの
方々が大変だろうと逆に心配になりますね。
いずれにしても、シェフのポリシーがハッキリしているお店です。
お料理、雰囲気、コスパ、全体の満足度とも申し分ありません。
次回は必ず娘二人も連れてお伺いしたいと思います。ご馳走様でした。