2回
2025/02 訪問
本物の香港料理
こんなところにこんな美味しいお店が!と驚くほど周りには何もないロケーション。そんな立地の悪さの中でも人気店の地位を築いている広東料理の名店に初訪問。
海老ワンタン麺 1070円
点心セット 550円
を注文。サービスで蒸鶏肉が上に乗った小ライスつけられますよ、とのことだったので、小ライスもいただく。この小ライスが絶品。本格的な中華の蒸し鶏が美味しい。なんだろう、この美味しさは? 生姜?紹興酒? 何か分からないが、隠し味が効いててむっちゃ美味しかった。
海老ワンタン麺は、スープは塩、麺は細麺で、香港風で注文したものが着丼すると、見た目だけで美味しいことを確信した。そして、見た目通り、間違いなく美味しい。いろいろな地方の中華料理がある中で、広東料理が一番日本人の口に合うと思う。油の美味しさではなく、最小限の調味料で素材の味を引き立たせていて、美味しくて体に優しい。
点心セットは、小籠包、肉シュウマイ、フカヒレ餃子が一つずつ。写真を撮りわすれて、食べかけの写真になってしまったが、肉シュウマイが絶品だった。冷凍食品ではなく、毎朝、手で包んだ新鮮な味わい。この手間を毎朝繰り返しているのがすごい。
この土地じゃなかったら、食べログ100名店になっててもおかしくなく、もっと大人気になっているんだろうなぁ、としみじみ。海老ワンタン麺も、太麺と醤油味が選べるようになっているが、本当にもったいない。広東料理とか香港麺を食べたことの無い人達が「普通の醤油味のラーメンないの? 香港麺? なにそれ? 普通のラーメン出してよ」とクレームをつけて、メニューが増えていったのだろうと想像。そんな余計なローカライズせずに、本物の香港料理に突っ走って欲しいが、鶴見市場で生き残っていくには、地元に愛される努力は必要なのだろう。つくづく、飲食店はその土地に適応できなければ生き残れない厳しい商売だと感じる。
あまりに美味しかったので、生海老ワンタン(12個 1600円)をテイクアウトしてしまった。
しかし、この土地でこの外見で、こんなに美味しい本格的な香港料理が食べられるなんて、意外性に感動した。奥さん?のサービスも素晴らしく、本当に良いお店でした。再訪間違い無し。ご馳走様でした。
2025/02/09 更新
すっかりはまってしまって3回目の訪問。いつものえび肉ワンタン麺(細麺、塩)に加え、肉まんを注文。
海老肉雲呑麺 880円(ランチ価格)
肉まん 250円
この味でこの価格は本当に安すぎる。本物の広東料理を日本で食べられるだけでも貴重なのにしかもこの価格で食べられるなんて、ここは天国?
サービスのライスには、蒸し鶏のネギソースが載っていて、これも本場の味でとても美味しい。このライスにワンタン麺のスープと半熟卵を入れて食べるのが無茶苦茶美味しい。注意点としては、蒸し鶏の味付けも絶品なので、蒸し鶏とライスだけで、半分食べて、ライスが残り半分になったところで、卵とスープを投入するのがオススメ。
ここの凄いところは、料理だけじゃなく、ご夫婦の心のこもったサービス。今日はメガネを忘れて店を出てしまったが、ご夫婦が数十メートルも追いかけて来てくれて、届けてくれて感動しました。ランチ時の忙しい中だったので、店に取りに戻ってくるのを待つのが普通の接客だと思うが、全てが想像の上を行くクオリティでした。