2回
2023/04 訪問
ガチ南インドのお母さん料理を食べよう会。
ツイ友の「レッツおかぼー」さんがナビゲートする
〈元住吉マリニのお母さん料理を食べよう会〉
参加レポをレビューいたします。
通常営業メニューではなく、南インドタミルナードゥ州
の州都チェンナイから来日中の、兄妹シェフのお母さん
が作ります。
ガチ家庭料理です。
もしインド旅行に出かけたとしても、なかなかできない
貴重な食体験ですね。
しかも、厨房にて料理の手順を見せてくれるですって。
既に今月、数回開催されているそうです。
お母さんが帰国するまでに本日を含めて残るチャンスは2回。
しっかり料理を目に焼き付け、
味を舌に記憶させておこう。
今回の参加者は20名(だったかな?)。
その方々のお名前を聞いて、うわ~とビビりました。
ツイッターやインスタでメチャメチャ博識ぶりを披露
されている方やプロのカレー屋さん等がズラリと。
私など末席の者はたじたじですよ。
そんな中で大好きな、川越の「タベカレー」店主さんも
参加を予定されていたのですが仕込みに追われて
キャンセルとなったのは残念!
前回の開催では、インドに詳しい人にとっても幻の料理
「発酵粥」が出されたそう。
それも経験したかったな~。
そして何と1日違いで名人マハリンガムさんの店、
祖師ヶ谷大蔵スリマンガラムでも「発酵粥」会が開かれ
ていたとのこと!
いただく季節だそうですよ。
レッツおかぼーさん含め数人が両方のイベントを経験
しています。
しっかり押さえている。嗅覚が鋭いね。
さて大勢いるので数人ずつに分かれて厨房にお邪魔し
見学。
質問もします。
お母さんが厨房を仕切り、シェフとスタッフ1名が
フォローしながら、どんどん料理が完成。
パウダー状のスパイスや調味料は手掴みで豪快に鍋に
投入されます。
経験値の高いインドの方だからできる、あるあるです。
まるで日本生まれのようにネイティブな日本語を話し
気さくで天真爛漫な妹シェフのディビヤさんがホール
全体を掌握していました。
カオスと化してもおかしくないのにバッチリまとめます。
素晴らしいね。
着席。タール及びカトリに次々と料理がサーブされます。
⭐バナナの花と豆のクートゥ
合わせカレー(クートゥ)にバナナの実ではなく、花を使う
とは意外過ぎて。まず店メニューには無い気がします。
とろみは豆によるものでしょう。
軽い苦みが滋味となり、優しいスパイス感が家の食卓を
感じさせますね。
⭐オクラのコランブ
シャバシャバ汁気多いカレー。
酸味が効いています。辛さは優しめ。食がすすみます。
⭐カリフラワー65
スパイス唐揚げ「チキン65」をベジタリアン向けに
アレンジした料理。
我々が訪問した時まさに仕込み中でした。
スパイス片栗粉に漬けたカリフラワーを揉み込んで
いました。
辛さは控えめ。これがリアル南インドの家ご飯。
炒め物のアルゴビにカリフラワーを使うのも美味しい
けれど、唐揚げも最高ですね。
⭐チキンフライ
こちらはスパイス控えめマイルドな味。
じんわり肉の旨さが伝わります。
旨い旨い。たまりませんね。
⭐鰯フライ
インドでは三枚におろす習慣が無いので仮に鰯でなく
とも丸揚げかぶつ切り揚げでしょうね。
衣に相当する物は見当たりません。
確認不足なのですが、豆あるいはカシューナッツの
ペーストを擦り込んで揚げられたようです。
芳ばしい。
鰯のワタの苦みが調味料となります。
またまた最高に美味しい。
⭐フルーツサラダ
バナナ・リンゴ・苺とカシューナッツを和えて爽やかに。
⭐パイナップルのケサリ
デザートかな。くどくない甘さ。美味しい。
セモリナ粉にパイナップルを練り混んでいるようですね。
⭐ライス
バスマティですね。汁物に合う。
⭐タマリンドライス
他でも食べたことがありますが、やっぱり美味しい!
⭐ウタパム
ドーサと同じ米と豆の発酵生地を分厚く焼いています。
蒸しパンのイドゥリに近い酸味を感じます。
⭐グリーンチャトニ(コリアンダー)
ウタパムのお供。爽やかな芳香。滑らかな口当たり。
良いアクセント。
⭐チャイ or インドコーヒー
コーヒーを選択。インドはチャイ同様ミルク入りですって。
妹シェフのディビヤさんがエアブレンドしてくれます。
薫ります。
芳ばしいけれどまろやかな味。最高の〆でした。
料理にマリアージュさせるのは日本酒に詳しい当店の
常連GONさんが見出したオススメの品。
⭐富山. 玉旭酒造 「玉旭 ECHOES 」
越中おわら節〈風の盆〉祭りの地、八尾の酒蔵ですね。
酒母搾りのフレッシュな風味と甘・酸が魅力的。
杜氏は、250日間インドを旅したことがある嶋さん。
南インド料理に合うのは必然かもしれません。
ちなみに著名な、アジアハンター小林さんも最近当店で
飲み、お墨付きを与えていますね。
いや~、料理とお酒をお代わりして、お腹いっぱい。
参加者、皆さんそうみたい。
大満足の夜でした。
美しい!ガチ南インド家庭料理。
料理のサーブが完了。
ディビヤさんのエアブレンドコーヒー。
GONさんが見出した南インド料理に合う運命の酒。玉旭ECHOES 。アジアハンター小林さんのお墨付き。
兄妹シェフのお母さんが仕切る。シェフとスタッフがフォロー。
臨場感。
妹シェフのディビヤさんと常連参加者さん。写真許可済み。
本日のメニュー。厨房スタッフ用だったみたい。
店入り口です。
2024/03/15 更新
マリニ会に初参加して夢のような時間を過ごしてから
早くも2か月が経ちました。
あの食事会をきっかけに、私も含め、新たな出逢いを
重ねている方が多いようです。
本日は、マリニの通常ランチメニューをいただいて
みよう。
気分に従い「ダムビリヤニセット」にします。
薫りを閉じ込めた蒸らし製法ビリヤニ。
スパイス料理は薫りを食べないとね。
ふわふわに炊いたバスマティライス。
大ぶりの柔らかいチキンがゴロンゴロン入っていました。
ビリヤニの口当たりは優しい。それほど辛くありません。
しかし汗をかきます。
チリはともかく他のスパイスはたっぷり使われて
いますね。
クセの無い美味しさです。
付け合わせライタの爽やかな酸味。
ビリヤニに欠かせません。
ミニサイズで、本日のカレーもセットに付きます。
チキンとオクラのカレーでした。
サラサラの汁カレーは、ほのかにビター。
これもビリヤニに合います。
強い印象を与える仕様ではないですが、しみじみ
美味しい。
ドリンクメニューから、お店のオススメを注文。
「ラムラッシー」。
インド料理、ネパール料理に合わせるドリンクとして
本当、最高ですね。大人のスイーツです。
ランチカレーセットメニュー表が新しくなったとのこと。
分かりやすくて見やすくて素晴らしいですね。
近いうちに、ビリヤニやドーサのメニューも改訂版に
変わるようですよ。
ホールを担当する、妹シェフのディビアさんは相変わらず
明るく天真爛漫。
そこに吸い寄せられるようにカレー好きさん達が集まって
きます。
皆さん笑顔が弾けます。幸せそう。
マリニは、スパイス界隈の交差点。
きょうも新たな出逢いが生まれています。