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夜の点数:5.0
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
憧れの牛タン発祥の店 あまりの旨さに目の前が、、、泣
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2025/05/28 更新
仙台・国分町でも定禅寺通に近い路地感の漂う箇所。この界隈は国分町でも屈指の老舗や発祥店、数々の名店が連続する。焼き鳥、炉端焼き、おでん、そして仙台といえば全国区の知名度を誇る牛タン。
同じ牛タンの店でも全国に名を響かせる有名店がいくつもあるのが当地の凄いところ。
本日はその中でも発祥の店といわれるこちらのお店へ。震えながら扉を引くと、カウンターの中で焼き場に立つ大将が次々と焼いていく煙で店内は少し霞むようです。カウンター10席に小上がり4卓といったところ。平日19時で先客は3名と空いています。
みな黙々と食しておられる。
メニューはシンプル。
定食(牛タン、テールスープ、麦飯)または、いずれかの単品のみ。量も1人前(3枚)か1.5人前(4枚)の2択です。ビールを飲みたいところ、グッと堪えて定食(1人前、2,500円)を注文。じっくりとカウンターのなかのショーを注視するとしよう。
しかし、店員さんは大将の他に3名。客に対して手厚すぎませんか?混み合うとちょうどよいんですかね笑。
ほどなくして大将の手により焼き上げられた定食、そして、大将自らよそうテールスープが供される。迫力の見た目にしばし見惚れつつ、いざ食べよう。
まず、牛タンが大きい。1枚の厚さ・大きさともに他店の2枚分といったところ。かじる。サクっとほぐれた。サクッ、とほぐれる瞬間に口中に広がる旨味の嵐。
塩と胡椒で味付け熟成されているようだが、うますぎる。中はジュワッとジューシー。
もはや神のうまさと言っても良い。
眼の前が滲むのは煙のせいだけではないだろう。
それほどの衝撃がガツンときた。
麦飯を大盛りにしなければ物足りないほど1人前でも牛タンは充実している。付け合せは、野沢菜と南蛮漬けか。牛タンは他店のように一口サイズに切り分けられておらず自身で噛みしめて食えということ。これも、またうまさを感じる理由かもしれない。
残るはテールスープ。まずはスープのみずずぅっと。滋味が五臓六腑に染み渡る。しじみ汁でないのに肝臓が元気になりそうだ笑。
大量のネギを箸で掴み食べ、テール部をいただこう。ほぼ角煮といってもよいほど食べ応えあり柔らかい。もはやスープの域を超えた。
薄味ながらしっかり味がついており牛タンを中心とした定食のすべてにベストマッチ。
発祥店の矜持、しかと感じました。
うまいうまいうまい。
ごっさん、また、絶対、きます。
〈以下、店HPより(一部抜粋)〉
牛タン焼きは仙台が発祥地とされる。「味太助」の初代、佐野啓四郎(故)が昭和二十三年、仙台市中心部に牛タン焼きの専門店を開き、全国にその味を広めたことによる。
佐野啓四郎は、山形県西里村(現河北町)の農家の二男として生まれた。東京で料理の修業をしていた二十代の頃(昭和十年頃)、フランス人のシェフからシチューなどに使う牛タンの味を教わり、日本人好みの味付けに工夫を重ねた。
「昭和十年頃だったかねぇ。東京で日本料理の修業をしている時に知り合ったコックが言うんだよ。牛の舌ほどうまいものはないってねぇ。まさか、と思って自分で焼いて食べてみたら、これが本当にいい味なんだ。」牛タン焼きの生みの親、佐野啓四郎は、初めて牛タンと出会った頃をこう振り返った。・・・
佐野啓四郎は、平成6年3月15日に他界したが、その後、長男の佐野和男(現店主)が「味太助」を引き継いでいる。
牛の舌は大体ビール大瓶一本の大きさ。硬い皮を包丁でむいた後、ハムを切るように手のひら半分大にスライスしていく。塩・コショウで味付け、一晩寝かせて炭火で焼けば出来上がり。作業は単純そうだが、噛むごとに口全体にジワーッと広がるあの風味を出すには隠れた“技”がある。スライスした一枚一枚にお客さんが食べやすいように包丁で筋を入れるが、表面だけをそっと切り込むのがコツ。完全に切っては味が染み込まないのだ。”技”はこの他にもある。牛タンを食べる時に振り掛ける唐がらし。下ごしらえに使う塩とこしょう。その混ぜる割合や量。「何十年やっても難しいよ。」と佐野啓四郎も言っていた。
あのとろけるようなテールスープも単純ではない。味付けや水とテールの割合は秘伝中の秘伝。その少しの差が微妙に味を左右する。佐野啓四郎は、「お客さんに喜ばれる味を守るということは大変な事なんだ。毎日緊張していないとね。」と職人らしい難しさを見せていた。その意志を引き継いで、二代目佐野和男が仙台牛タンの元祖である「味太助」の伝統を守りつづけている。