Ｂ．Ｊさんが投稿したギョウザとやきとりの又兵衛（福岡/西鉄久留米）の口コミ詳細

私の実家、そこの狭い庭にはアホみたいに樹木が植えてありまして…両親の足腰が弱っているだけでなく、親父は心臓にペースメーカー入れて更にトボトボ歩くようになり、「スロープ付けないと家に入れんようになる」という問題が生じることとなりました。
我が妹２人、こういう面倒くさい話から直ぐに逃げやがるんすよね…で、「兄ちゃん、どげんかしてやって」って言いやがる。

業者を色々調べ、なるべく安くやってくれるようなとこを探し当て、事前見積もりに立ち会う。その金額を母親に見せ、ブツブツ言うんで「自分で探すなら良かたい…俺は知らんぞ」と突き放そうとしたら「分かった分かった」と返ってくる。
「分かったじゃなくて、業者さんにお願いしますやろ？」
「あぁすいません…お願いします」
作業日は私の再手術の後となりまして、ようやくこれで一連のゴタゴタは終わりとなりました。疲れたなぁ…

昼に出たのに自宅に戻ったのは夕方、改めて嫁さんから「お疲れ様でした…色々大変やったねぇ」と労われる。
「○○ちゃん（妹１）も△△ちゃん（妹２）も、口だけ出して動かんとやね」
「そりゃ、バァさんがあげな風やけん、動きたく無くなるっちゅうとこもあるやろ…」
「疲れたやろ？ 何か美味しいもん食べに行く？」
へ～…そこまで気を遣うのね。あなたはホントに出来た嫁さんよ…
「餃子、食べたいかなぁ…」
「久留米、行く？ 又兵衛とか」
「今から行ったら１９時…帰りの運転が大変じゃない？」
「いいよ、行こう！ (*^^)v」

ということで、嫁さんの運転で久留米市の「ギョウザとやきとりの又兵衛」さんに向かいます。私自身は半年ぶり、嫁さんは１年ぶりとなります。ただ問題は、絶対満席だろうということ…あまり待つ時間が長いなら、違う店に変える必要があります。

お店に到着しますと、待っているのは５組くらい。このお店で粘る人は５割くらい、粘らない人だと１時間という感じです。だから回転は結構良くて、５組くらいなら２０～３０分で順番がやってきます。
「並んで待つ」それがルールです。ただ、代表待ちでも問題ないようです…私らは仲良く並んで待ちました。

ちょうど入れ替わりのタイミングだったようで、なんと１０分足らずでご案内…カウンター最奥に促されます。この場所に座るのは初めてですが、私としては最高の場所！ カウンター内の作業がすべて見渡せるんです。特等席ですねぇ…
嫁さんも「凄い！全部見える！」と喜んでいました。長い付き合いになると、こういった場面でも価値観が揃ってくるもんですなぁ。

最初の注文はハイボール（薄め）５００円、ノンアルコールビール４５０円、焼きギョウザ３人前、バラ１５０円Ｘ２本、ネギバラ１８０円Ｘ２本、つくね１００円、とり皮１００円Ｘ２本、しそ巻２２０円Ｘ２本です。
混雑時はギョウザの提供に時間がかかりますし、遅い時間帯はやきとりも人気の品から無くなってしまいますので、ある程度頼んでおくこと、食べたいものを優先することをお勧めします。とり皮と豚バラ３種は、結構早目に無くなることが多いです。

ギョウザは手作り、目の前でそれを眺めます。いわゆる「砂かぶり」とでも申しましょうか。
２人の共同作業…１人は生地を伸ばして皮に成形し、１人はそれに餡を入れて包んでいく。１個出来上がるのに合計３秒くらい！(◎_◎;)
早ぇ～よ…それをずっと繰り返し、その横で焼く人もずっと焼いている。え～！デカい鉄鍋１つしかないんだ。それで大体１０分くらいで焼き上がり！ それをじっと眺めてチビチビと薄いハイボールを飲んでいる俺って…変態か？

「凄い…ずっと見てられる」
あ、横にも変態がいた。すると焼き鳥が先に出てくる…写真に収めていただきます。会話もしないで１０分以上経っちゃったよ…
目の前で作業されていたお兄さん、こっちを見て「すいません、ギョウザ、もうすぐできますんで」って気が利くよね。
「大丈夫です…もう見ているだけで楽しいんで」
お兄さんがニヤッとすると、こっちの２人もニヤッとしてしまう。

「ちょっと圧巻やなぁ」
「そうね、手の動きが凄いもん」
食べ慣れたやきとり、これがまた絶妙に旨いんです。高いお店だと「良いネタで炭火」なんでしょうが、ガスだとて卑下したもんじゃありません。要は「腕」の問題でして…炭火だろうと焼きがイマイチの場合はあるし、腕があるならガスとて充分美味しい。そんなもんだと考えてます。焼き鳥研究家ではありませんけど…

しかも今回気が付いたのは、ここ３年は絶対に値上げしていないってとこ！ これ、えらい重要！！

前回も値上げしてないことに気づいていましたが、よくよく考えたらそれが３年に及ぶって凄くありません？ いや、絶対凄いでしょ！
安いネタは１本１００円、しかもちゃんと美味しい。バラ３種は是非ともすべて食べて欲しい…それを切望するほど旨いんです。まぁ、一番お勧めしたいのはギョウザなんですけどね…

遅れて１５分くらい、やっとギョウザが２人前…またお兄さん、「すいません、後１人前は別皿になります」って丁寧に。
「大丈夫です、一瞬で食べられるわけじゃないんで…」パクパクやってたら直ぐに出てきました。
「このギョウザ、食べる度に高知の安兵衛を思い出すよね…」
「あぁ、そうね…ちょっと焼き方は違うけど」
「このパリッとした感じが良いよねぇ」
「軽いし、ペロッと入るしね」

作業が止まった瞬間、お兄さんに聞いてみる。
「あの鉄鍋って、１回で何人前焼いてるんですか？」
「あ～、最大で１０人前焼けるんですけど…いつもは９人前で回してます」
「皆さん手際が良いですよね」
「もう、開店からずっと、作って焼いての繰り返しですから…」
そこに達するまでに、結構時間がかかるんだろうなぁ…

さて、あと１回追加しとこう…
アルファルファ４００円、ウィンナー１５０円、スタミナバラ１８０円Ｘ２本、とり皮２本、焼きギョウザ２人前。これで控えめに飲まなくて良いなら、ギョウザは１人で５人前は軽く行けるんだけど。
明日は娘が帰ってくるし、空港まで一旦迎えに行かねばなりません。そして翌日、熊本だ。

目の前の作業を眺めつつ、娘の話題にシフトして。お店を出たのは１時間２０分後でした。この日ばかりは長っ尻でしたねぇ…お兄さん、お相手ありがとうございました。 m(_ _)m

大変美味しゅうございました！
ご馳走様でした！！

転職することを決めて、今の仕事で仲良くなった他団体の職員に、呑みの席を用意してもらいました。久留米が寄り付きやすいので、打ち合わせ後に「ギョウザとやきとりの又兵衛」さんです。
私以外の３人は１次会で使ったことないらしい…ちなみに開店時だけは予約可能です。開店時間に間に合わない場合は、着順に切り替わります。

外は喫煙可能、中は禁煙。外のテーブルに座りまして、乾杯しながら…１人が「私、この店初めてです」と口火を切ると、残る２人も「締めで寄ったことはありますけど…焼きとりもあるって知りませんでした」と口にする。
「ここ、餃子も旨いけど焼きとりも安くて旨いんよ…一次会で使わんなら勿体ないバイ」
なんて、知ったような上から目線。
言ってるそばから４人前、結構圧巻です。「これで１人前が５００円、安いやろ？ 食べて食べて…」

箸が次々に伸びまして、タレつけて食べ始めます。
「うおっ、カリカリでサクサク！ めっちゃ旨い！」
「こんな餃子、初めて食べた」
「僕なら５人前くらい軽くイケますねぇ…」
単純に嬉しい…連れて来て不味いって言われたら締め殺したくなるだろうけど、旨いって言われたら堪らん！ 他店含めて不味いは無かったけど…正直どうだか。

串物もズラッと登場。食べながら全員がメニューをしっかり眺めてます。
「こんなに美味しいのに、結構安いですよね…久留米にずっと住んでますけど、なかなか無いレベルですよ」
「そうやろ？ 安くても小さいとか、薄いとかあるやん…ここは違うもんねぇ」
「餃子と焼きとりの両方が旨いって、考えたらあったかなぁ？」
「餃子の居酒屋は近所にあるやん…」
「あ！◯◯ですね？ そこは行ったことあります…でも、こっちの餃子が好きかなぁ」
「餃子だけっつ〜シンプルな店は２軒」
「知ってますよ、行ったことあります！」

転職に至った経緯や理由を説明しながら、しっかり呑んで食べる。ちなみに私は「薄くしたハイボール」でお付き合い。実際、まだ呑んではならない時期なんで…
「ここさぁ、バラが３種類あるんよ…どれも旨いよ」
「え？…あ、ホントだ…バラ、スタミナバラ、ネギバラ、全部食べましょう！」
「豚足もありますねぇ…」
「好きなもの頼みぃや…ちなみに俺は豚足喰わんけど」
理由を説明したらニタニタ笑う。
「良いんすか？ 見たくないんじゃないですか？」
「見る分にゃかまんよ…ただ絶対喰わんだけ」
僅か２年くらいの付き合いですが、やっぱ楽しい。彼らともお別れですねぇ…

「いやいや、何言ってるんですか…ちゃんと会いに行きますよ…呑みましょうよ！ 県内でしょう？」
「俺が車出します！ 寝泊まりも車でできます」
「いや、大事なスタートやけん邪魔せんで…住所は言わんけん」
「落ち着いたらですよ、３ヶ月くらいあったらイケるでしょ？ 電話します、LINEとか…」
「着信拒否るけ」
「また〜…」

何をどの順番でどころか、写真すらきっちり撮れておりません。あっという間に２時間半を超えました。
待っているお客さんも結構おられますので、席を譲りましょう。

もう一軒！と行きたいところですが、この辺でお開きです。暖かいエールをありがとう！

美味しゅうございました！
ご馳走様でした！！

家族の食事でまさかの２軒目、いわゆる居酒屋ハシゴという奴になるとは…特に息子がウキウキしています。私はアルコールが入ると胃拡張になりますから問題ないんですが、少食のＳちゃんがちょいと心配ではあります。
今日の主賓は彼女でして、息子じゃない…

お店に着いたタイミングが良かったようで、４人テーブルが１つだけ空いていました。私らが入って◯の状態です。
メニューを見てびっくり！(◎_◎;)
値段、変わっとらんやん…世間は物価高、コスパ爆上がりです。

お兄さんが「先ずお飲み物からお願いします」とおっしゃるので、私はハイボール、息子はレモンサワー（共に４５０円）、嫁さんはウーロン茶、Ｓちゃんはオレンジジュース（共に２５０円）をお願いします。
飲み物、甘木より安いかもしれん…

さて、何を食べるか？ そんなに入る訳もなし、慎重に選ばなくてはなりません。最悪、持ち帰りすりゃあいいんですけどね。
ギョウザ３人前（１人前９個：５００円）とネギバラ（１本１８０円）２本をお願いしまして、飲み物到着したんで本日２回目の乾杯！ ちなみにＳちゃんは、このお店も初めましてです。お腹は結構一杯らしいですけど、ニコニコしています。　(*'▽'*)

当店のギョウザ、私も家族も大好きでして、それは高知の「安兵衛」さんの餃子に近いからでもあります。安兵衛さんの餃子は揚げ焼き、こちらは揚げ焼きに近い焼き方でして、かつ、餡がフワフワであるところは同じ。
餃子好きな方は「餡の味わいが強く、肉汁がジュワッと…」というポイントを挙げられるでしょうが、私は「餡はホロホロでほんのり甘く、皮が薄めでカリッと」をポイントにしています。
食べられる量が断然違う！ 呑んだ量と食べる量を比例させたいので、パクパク食べられる軽い餃子が好きなんです。
ちなみにこちらのギョウザ、普段なら５人前は軽くイケます。鉄鍋とも違う味わい…素晴らしい！

ギョウザを包む人の違いが分かりやすいお店でもあります。ざっとパッとな人は密閉が甘い、丁寧な人だとしっかり密閉、かつ形を揃える。
到着したギョウザ、今日はきっちりした方が包まれたようです。アタリですな…(*´∀`)♪

めいめいに頬張りつつ、「あ〜、やっぱ出来たてよね〜…」なんて声を聞きつつ。やはり「外さない」お店は大事です。
串物も安定して旨い！ ネギバラを分け分けして食べていましたら、嫁さんから「こういうのって、甘木に無いよね…これホントに美味しい！」という言葉が漏れてきます。

それなら、甘木には無い串物を追加で…レタス巻３本（１本２２０円）、スタミナバラ２本（１本１８０円）、あとはリクエストでとり皮２本（１本１００円）、つくね１本（１００円）です。おチャケも追加です (^◇^;)
そう言えば、晩◯亭の焼きとり、１本１００円だったなぁ…(-.-;)y-~~~

出て来た追加の品々を見て、Ｓちゃんが「この細い付け合わせって何ですか？」と聞いてきます。
「あ〜、これは何とかスプラウト…何やったっけ？え〜ムラサキウマゴヤシのスプラウトで、メニュー名がアルファルファ…美味しいよ、しゃくしゃくして」
と返すと、安心して食べ始める。
串物は基本「塩」です、念の為。久留米の皮は柔らかいんですけど、こちらの皮は食べやすい…理由は「旨い」から。

「どうする？追加するなら付き合うけど？」
息子に聞いたら「いや、さすがにＯＫ」と訳分からん返事。
待っている方多数なんで、とっとと帰りましょう！ 僅か３０分の滞在でした。　m(_ _)m

美味しゅうございました！
ご馳走様でした！

もうすぐ誕生日を迎える私、めでたいという時期はとうに過ぎ去りましたが、自身としては節目を噛み締めたい…
義父の初盆ですからバタバタすること必定なので、まぁ一杯傾けることができれば充分です。

そんなことには触れず「どうしても美味しい餃子が食べたい！」と宣言したら、天然１００%だけどたまに勘の鋭い嫁さんが、「誕生日の前祝いね」と笑います。
こ〜ゆ〜とこよね〜　(￣∀￣)

１９時前の到着を目指し、いざ「又兵衛」さんへ。日曜ですが道もあまり混んでおらず、希望通りの時間となりました。出来れば店の中で、と思いましたが、やはりそうは問屋が卸しません。

「外でいいならすぐに…中だとどれくらいになるか分かりません」とのことでしたから、たまには良いかと外テーブルとします。
ちなみに外とはアーケードの真下か、店横の下屋ということでして、通行人から見られ放題、滅多なことはできません。
アーケードの真下に新たなテーブルが用意されました…

飲み物はハイボールとノンアルコールのシークワーサー（ともに４５０円）、餃子３人前（５００円Ｘ３）、とり皮、つくね、バラなどの串物を注文してスタート。
乾杯して三口ぐらいでしょうか、先に串が到着。早いです。

皿に何だかスプラウト的なものが載っています。メニューをシゲシゲ見ましたら、「又兵衛名物アルファルファ」と書いてある。

正式には「ムラサキウマゴヤシ」って言うそうですが、口に入れるともやしの子どもという感じ…こんな場所で初物を食すとは思いませんでした。
以前はキャベツだったはず、いつから変わったんでしょうね？　旨いすけど。

串物、いつも感心するのは、久留米価格、久留米クオリティです。５種（とり皮、砂ずり、つくね、しんぞう、ウインナー）は１本１００円にも関わらず、相当旨い。特にとり皮はマストです。特有の臭みなんか一切なく、旨みと甘みが素晴らしい。

次に提供された餃子、見てびっくり。形が変わっとるやん！
一ついただくと、味はそのまま…形だけ丸っこく、ちゃんとした成形になっております。

以前はきちんと包んでない状態だったのに、何があった？
まぁ、こちらの方が食べやすいし、サクサク感はアップしてるんで文句はありません。
やはり旨いです。軽い餡で、パクパクイケます。私が食べたかった餃子、そのものです。

嫁さんと色々な話をする中で、餃子食べてると「そもそも何で餃子を欲したか」とかいう、他人からしたらどうでも良いことを喋り出します。

普通のサイズであれば、２人前も食べたなら「もういい」になりますが、このサイズだと呑みながら６〜７人前は軽くイケる。しかも飽きないし、それを考えたら無性に食べたくなった、みたいな話です。

追加で串を５本、餃子を２人前お願いしまして、前回美味しいと感じたスタミナバラと初めてのネギバラをいただきました。
正直、ネギバラはこんなもんだろうなという感想でしたが、やはりスタミナバラは旨いです。バラと値段が同じですから、若干得した気分になります。

残念だったのはレタス巻きですかね…前回はオロシ大根とタレが掛かっていたと記憶しておりますが、今回は焼いただけ。
良さがなくなっていました。値段を上げても再考いただきたい。

この段階で６杯は呑んでいましたが、嫁さんは追加の餃子が入りません。いや、入らないのではなく、諸事情によって入れたくない…
私は呑む量と食べる量が比例しますので、切り上げ時ということでしょう。最後の１杯を追加してお会計です。

最後に苦言を申し上げるなら、外では店員さんが中々つかまりません。あんまり外を気にしていないようですが、１４人程度は外呑みなので、そこは配慮すべきでしょう。
いちいち入り口に行って追加注文する身にもなってくれ、という感じ。

それと、常連や顔見知りには結構手厚いというのが気に入りません。分からんではないけど…
「久しぶり〜、中空いとる？」「あ〜どうも、ちょっと待って、片付けるけん」なんざ聴いた日にゃ、「お前、いつ空くかは分からん言うたやんけ！　空いたなら我慢しとる外の客に先に聞かんかいコラ！」と、若い頃の私なら怒鳴り込んだことでしょう。
今は分別ついてますから、しませんけど…そういうの、見えないようにやってくれや（怒）

大変美味しゅうございました。
ご馳走様でした。

ブランチは沖食堂、夜は又兵衛さんです。
予約は出来ないという紹介ですが、実際は開店時間のみ予約が出来るようです。本当は１８時に予約したかった（土日は１７時開店）のですが、スタート時間だけが予約可能と言われましたので、間違いないでしょう。
で、回転率は良いのでしょうがどれくらい待たなくてはならないのか測りかねましたんで、開店時間に合わせて予約しました。
お店には１０分前に到着しましたが、既に５組程待ちの状態。土曜日にこの状態なら、金曜日の開店時間（１８時らしいです）は予約必須でしょう。ちなみに店内は禁煙、店舗外のテーブル席（多分５か６）は喫煙可能という棲み分けのようです。
頼んだ商品をいちいちご紹介すると文字数が嵩みますから、印象に残った商品のみ記載します。
先ず間違いないのは餃子です。前回も強く感じましたが、嫁さんや息子からも高知の安兵衛にそっくりという感想をいただきました。実際には１個の大きさや包み方の丁寧さ（安兵衛は中身が漏れない様に丁寧に包んでいます）、焼き方（安兵衛は揚げ焼きに近い）などの違いがありますが、餡のふわふわ加減と味、そして皮の薄さなどは本当にそっくりです。それで又兵衛さんは一口餃子宜しく小振りでさっくり焼き上げてあり、更に軽い口当たり。これは餃子だけなら１０皿いけます（すみません、例え、という奴です）。
次はスタミナバラとレタス巻き。レタス巻きは店員さんから「結構出ている商品です」と勧められ、追加注文しました。バラも非常に美味しいですが、同じ値段でスタミナバラが注文出来るならば、バラ１に対してスタミナバラ２ぐらいのバランスがよろしいでしょう。レタス巻きは丁寧に巻き込まれたレタスが口の中をさっぱりと流してくれます。上に乗ったタレまぶしの大根おろしが良いアクセントになっています。
心のこり（１０本限定、メニュー名が正確ではないかもしれません）はハツの希少な商品らしいですが、コリっとした歯応えと旨味の塊です。
他の焼き鳥メニューも安いし旨い。さすが久留米です。久留米の焼き鳥は基本的に安く早く提供することをモットーにされているので、焼き上がりが早くなるように小さく薄くとなっていますが、そうするとどうしても乾き易く、焦げ易くなるので焼きの担当は大変という話を聞いたことがあります。しそ巻きはどうやったのか分からないぐらいしっかり巻いてあるものを薄くカットしてあり、それが全く反らない様に焼き上げてあります。ちょっとした芸術品です。
回転率の良い店で１時間半ほど長居してしまいましたが、最初に来訪した時より良い印象を抱きました。
ご馳走様でした。

呑み会の２軒目、一次会に間に合わなかった不届きな輩の適当な希望で、店先のテーブルまでお客さんが溢れる又兵衛さんへ。
いつかは来訪させていただきたいと考えていたのでラッキーと思いながら、外でタバコを吸いながら楽しみたい連れを「いくら何でも寒すぎるやろ」「先輩もタバコ吸いますやん」というやり取りしながら強引に店内の空き席に。一番歳上の特権ですな。
焼き鳥はバラしか残ってないということなので、人数×２本頼み、メインの餃子を同じく２人前ずつ、後はアルコールで。お先にアルコールとバラが到着、結構美味い。
メインの餃子、薄皮でパリサク、餡も細かく刻んでいて相当レベルが高い。高知の安兵衛に近い食感と味、揚げ焼きしてるのか？
一軒目の鮨屋でたらふく食べた５０歳オーバー、あんまり入らんと思っていたが、半分行かないうちに「ラストオーダーです」の声に、思わず「追加で人数分」…。反省。
全員舌鼓打ちながらペロリと食し、冷凍のお持ち帰りまで。
いやぁ、参った。絶品。