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夜の点数:4.2
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.2
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|酒・ドリンク 4.2
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP4.2
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| 酒・ドリンク4.2 ]
田町の夜に、静かに火が灯る
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2025/10/23 更新
田町の夜って、どこか“仕事終わりの余韻”が漂う街だと思う。ネクタイをゆるめたサラリーマンが一息つくように吸い込まれていくのが、「炉端焼き ととしぐれ」。一見、よくある居酒屋かと思いきや、足を踏み入れるとすぐにわかる。ここは“焼きの香りで会話が始まる場所”だ。
店内に入るとまず、炉端の炭の匂いがふわっと包み込む。目の前で焼かれていく魚や野菜たちは、ただの料理というより“舞台の主役”。焼き手のリズムに合わせてパチパチと火が弾け、その音がなぜか心地いい。焼かれる食材を眺めながら飲む一杯目のビールは、どんな高級店よりもうまい。
料理はどれも派手じゃないけど、ちゃんと芯がある。脂ののった魚も、香ばしく焼かれた野菜も、素材の輪郭を壊さない絶妙な火入れ。どれを口にしても「これでいいんだよ」と言いたくなる。気取らないのに、どこか品がある。そんな店だ。
そして何より、スタッフの距離感がいい。押しつけがましくもなく、でも放っておかない。ちょっと笑えるやりとりの中に、“この店を楽しんでほしい”という気持ちが見える。そういう温度感が、料理以上に沁みる。
ふと思う。飲食店って味だけで語れない。
炭の香り、会話の温度、グラスの曇り具合──全部がその店の“味”をつくっている。
「ととしぐれ」は、そんな“空気のうまさ”を教えてくれる店だ。
田町で一日を締めくくる夜、どこに行くか迷ったら。
迷わず、ここに来ればいい。焼き台の向こうで、今日も炭が静かに火を灯している。