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夜の点数:4.2
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.2
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|酒・ドリンク 4.2
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[ 料理・味4.2
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静かに流れる“本気の九州”──赤坂見附で見つけた、大人の隠れ家「くら」
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2025/11/02 更新
赤坂見附の喧騒からエレベーターで一気に“九州”へ連れ戻されるような感覚。それが「九州料理と地酒 くら」の最初の印象だった。店名に“九州”とつく店は数多くあるが、ここはどこか空気が違う。派手に郷土色を押し出すのではなく、静かに、しかし確かに“本気の九州”が流れている。
席につくとまず感じるのは、店内の落ち着き。照明はやや控えめで、木を基調とした空間が赤坂らしい華やぎとは別の温度をもたらしている。肩肘張らずに過ごせる雰囲気なのに、料理は一皿ごとに凛とした芯がある。素朴さを残しつつ、都会的な洗練が加わった“九州の現在形”というべき味わいだ。
例えば、九州料理にありがちな豪快さよりも、どの料理にも出汁や香りを大切にした繊細さが宿っている。脂の使い方が丁寧で、後味がきれい。辛味や甘味もただ強いだけでなく、料理に合わせてきちんと調整されている。九州の家庭料理の延長ではなく、九州の「食文化」をきちんと東京で表現しようとしているのが伝わる。
スタッフの距離感もよく、押しつけがましくないのに気が利く。飲み放題の提供もスムーズで、料理のタイミングも丁寧。赤坂見附という場所柄、接待や会食にも向いているが、友人同士でもほどよい距離で話せる“柔らかさ”がある。
しっかり食べて、ゆっくり飲んで、静かに満たされていく感覚。派手さはないが、記憶に残る余韻がある。
赤坂見附で「九州料理」を選ぶなら、ここを知っていると少し誇らしくなれる。そんな一軒だった。