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夜の点数:4.2
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.2
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|酒・ドリンク 4.2
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP4.2
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| 酒・ドリンク4.2 ]
喧騒の上にひそむ、歌舞伎町の“静かな選択肢”
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2025/11/19 更新
「歌舞伎町で落ち着いて食事をしたい」という、ある意味わがままな願いを叶えてくれる店があるとは思わなかった。Mr.Gentleman Neo Japan Dining。エレベーターの扉が閉まった瞬間から、街の喧騒が少しずつフェードアウトしていき、7階に着く頃には、気持ちのスイッチまで完全に切り替わる。
扉を開けてまず感じたのは、“整えられた静けさ”だ。広くはない空間なのに圧迫感はまったくなく、余白の取り方が上手い。ネオン街のすぐ上にこんな穏やかな空気があるなんて、ちょっとした秘密の隠れ家を見つけた感覚に近い。
接客はやわらかく、過度に踏み込まない。こちらが何を欲しているか、言葉にする前に気付いて動くような自然さがある。無理に華美な演出をしようとせず、店として大事にしている“距離の取り方”を守り抜いているのが印象的だった。
料理はジャンルで語るより、体感で語りたくなるタイプ。和の要素を軸にしつつ、構えず食べられる軽快さがあって、どの皿も余白を残しながら味が定まっている。歌舞伎町らしい派手さを期待して行くと拍子抜けするかもしれないが、そのミスマッチこそがこの店の強み。街の賑やかさに振り回されず、店としてのリズムを崩さない。その頑固さが気持ちいい。
気付けば会話がいつもより落ち着いたトーンになっていて、時間の流れすらゆるやかに。料理そのものだけでなく、“ここで過ごすこと”に価値がある店なんだとわかる。
歌舞伎町で特別な夜にしたい時、ただ静かに整えたい時、どちらの願いにも応えてくれる“裏側の選択肢”。そんな店だった。