冷やっこ75713さんが投稿したコンヴィヴィアリテ・イチノセ(群馬/山前)の口コミ詳細

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冷やっこのレストランガイド

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この口コミは、冷やっこ75713さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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5

  • 夜の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 5.0
5回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

田舎町でこのレベルの料理を食べられる幸せ

前回は1月に来ているので、一応今年2回目の訪店となります。
まあ、約1年ぶり・・・という事でいつもとあまり変わらないのですが・・・。

18時半に到着。
既に先客一組(4名)が食事をしていました。
我々は昨年同様個室に案内されました。
このスタイリッシュなお店での個室は実にテンションが上がります。
テーブルの上にはいつもの通りコースの内容が書かれた紙が置かれています。

コースのスターターはいつものごとくシャンパーニュです。
<ロワイエ・エ・フィス キュベ ド レゼルヴ ブリュット>
シェフが最近お気に入りのシャンパーニュだということですが、リンゴを思われるアロマが特徴的な美味しいシャンパーニュです。

<ホワイトアスパラ シャインマスカット グリーンオリーブ >
敷き詰められたシャインマスカットの下にはホワイトアスパラのムース。そしてその間には二つの食材のつなぎ役としてグリーンオリーブが隠れています。甘みの強いシャインマスカットと淡白なホワイトアスパラをまとめる塩味の効いたグリーンオリーブが口中で見事なハーモニーを奏でます。

<赤貝 北寄貝 白ミル貝 蛤のジュレ カリフラワーのムース レモン ホタテのヴィネグレット>
今回のコースで最も衝撃を受けたのがこれ。
フレンチではこの時期定番のカリフラワーのムースの上にコリコリとした貝が小さく刻まれて乗っており、蛤のジュレが塩味と旨味を付与しております。見た目の美しさもさることながら、食感、旨味、塩味いずれも素晴らしく、貝好きな我々は感動しまくりでした。シャンパーニュが一気になくなりました。

<カスレ>
最近は毎回登場するようになったカスレ。ラングドック地方の郷土料理である白いんげん豆の煮込みのことす。
しかし今年は装いも新たに登場。
前回はシュウマイのような皮に包んで登場しておりましたが、今回はセルクル型でまとめ上げられて登場です。上に乗った赤いのは赤玉葱をビネガーに漬け込んだもので、フランスではカスレに赤ワインビネガーをかける習慣があることから、それをイメージしたとの事です。

これに合わせたのは赤ワイン
<グラン・マエストロ・ロッソ>
イタリアワインで、プーリア州の赤ワイン。プリミティーヴォとサンジョベーゼのブレンドです。
産地は違えどカスレと見事にマッチしました。

<マッシュルームのポタージュ>
フワリとトリュフの良い香りを纏って登場。マッシュルームのスープにエスプーマで泡立てたスープが乗っており、2つの食感を楽しめます。そして中にはサツマイモが隠れておりました。
このスープに合わせたのがロワールの白ワイン。
<フルニエ ムムム ソーヴィニヨン・ブラン>
アロマティックな香りがトリュフの香りと調和しました。

<オマール海老 エストラゴン 鶏とエビ キクラゲのラビオリ ビスク>
最近は必ず出てくるオマールの料理。今回はラビオリと合わせて出来ました。濃厚なビスクソースが旨い!
これと、次の甘鯛にはブルゴーニュのシャルドネを合わせました。
<バロレ・ペルノ・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ コート・ドール2023>

<山口県産 甘鯛 ムール貝ソース>
甘鯛の松笠焼きの登場です。そしてシェフ得意のムール貝ソースの登場です。
鱗付きの皮はこれ以上ないほどのカリッカリで身のふんわりとの対比が凄い! これまで食べた松笠焼きの中で文句なくナンバー1です。

<上州牛>
写真撮り忘れました<m(__)m>
今回はヒレ・・・でなく、シンシン当たりの部位でしょうか?
付け合せが春菊で、ソースも赤ワインソースと春菊のヒュレ。これが凄く合いました。よくよく考えると、すき焼きで共演している日本人には慣れ親しんだコンビですね。
これにはボルドー産の赤ワインの登場です。
<シャトー ラプラニョット ベルビュー サンテミリオン グランクリュ 2019>
ちょっと青臭い香りがすので、春菊のソースとピッタリ合いました。

<ラベンダーブリュレ>
アヴァンデセールはラベンダーの香りのするお洒落なブリュレでした。

<洋ナシのタタン キャラメルシナモン パンドエピス>
バースデープレートに乗ってデセールの登場です。洋ナシのタタンと、シナモンを振ったキャラメルアイスがパンドエピス(香辛料を使ったパン)に乗っております。いかにもフレンチのコースを締めるにふさわしいデセールです。
当然デザートワインもオーダーです。
<シャトー・ラ・コサード 2020 サント・クロワ・デュ・モン>
ボルドー産の極甘口の貴腐ワインで、セミヨン100%

<ミニャルディーズ>
カヌレとラズベリーのマシュマロが紅茶と共に運ばれてきました。
マシュマロが甘酸っぱくてとても美味でした。

食後シェフが挨拶に来てくださいましたので、少しだけお話しできました。
やはり休みの日などを利用して東京等のフレンチに食べに行って色々と刺激を受けているようです。
今回の料理にも色々とそういった変化を感じました。
同じ料理を東京で食べたら、恐らく2万~2万5千円は取られるのではないでしょうか。
そう考えると、こんな素敵なレストランがここにあるということが凄く幸せで有難いなと感じます。

年に一度ですが本当に素敵な時間をありがとうございました。

  • メニュー

  • ロワイエ・エ・フィス キュベ ド レゼルヴ ブリュット

  • ホワイトアスパラのムース シャインマスカット グリーンオリーブ 

  • カリフラワーのムースと貝

  • カスレ

  • グラン・マエストロ・ロッソ

  • パン

  • マッシュルームのポタージュ

  • フルニエ ムムム ソーヴィニヨン・ブラン

  • オマール海老、鶏と海老、きくらげのラビオリ

  • バロレ・ペルノ・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ コート・ドール2023

  • 甘鯛の松笠焼き ムール貝のソース

  • シャトー ラプラニョット ベルビュー サンテミリオン グランクリュ 2019

  • 葡萄酢

  • ラベンダーブリュレ

  • 洋ナシのタタン、キャラメルシナモン、パンドエピス

  • シャトー・ラ・コサード 2020

  • ラズベリーのマシュマロ カヌレ

  • 紅茶

2025/12/11 更新

4回目

2025/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

ひと月遅れのバースデーを素晴らしい料理で祝ってもらいました

毎年バースデーはこちらで祝ってもらっております。
今回もこちらで・・・と昨年12月に予約をしていたのですが、直前で体調を崩してしまい泣く泣くキャンセル。
満を持して約一月後のこの日に再度予約をしてお伺いしました。

18時半予約で約10分前に到着。
駐車場に車は無く、貸し切り状態かな・・・と思い車の中で待機していたら、続々と車がやってきました。
皆18時半予約だったようです。

時間になったので入店します。
奥様がお出迎えしてくださいます。
一年ぶりですが、奥様ますます綺麗になられておりました。しかも若返っているような・・・
美魔女の方ですか??

案内されたのは、なんと個室!
個室に案内されたのは初めてです。
ダイニングも素敵ですが、やはり個室は特別感を味わえますね。

さて、テーブルには本日のコースの内容が書かれた紙が置かれております。
たらば蟹、オマール海老などの文字が見えます。期待感が高まります。

飲み物に関しては、お店を信頼しているので、完全にお任せとなっております。
先ずシャンパーニュで乾杯です。
<アルノー・ド・シューラン ブリュット レゼルバ>という恐らく初めて飲むシャンパーニュです。

さて、コースのスタートです。

<タラバガニ セロリラブ アボガド>
タラバガニとアボガドとセロリラブを和えた料理です。
セロリラブとは、別名「根セロリ」と呼ばれている野菜で、セロリに似た風味です。
セロリラブの風味が蟹の魚介臭さを爽やかな風味に変換しております。

<カリフラワー 甲イカ セロリ>
カリフラワーのムースの周りに昆布のジュレ、ムースの上に甲イカが、セロリとカリフラワーのスライスにサンドされた形で乗っています。色んな食感が楽しめる料理です。

<ルイ・ジャド マコン ヴィラージュ>
ここで白ワインが登場。
樽の効いたブルゴーニュのシャルドネです。

<カスレ>
カスレとは肉と白いんげん豆の煮込みの事で、ラングドック地方の郷土料理です。
それをシュウマイのように生地に包んでカリッと揚げてあります。
これ、前回の時にも出てきてますね。

<サンコム リトル ジェームズ バスケット プレスレッド>
カスレに合わせてくれたのが、ローヌの赤ワインで、グルナッシュ100%です。
(ラングドックの赤が無かったそうです)
柔らかなタンニンと酸味がバランスよく、カスレに合います。

<マッシュルーム ポタージュ>
マッシュルームのスープですが、トリュフの良い香りがします。
カリカリに上げたポテトが良いアクセントになっています。

<オマール海老 クネルリヨネーズ>
オマール海老に魚介のクネルを合わせてあります。クネルとは西洋つくねみたいなものですね。
ソースはアメリケーヌソースです。

<モンテセイ ソアヴェ クラシコ>
ここで、魚介に合わせて爽やかなイタリア産白ワインの登場です。
シャブリやミュスカデと並ぶリーズナブルな爽やか系白ワインの代表格で、暑い夏の日に飲むのにピッタリのワインです。(今は冬ですが・・・)

<鹿児島県産 オナガダイ サフラン ムール貝>
魚料理第2弾は、オナガダイのポワレで、ソースはムール貝とサフランのソースです。ペルノーも使われているようです。
こちらのシェフは昔からムール貝のソースをよく使ってますね。得意なようです。
皮がパリパリで身がフワフワ・・・絶品でした。

<上州牛>
肉料理は上州牛ヒレ肉のステーキです。
めっちゃ柔らかくジューシー、表面がカリッと香ばしいのでその対比が良かったです。

<エクスプレッション・ド・マルゴー>
肉に合わせたのはもちろん赤ワイン。
王道のボルドーワインです。マルゴー村のワインらしく、タンニンは柔らかで、力強さよりもエレガンスを感じるワインです。
これ、噂によると、中身はとんでもない高級ワインだとか・・・。(確かに美味しかったけど・・・)

<ラベンダー・ブリュレ>
アヴァン・デセールは、ラベンダー風味のブリュレでした。

<金柑 バニラ リンゴ>
なんと、お皿に(happy birthday)の文字が・・・。
予約しなおしたときは、特に誕生日ということは伝えてなかったのですが、シェフはちゃんと覚えていてくれたのですね。
感激です!
デセールは、金柑のコンポートと林檎のコンポートがミルフィーユ状に重ねてあります。サクッとした食感が良いですね。
そして、バニラアイスクリームが添えられております。

<紅茶と小菓子>
ミニャルディーズはカヌレでした。
カリっとした表面と、フワフワの中身。フレンチのお店で頂くカヌレって本当に美味しいですよね。

と、ここで早くも代行が来てしまい、またしても大慌てで搔っ込むことに・・・。(前回と同じですなあ)

今回はひと月遅れのバースディとなってしまいましたが、個室にて最高の料理とワインを頂きました。
一年に一回ですが、この最高の料理を頂けるのは本当に至福の時間です。
今年は年末にもう一度来たいと思います。


  • 外観

  • 初めて個室に案内されました

  • 本日のメニュー

  • シャンパーニュ アルノー・ド・シューラン ブリュット レゼルバ

  • タラバガニ セロリラブ アボガド

  • ルイ・ジャド マコン ヴィラージュ

  • カリフラワー 甲イカ セロリ

  • カスレ

  • サンコム リトル ジェームズ バスケット プレスレッド

  • マッシュルームポタージュ

  • モンテセイ ソアヴェ クラシコ

  • オマール海老 クネルリオネーズ

  • バン

  • 鹿児島県産尾長鯛 ムール貝のサフランソース

  • 上州牛

  • エクスプレッション・ド・マルゴー

  • ラベンダー・ブリュレ

  • 葡萄酢

  • 金柑 バニラ リンゴ 

  • ティー

  • カヌレ

2025/01/15 更新

3回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

コンヴィヴィアリテ・イチノセさんでHAPPY BIRTHDAY TO ME

毎年この時期になるとこちらのレストランにやってきます。
北関東の田舎町にハレの日をお祝いするのにこれほど適したお店はそうそう無いでしょう。
今回は、私の誕生日のお祝いで、連れが予約してくれました。

1年ぶりの訪店でしたが、その間に若い女性のスタッフが加わったようです。
奥様は相変わらずお綺麗でした。

今回のコース内容はこんな感じでした。

<セルフィール ウニ コンソメ>
濃厚なウニの旨味がシャンパーニュにマッチします。

<カリフラワー スミイカ セロリ>
カリフラワーのムースの周りに昆布のジュレ、ムースの上にスミイカが、セロリとカリフラワーにサンドされる形で乗っています。いろんな食感、色んな味わいが楽しめる完成度の高い料理です。

<カスレ>
カスレとはラングドック地方の郷土料理で、豚肉と白いんげん豆の煮込みのことです。
それをパリッとした生地に包んで仕上げた新しい解釈のカスレです。

<マッシュルーム 季節のキノコ>
マッシュルームのポタージュにムース、そして生のマッシュルーム・・・そしてとどめは黒トリュフのトッピング!
黒トリュフの芳醇な香りが堪りません。

<オマール海老 アスパラ パンベルデュ>
アスパラとありますが、スナップエンドウのようです。
パンベルデュとは、いわゆるフレンチトーストのようです。ソースはアメリケーヌソースです。
オマール海老は抜群の火入れです。

<本日の鮮魚 ソース・ブイヤベース>
本日の鮮魚はサワラでした。
ブイヤベースソースが美味しい!
これに合わせてぺルノーの水割りを頂きました。

<上州牛>
メインはもちろん上州牛のフィレ肉です。
スティックセニョールが付け合せです。
そして、ここにも黒トリュフの香りが・・・堪りません。

<ビーツ アイスクリーム>
アヴァン・デセールは、綺麗な色のビーツのアイスクリームです。
さっぱりした味わいでメインのデセールに繋げます。

<洋ナシ キャラメル カシス>
そして、バースデープレートに乗ってデセールが登場!
キャラメルのクリームの中に洋ナシのコンポートとカシスが潜んでいます。

<ミニャルディーズ&紅茶>

合わせたお酒
<シャンパーニュ ド・ヴノージュ・コルドン・ブルー・ブリュット>

<赤ワイン ミネルヴォワ ロ・ド・ラヴィ 2019>

<白ワイン ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー V.V. ベルナール エ ドミニク マルタン 2021>

<ペルノー水割り>(シェフのサービス)

<赤ワイン ロッソ・デ・ノートリ 2021 トゥアリータ>

<ケルナー・シエスタ2021>(これもシェフのサービス)

本日の鮮魚に合わせてぺルノーの水割りを持ってきてくれた時はビックリしました。
ぺルノーはブイヤベースに欠かせないお酒なのですが、飲むという発想が無かったので、初ぺルノーとなりました。
水で割ると白濁した感じになりますが、まろやかになり美味しかったです。

最後、代行が予想以上に早く来てしまったため、食後の紅茶をゆっくりと味わうことが出来ず、慌ただしくお店を後にしたのが残念でした。もう少しゆっくりとシェフや奥様とお話がしたかったです。

今回も最高の雰囲気で、最高の料理とお酒を頂き、最高の誕生日を迎えることが出来ました。
ご馳走様でした。


  • 紅茶

  • ミニャルディーズ

  • ケルナー・シエスタ 2021

  • 洋ナシ キャラメル カシス

  • ビーツのアイスクリーム

  • お口直し

  • 上州牛フィレ肉のグリエ

  • ロッソ・デ・ノートリ 2021 トゥアリータ

  • ペルノー

  • 鰆のブイヤベースソース

  • オマール海老 アスパラ パンベルデュ

  • パン

  • ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ

  • マッシュルーム 季節のキノコ

  • ミネルヴォワ ロ・ド・ラヴィ 2019

  • カスレ

  • カリフラワー スミイカ セロリ

  • セルフィール ウニ コンソメ

  • シャンパーニュ ド・ヴノージュ・コルドン・ブルー・ブリュット

  • メニュー

2023/12/15 更新

2回目

2020/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

誕生日のお祝いをコンヴィヴィアリテイチノセさんで・・・

今年の一月に初訪店したこちらのお店。
ペアリングが忘れられずまた行きたいと思っていたところ、誕生日のお祝い・・・という事で、連れが予約してくれました。

6時半に到着!
先客一組…後にもう一組来ます。

相変わらずスタイリッシュな店内です。
クロークには軽井沢の名店「シェ・草間」のシェフから10周年のお祝いの花が飾ってあります。

今回は予約の段階でワインのペアリングをお願いしてあるのでスムーズです。

<あん肝 エビ ゆず>
あん肝のプリンにエビを混ぜ込み、柚子の風味を付けたものです。
エビのプリプリした食感が良いアクセントになります。
柚子の風味を付けたことにより、濃厚でまったりとしたあん肝のプリンが爽やかな味わいになってます。これにはスタートからノックアウトです
乾杯のワインはロワールのスパークリングです。
リンゴのアロマと味わいを持つ美味しいスパークリングです。

<鯛 ほおずき パプリカ>
鯛のカルパッチョにほおずきのソースを合わせてます。
鯛の下にはアボガドとパプリカを合わせた物が敷き詰められています。
通常は酸味のあるソースで合わせられることの多いカルパッチョですが、こんな風に甘いソースでも合うんですね・・・。
これに合わせたワインが
「シャトー アルジャンティー アラリック ブラン オーガニック 2018」
ラングドック・ルーションのワインで、グルナッシュ・ブランを中心にブレンドされています。
フルーティーで酸味はあまり感じられず、ほおずきの甘いソースにピッタリと合います。

<バロティーヌ 上州高原鶏 モチ豚 キノコ>
上州高原鶏、もち豚、キノコで作ったバロティーヌが出てきました。
このバロティーヌには赤ワインを合わせてくれました。
「エンジェル・カット オールド・ヴァイン・ジンファンデル 2016」
カリフォルニアワインです。
濃厚だけど、口当たり良く飲みやすい、カリフォルニアらしいワインです。

<キクイモ>
どんな料理が出てくるのかと思ってたら、キクイモのポタージュでした。
中に牡蠣が入ってます。
前回の食事では、白菜のポタージュに牡蠣が入ってました。
こちらのシェフは、牡蠣をポタージュに合わせるのが得意なようですね。

<本日の鮮魚 ソースシャンパーニュ>
鮮魚はスズキでした。
付け合わせはほうれん草です。
クリーミーなシャンパンソースが実に美味しいです。
これに合わせたのが、
ラ・クロワザード レゼルブ シャルドネ 2019
ラングドッグ・ルーションのワインです。これ、前回のペアリングにも登場したワインです。
フルーティーで濃厚、アプリコットのアロマを感じます。南フランスらしいワインですね。
シャンパンソースと実にピッタリです。

<上州牛>
実は前回肉料理はチョット固くて残してしまったのです
その時と同じ上州牛のランプ・・・はたして・・・
と、なんと柔らかい! 確かにヒレとは違うランプならではの歯ごたえはあるのですが、固いというわけではなく、口の中でほぐれていく感じなのです。そして噛むほどに奥深い味わいが広がります。
シンプルですが、奥深い肉料理でした。
肉に合わせてくれたのがこれ・・・
ドメーヌ・ド・フェラン コート・デュ・ローヌ キュベ アンティーク ヴェイユ・ヴィーニュ 2016
ローヌの赤です。
グルナッシュ主体でシラーなんかもブレンドされているようです。
最初バニラの香りが来て口に含むと果実味が広がります。
柔らかな味わいの赤です。

お口直しに葡萄酢が出てきました。
ん・・・?これってココファームのベルジュじゃね?

<洋ナシ チョコレート シナモン>
デセールは洋ナシにチョコレートアイスにチョコレートソースです。
アイスの上にシナモンが振りかけられています。
ペアリングとは別に、デザートワインを追加しました。
シャトー・ラ・ローザック2017です。
やはりデザートワインがあるとデザートがより引き立ちます。

<小菓子>
最後はハーブティーとプティフールでフィニッシュです。


素晴らしい料理に素晴らしいワイン・・・大満足でした。
フランス料理において、ワインと料理は対等の立場にあります。
なので料理一品に対し、それに合ったワインを飲むのが最もフレンチを楽しむ良い方法なのです。
しかし、ペアリングはそれ相応のワインの知識とストックが無いと成り立ちません。
なので、こんな田舎町のお店でこんな素晴らしいペアリングを味わえるなんてホントーに幸せです。
そして、前回の肉料理のリベンジも見事に果たしてくれました。

コンヴィヴィアリテイチノセは隙のない完璧なフレンチレストランです。

2020/12/16 更新

1回目

2020/01 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

行きたかったコンヴィヴィアリテ・イチノセさんへ初訪店

色んな所で噂を聞いていたコンヴィヴィアリテ・イチノセさん・・・。
市内からかなり離れているので、帰りの代行代だけでも大変だ ということでなかなか訪店できなかったのですが、今回意を決して初訪店の運びとなりました。

場所は、ナビがあるから大丈夫だろうとタカをくくってたのですが、ナビの通りに行くと、田んぼのど真ん中のとんでもない場所に・・・w 周りになにも無ーい

慌てて電話して確認したところ、場所は全く違うところに・・・(このクソナビ信じられんな・・・オコっ!)
そしてようやくたどり着きました・・・

住宅街の中に突如現れたスタイリッシュな建物!
ここは青山か、代官山か・・・といった雰囲気です。

ここの奥様と思われる綺麗な方に案内していただきダイニングへ・・・
先客は家族連れが一組、ダイニングも超スタイリッシュです。

テーブルにはメニュー表が・・・食材の名前だけ書いてあるため、どういった料理が出てくるのか・・・想像するしかありません。

テーブルの脇にあった小さなショットグラスに入った錠剤・・・何だろうと思ってたのですが、お湯を注ぐとみるみる大きくなってw なんとおしぼりだったのです! 

ドリンクは、当然ワイン・・・という事になるのですが、田舎のお店なので、ワインのペアリングは無理かな~・・・と思い、ダメもとで聴いてみたところ、なんとOKとの事!
という事で、ワインはペアリングにしてもらいました。

最初にサーブされたのは、クレマン・ド・ロワール・・・ロワールのスパークリング・ワインです。

<アミューズ・ブーシュはキッシュ>
フレンチでは定番の料理ですが、サクッとして香ばしくて、食事のスターターとしてはピッタリです。

<ズワイガニ カリフラワー コンソメ>
続いて出てきたのは、カリフラワーのムースの上にズワイガニとコンソメのジュレをトッピングしたもの。
メニューを見た瞬間にこの料理が頭に浮かびましたが、予想通りでした。
フレンチでは定番のカリフラワーのムースですが、信じられないほどクリーミーなムースでした。

<ブリ ルッコラ くるみ>
これは、ブリのスモークのカルパッチョでした。
脂ののったブリをスモークしてクルミ、ルッコラと合わせてあります。

これに合わせてくれたのが、ドイツの白ワインで、「ドイチェス・ヴァイントア ソーヴィニヨンブラン」
グレープフルーツの爽やかなアロマがブリの美味しさをさらに引き立たせてくれます。
ドイツの白というと、リーズリングを思い浮かべますが、ソーヴィニヨンブランは初めてです。

<地産ハクサイ カキ>
これは白菜のポタージュでした。長ネギを素揚げにしたものがトッピングされています。白菜のポタージュは初めてです。
そして、中には何と、牡蠣のムニエルが潜んでました。これは美味しいぞ!

これに合わせたのが、「ラ・クロワザート シャルドネ 2018」
南フランスのラングドック・ルーションのワインです。実にフルーティーで果実味豊かな白です。

<本日の鮮魚>
魚料理は、鰆のポワレ・・・ソースはムール貝のソースだそうです。
皮はパイパリ、身はふっくらで、クリーミーで深い旨味のソースが淡白な白身魚の旨味を引き立てます。

これに合わせてくれたのが、「ドメーヌ・デュ・サルヴァ ”ドゥレイユ” シュヴェルニー」
ロワール地方の白ワインで、シャルドネとソーヴィニヨンブランのブレンドという珍しいワインです。
勿論、鰆のポワレに絶妙に合いました・・・

<上州牛>
肉料理は、上州牛のステーキ 赤ワインソース添え
これが本日唯一食べきれなかった一皿・・・
部位は腿肉かランプだと思いますが、歯の治療中だったため、ちょっと硬く感じてしまい、食べきれませんでした
肉の火入れ、旨みは十分だっただけに残念な事をしました。

合わせる赤ワインは、「シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ2014」
ボルドー右岸のワインで、メルロー主体のワインです。

デセールの前にお口直しの柚子のグラニテが登場!
お口をさっぱりさせます。

<りんご パイ ラムレーズン>
デセールは、リンゴのタルトとラムレーズンのアイスです。

デザートワインは、貴腐ワインを2つ・・・「シャトー・ラ・コサード 2015」ソーテルヌの対岸にある、サントクロワデュモンのワインです。
そして、もう一つが、なんとソーテルヌの貴腐ワイン!「カステルノー・ド・スデュイロー ソーテルヌ2005」
琥珀色で何とも深い味わいの貴腐ワイン・・・。めっちゃ美味しかったです。貴腐ワインにハマりそう( ;∀;)

<小菓子>
ミニャルディーズはマカロンともう一つ何か付いてました。説明を聞いたのですが、酔っていて忘れました(;'∀')
ハーブティーと一緒に頂きフィニッシュ!

食後、シェフが出てきてくれて、色々お話しましてくれました。
こちらのシェフはまだ若い方ですが、クィーンアリスや代官山のパッションといった一流店で修業しており、その経験が見事に生かされているなと感じました。
ワインのセレクトも素晴らしく、最後は貴重なソーテルヌのワインまで出していただいて、感謝です。
北関東の田舎町にいる事を忘れてしまう非日常を堪能することが出来ました。
一年に一回は来たい・・・そう思わせてくれるお店でした。

ご馳走様でした!


  • ミニャルディーズ

  • デセール:リンゴのタルトとラムレーズンのアイス

  • シャトー・ラ・コサード 2015

  • カステルノー・ド・スデュイロー ソーテルヌ2005

  • 柚子のグラニテ

  • 上州牛のステーキ赤ワインソース

  • シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ2014

  • ドメーヌ・デュ・サルヴァ ”ドゥレイユ” シュヴェルニー

  • 鰆のポワレ ムール貝のソース

  • ラ・クロワザート シャルドネ 2018

  • 白菜のポタージュ

  • 白菜のポタージュ

  • パンとくるみオイル

  • ブリのスモークのカルパッチョ

  • ドイチェス・ヴァイントア ソーヴィニヨンブラン

  • カリフラワーのムース ズワイガニとコンソメジュレ

  • キッシュ

  • クレマン・ド・ロワール

  • スタイリッシュな入口

  • 店内もスタイリッシュ

2020/01/26 更新

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