1回
2025/11 訪問
かの名店にて…華麗なイノベーティブ.イタリアンを堪能する夕餐〜シェフの超シャープな感性&季節をクリエイティブに描き出す精緻な技に…ただただ酔いしれる…
フォアグラのカタラーナ
パスタフレッダ(キャビアのカペリーニ マスカット添え)
寒鰆 白味噌 オレンジ
津軽鴨 白味噌 オレンジ 黒ニンニクソース
ロートロ アル プレコーチェ(ロートロ ほうれん草 鹿児島産甘エビ)
自家製フォカッチャ
カルトッチョ(オナガタイ 蛤 カニ 蕪)
土佐あか牛のロースト(菊芋のピューレ 茸)(黒トリュフかけ op)
スパゲッティポモドーロ(50g)
セルバチコ 蜜柑
モンテビアンコ(モンブランと洋梨 栗ソース)
デザートワイン
エスプレッソ
サラーメ・ディ・チョコラータ イタリアンマシュマロ
クイントカント
2025/11/16
mats2110様
この度は当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お料理やスタッフの対応についてお褒めのお言葉をいただき大変うれしく拝見いたしました。
またおひとつおひとつご丁寧にご感想もいただきありがとうございます。
今後も皆さまに心地よい時間をお過ごしいただけるようより一層努力してまいります。
またのご来店を心よりお待ちしております。
GM 岸本 拓也
2025/11/19 更新
クチーナ・クレアティーバの名店、クイントカント…コンラッド大阪から西に抜けすぐのダイビル本館西側に位置するこの華麗なリストランテは外観も豪華…店内も見事に美しい非日常的空間…高級感と風格が漂います!着席すれば、わざわざ竹内シェフ自らご挨拶…この若く新進気鋭の料理人は京都の名店イル・ギオットーネでの修行歴が長いとか…SALONEとの融合が楽しみです!
量で大(フルボトル分)中(ハーフサイズ)小(軽く)を選択出来る中から小のワインのペアリングと共に…アンティパストはこの店のスペシャリティの一つフォワグラのカタラーナ…見た目や食べ心地は焼プリン…しかしフォアグラが練り込まれ濃厚な甘味と旨味を放ちます…これをエスプレッソソースとマスカルポーネチーズの塩シャンティで…この味変はまさに絶妙!
次はパスタフレッダ(キャビアのカペリーニ マスカット添え)…写真はちょっと触ってしまい少し乱れてしまいましたが美しい一品…レモンと貝の出汁汁の爽やかながらコクのあるスープで、キャビアを纏ったカペリーニの旨味を存分に堪能出来ます♪
寒鰆は痛恨の写真撮り忘れ…シェフが描かれたデッサン画で代用しますが…ストラッチャテッラ チーズや小粒パスタのフレーゴラと共に、オレンジピューレとポロ葱の葱白味噌が使われ、それぞれの味わいで寒鰆を楽しめます…とても印象深い味のグラデーションがお見事な逸品です♪
温菜の津軽鴨は、津軽リンゴの昂林にイタリア野菜のプレコーチェと共に…同じく青森産黒ニンニクソースで…これは噛みごたえに豊潤な味わい!シナモンやナッツ、さらにリンゴの皮のパウダーでフルーティーな味付け…肉の旨味と爽やかさのコントラストと融合が見事…これも極めて絶品です♪
ロートロ アル プレコーチェ(ロートロ ほうれん草 鹿児島産甘エビ)はシェフの見事なクリエーションが際立つ逸品…ほうれん草を練り込んだラザニアの様なパスタで海老クリームソースを巻き込んでローストしたロール料理(ロートロ)に、鹿児島産甘エビや早生種の野菜(プレコーチェ)を添え、ペッパーや柑橘系スパイスの風味を加えた一皿…優しい味付けの中に海老の濃厚な旨味が溢れています!このソースを自家製フォカッチャと合わせていただくとほんと美味しいです!
続いて…カルトッチョ…イタリア語で「紙包み焼き」…ここでもまたシェフのアイデアや創造性が素晴らしい…耐熱性調理用袋を使い、オナガタイと蛤、蟹、蕪を蒸した袋の状態で提供されます!クリップを開ければ…魚介のいい香が…!これをすくっていただくのですが…魚介スープがまさに芳醇…オナガタイも上品なお味でとても美味い〜蕪の食感に彩り、フェンネルも効果的!その上…横の木のスプーンにはサフランオイルが、そしてもう一つには蟹味噌に湯葉と柚子が…これらを順に加えて味変まで楽しめます!サフランオイルではまさにパエジャ…そして蟹味噌では和風スープに!これは驚き…まさに味わいのグラデーション、コンディメントのアイデアが素晴らしい逸品です!
メインは土佐あか牛…オプションで黒トリュフをかけていただきます!付け合わせには秋が旬の菊芋のピュレに平茸など茸類…ポルチーニ茸とマッシュルームのパウダーまでかけられて…肉の出汁、黒胡椒、バターや赤ワインからなるソースが絡み、肉の旨味とキノコのマリアージュがお見事…噛むほど美味さが染み渡ります!
スパゲッティポモドーロはもう一つのスペシャリティ…8時間煮込まれたセロリなどの野菜とトマトのソースが抜群に美味しい!セロリの香りが素晴らしいアクセントです…30,50,70gから選べますし、opでリゾットスペチャーレに変更可能です。
さらにセルバチコのシャーベットや栗ソースがかかったマロンのモンテビアンコといったデザート、そして小菓子まで全て完璧で…一切妥協のない竹内シェフの美食への情熱やセンス、季節をクリエイティブに描き出すグラデーション技法など精緻な技の数々に…ただただ酔いしれ感動の連続でした!店内の雰囲気も広々とし、とても居心地が良いお洒落で風格漂う非日常的空間で、ホスピタリティも素晴らしく最高の夕餐になりました…ご馳走様!