IDrinkWineさんが投稿したMixology Station 舶来 Bar(東京/新橋)の口コミ詳細

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Mixology Station 舶来 Bar汐留、新橋、御成門/バー、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

和魂洋彩

【徒然と回想】

ここまで視覚的な美しさと、香りと味わいの卓越性を両立し、さらに新しさを感じさせるカクテルが揃ったバーが、果たしてこれまであっただろうか。

普段はオーセンティックバーを主に訪れる私だが、最近はミクソロジー系の店にも足を運ぶようになった。今回訪れたのは、開店したばかりの「舶来」。

バーは、建物の入口からすでに始まっている。
新橋の外れ、古びた雑居ビル。今にも軋みそうなエレベーターが3階へと導く。
標識のない扉を開けると、さらに格子扉があり、その先に広がるのは異空間。重厚な椅子とテーブル、暖かなランプの灯り。開店間もないはずなのに、どこか時の重みを感じる空間だった。

この店は、階下にある Bar Trilloon の姉妹店でもある。
まずは同店でお気に入りとなった「箱根ワーブロング」を一杯。
続いて「ラストサムライ」「アジアンコラーダ」「カワイイ・ザ・ショートケーキ」と、計四杯をいただいた。
いずれも写真以上に美しく、言葉では尽くしがたい完成度。これほどのクオリティで、一杯三千円に満たないという奇跡。深謝のほかない。

舶来のカクテルは、いずれも“和”や“お洒落”という表層を超えたものだ。
日本らしさを、舶来品であるカクテルという媒体を通して再解釈した“something new”。和の精神と洋の彩りから「和魂洋彩」とでも言えようか。

美しさはもちろん、その味わいには確かな説得力があり、一杯ごとにストーリーと表現が共に息づいている。

この日もっとも印象に残ったのは「ラストサムライ」。
白檀の香がふわりと立ちのぼり、口に近づけるとジンの香気が重なる。
“飲む香水”という紹介に半信半疑だったが、口に含んだ瞬間、なるほどと思う。
清らかな軟水を思わせる口当たり、そこにお香の煙が淡く立ちこめるような余韻。
最後に訪れる“和”の余情──まさに、ラストサムライ。見事だった。

新規性という点では「アジアンコラーダ」も特筆すべき一杯。
ブルースピルリナ由来の青と白味噌のコントラストが眩しい。
まるで海に飛び込み、静かに沈みながら背中に光を感じるような体験。
アボカド、パイナップル、ココナッツ、キウイ……それぞれの要素が渾然一体となり、身体に染み入るように溶けていく。
あゝ、旨い。
ただし、飲み過ぎにはご注意を。

2025/11/08 更新

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