2回
2025/11 訪問
食材の持つ魅力を引き出し、小さな幸せを瞬間瞬間で感じさせてくれる飾らないカウンター懐石
頑張った自分へのささやかなお祝いで1人から予約できるカウンター懐石の室町和久傳さんへ。
入店時は懐石料理にある静謐な雰囲気だったが、ひとり客を気遣って気さくに話しかけてくれる若い料理人さんの対応がまず素晴らしい。
カウンターの良さを活かし、料理の盛り付けや仕上げをそれぞれ席の前でやってくれるサービスで、これから口に入る食材が姿を変えていくライブ感もあり、味覚が積極的に感じようとする態勢ができる。
どの料理も文句のつけようのない出来だったが、個人的には白味噌のお椀が身体に沁みる感動的な旨さだった。
〆は客ごとに土鍋で炊いた京都産のコシヒカリをそのままで味わい、その後、蟹の卵とじ丼、カツオ丼、さらには別に用意されている鯖寿司から選べる。何より全部選んでもいいという太っ腹ぶりもいい。
〆で感動したのは、鯖寿司。鯖寿司は好きで、これまで幾度となく食べて来たが、ほとんど感じないまろやかな酸味が鯖の旨みを極限まで高めていて、脱帽の旨さ。
そして、添えてある漬物の旨いこと旨いこと…。流石、京都の和久傳さん。細部まで隙がない。
もちろん、ドリンク類の品揃えも日本酒好きでも満足できるラインナップ。値段もお店の格を踏まえるとリーズナブル。
今回は13,000円のコースにしたので、始めから高級食材を使わないことは分かっていたが、それがかえって食材の魅力と基本の出汁の力に気付かされる良い体験となった。
懐石なのに、サクっと食べて飲んで1.5hでも充分な満足度なので、京都で帰りの新幹線が気になる方も大丈夫。
あ〜田舎のかあちゃんが元気なうちに連れて来てあげたい。
2025/11/26 更新
11月に訪問したこちらの室町和久傳さんの印象が非常に良かったので、1月に妻を連れて京都食べ歩きで再訪。
ここ数年で、こんなに短期間のうちに再訪したのはコチラ位ではないだろうか。それ程、誰を連れて行っても安心しておススメできるクォリティ。
そして、そのクォリティを一般人でも楽しめる価格で提供頂ける心意気が嬉しい。
カウンターには、経験の浅い料理人が立つこともあり、ベテランとの手つきの違いや振る舞いなどを感じるのも一興。そういうところも楽しみながら、大らかな気持ちで食べて欲しい。
とはいえ、ちゃんとお支払いした価格以上の満足を感じさせてくれるのは流石のひと言。
次は春の京都かな…。もう3月まで食べる予定がいっぱいだが、何とか隙を見て、こちらにも伺いたい。