2回
2025/06 訪問
すべてにおいて「ここにしかない贅沢」
秘境に向かう高揚感からすでに、かけがえのない時間は始まっています。
バスの車窓から、流れる川の水が素晴らしく清らかなことに驚かされます。
レストランでは、川よりもさらに高地にある山の、澄み切ったお水が、厳かに、大切に、使われているそうです。
グラスに注がれた、山のお水を口に運ぶだけで、この地でレストランを開くことを赦されたレヴォの奇跡に、心躍ります。
今回は、先にレヴォを訪問し、すっかり魅了された身内より「食べに行って欲しい」と懇願され、案内され、一緒に参りました。
そしてこのたび、私も、すっかり虜になってしまいました(笑)
これからは、季節が移ろうたびに、きっとレヴォを思い出し、出掛けたくなることでしょう。
敢えて、雪深い冬真っ盛りにこそ、シェフ、そしてキビキビと働くスタッフの手によってもたらされる御馳走の数々をたのしみに、足を運びたい。
そんな風に思い返しながら、余韻に浸っております♪
ご馳走様でした!
2025/07/01 更新
紅葉の山々、すっかり秋真っ只中の再訪となりました。
夕方くらいから降り出した雨。明日の夜には雪になるだろうと言われた日でした。
初夏を前にした前回訪問のときから、秋への趣きにガラリと変わったお皿の数々。
今回は、山の恵みたっぷり、オリジナルのノンアルドリンクも織り交ぜてのペアリングも、愉しませていただきました。
おかげさまで、山の自然がもたらす秋の恵みを隅々まで堪能することが出来ました。
この夜は、滅多にないハプニングに遭遇。
4皿め?のアオリイカあたりから、開業以来初めてという村落一帯の停電発生(後から判明)
直ぐに予備電源による灯りが点き、変わることなく料理は提供され、滞りなく食事を続けることが出来ました。
復旧まで1時間以上を要する意外な長丁場の停電となりました。
その間、薄暗い中、お互いの手元に光源を照らし合って協力しながらキビキビと手を止めずに動き続けるスタッフたちの姿に、感動しました。
それはまるで、レンブラント絵画のように整然と美しい姿でした。
あのような状態で出されたにもかかわらず、火入れ完璧のレヴォ鶏。
デセールの前にはようやく復旧となり、食べ手も思わず拍手してしまう、安堵に包まれた不思議な一体感。
パッと明るくなったレストラン全体が和やかな空気に包まれ、忘れられない一夜となりました。
また訪問させていただこう、と改めて魅力を発見するひとときとなりました。
ご馳走様でした♪