Maharikuさんが投稿したプレスキル(大阪/淀屋橋)の口コミ詳細

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プレスキル淀屋橋、肥後橋、大江橋/フレンチ

2

  • 昼の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

ありったけの賞賛の言葉を探したい

大阪・淀屋橋の名店「プレスキル」。
仏と和の食文化が融合・昇華した、唯一無二のフレンチの名店です。

昨年初めて訪れ、その美味しさと独創性に強い感銘を受けましたが、今回の再訪で改めて“ここは特別に特別な店だ”と確信しました。

店名はフランス・リヨンのブレスキル地区に由来していると今回初めて知りました。

店内には街にゆかりのあるリヨンの画家の作品がいくつも飾られていて、
まるでフランスの美術館の一角で食事をしているかのような世界観。
洗練された静かな空間の中、緻密で美しい皿が次々と運ばれてきます。

今回もいただいたのは、ランチ「ル・ローヌ 」10,285円 (税込)
下記のメニュー構成です。

・鳥取県産 紅ズワイガニのエミエッテ カリフラワーピューレ
・ぶりとカラフル大根
・うま味たっぷり キノコとソリレスのブイヨン
・平目のポワレ 赤ワイン味噌ソース
・島根県産 石見ポークのポワレと白菜のグラタン
・メリロの香るマドレーヌ
・栗のヴァシュラン
・宝石箱に入ったかわいい小菓子たち
・特選コーヒー、または紅茶


■ フランス料理 × 和食の精神が“重なる”佐々木シェフの世界

佐々木シェフの料理は、優しい味わいのクラシカルなフランス料理を軸にしつつ、随所に和食の技法や調味料が自然に溶け込んでいます。
それは決して和風フレンチという単純な足し算ではなく、さりげなく日本的な端正さを組み合わせた“完全なる昇華”。

例えば、今回の「平目のポワレ 赤ワイン味噌ソース」にはワインと赤みそを合わせた深い味わいのソースでしたが、
サービスの方にたまたま伺ったら、このソースには「なぜか」アンチョビも使われているそうで。

メニューには「アンチョビ」などと表記はされておらず、特に説明もないけれど、
料理の奥には、佐々木シェフのインスピレーションによる様々な工夫や仕掛けがあるのだと思いました。

それぞれの料理について、その都度根ほり葉ほり質問するわけにもいかないのですが、
どの皿もちょっとしたエスプリが効いているのです。

2皿目の「ぶりとカラフル大根」は、表面をサッと焼いた薄切りのぶりがバラのように形作られていて、さらに赤、紫、緑のカラフルな大根が添えられ、ミニトマトソースがお皿全体にあしらわれていてとても美しい。
食べると、ぶりだけでも甘くて美味、トマトソースの香りが加わるととても華やかな味わいになり、さらにみずみずしい大根も加わると、1皿でいろんな味に変化していきます。
そして、どことなく「ごま油」の香ばしい風味もして不思議な感じ。とても美味しい。

サービスの方に「ごま油」を使われてますか?と聞いたけど、
「使ってない」とのことでした。

とにかく、初めて味わうような食材の饗宴に驚きの連続。
私の未熟舌では、料理の深い味わいを分析することができないのですが、なにかしらの工夫が隠されているのには間違いないです。

まぁ、いいか。
素晴らしい料理の味わいを素直に感じていればいいんだし。


昨年感じた“佐々木シェフはただものではない”という印象が、今回さらに強まりました。


■ 「石井ポークのポワレと白菜グラタン」では、野菜の味が印象的。

メインの「石井ポークのポワレと白菜のグラタン」にも感動しました。
付け合わせの野菜~ごぼう、れんこん、里芋、人参、いんげん~が
小さく愛らしい姿で添えられているのですが、その切り方はまるで「筑前煮」のよう。

サービスの方に聞いてみたら、シェフが
「野菜」を小さめの乱切りにした「筑前煮」は野菜を美味しく食べるための和食の英知だから、
とおっしゃっていたそうで。

和食回帰がフレンチの進化をいざなった一皿。

そして、野菜がすごいのです。
ひと口噛むと、驚くほどの香りと旨味が口いっぱいに広がり、
それぞれの野菜の味の広がりに動揺したほどです。
すごく小さい野菜たちがすごい力を秘めていました。

脇役にここまで力を入れるのですね。
素材選びから火入れまで、隙が一切ない。
プレスキルの料理は、メインだけでなく脇役の皿にこそ真価が現れると再認識。


■ 佐々木シェフのフレンチは “完璧”

私が尊敬する田坂シェフ(TIN’IN/宮古島)の師匠と伺い、
昨年初めて「プレスキル」を訪れたのですが、今回再訪してさらにファンになりました。
佐々木シェフのフレンチは、本気で“完璧”だと思いました。
本当にすごい。うまく言葉にできないのですが、
ありったけの賞賛の言葉を探して、佐々木シェフにお礼を言いたい。

佐々木シェフのフレンチは、わたしにはドストライクです。


■ ドリンクにも“物語”がある

食事中の飲み物は、
・日本最古のワイン醸造所・まるき葡萄酒のラ・フランスドリンク
・イギリス「Hildon(ヒルドン)」の炭酸水
アルコールなしでも十分に食事の世界観が広がり、特にヒルドンは初めてでしたが、驚くほどまろやかで品のある味わいでした。
※「Hildon(ヒルドン)」は長年に亘り、バッキンガム宮殿に届けられ、エリザベス女王が飲み続けた唯一のナチュラル・ミネラル・ウォーターだそうです。
こちらで初めていただきました。


■ 食後の余韻を決定づけるマドレーヌ

そしてプレスキルのマドレーヌは、やはり最高。
「メリロ」という甘い香りのハーブを使った「プレスキル」を代表するお菓子だとか。
小菓子の一つひとつまで完成度が高く、「ここまで手を抜かない店があるのか」と驚かされます。

・栗のヴァシュラン(パッションフルーツのソースが隠れたモンブラン)
・宝石箱に入ったかわいい小菓子たち(好きなお菓子をチョイスできる)
も上品で華やかで、最後の最後までうっとりとした美食体験が続きました。


この手のかけようで完璧なフレンチランチが1万円ちょっととは、破格だよなぁ・・
申し訳ないくらいです。

ランチでこんなに感動するんだから、やはり次回はディナーにこよう!
どんな感動体験がまっていることやら!?
わくわくします。

飛行機代、新幹線代はかかっても、東京からでもわざわざ食べに行く価値のあるお店だと思います。

  • ぶりとカラフル大根

  • バラの花の形のぶりを崩して大根と一緒にいただきました

  • 鳥取県産 紅ズワイガニのエミエッテ カリフラワーピューレ

  • 上品&迫力のある大きいお皿

  • うま味たっぷり キノコとソリレスのブイヨン

  • 自家製パンはアツアツ。海藻バターとともに。

  • 平目のポワレ 赤ワイン味噌ソース

  • 島根県産 石見ポークのポワレと白菜のグラタン、お肉の美味しさは言わずもがな。

  • 筑前煮??? 和食の英知

  • こんなに小さいレンコンなのにすごい深い味

  • さらに小さい里芋なのに、味の広がりがすごい。

  • 栗のヴァシュラン

  • 日本最古のワイン醸造所・まるき葡萄酒のラ・フランスドリンク(お隣のラフランスはテーブルに飾られていたもの)

  • まるき葡萄酒さんの桃ジュースもいただきました

  • 「Hildon(ヒルドン)」のお水

  • 極上マドレーヌ(写真を撮り忘れたため、前回のを再掲載)

  • 宝石箱に入ったかわいい小菓子たち

  • 大きなガラス瓶に入っているのはマシュマロ。

  • こちらの4つを選びました

  • エスプレッソをいただきました

  • クラシカルで優雅な雰囲気

  • 「ル・ローヌ 」10,285円 (税込)

  • フランス・リヨン派の画家たちの絵

  • アンドレ・コタボ作。力強いタッチが、プレスキルの料理の本質を表しているような。。

  • アンドレ・コタボ作

  • レイノー (RAYNAUD): フランスの陶磁器ブランド

  • 2025年もミシュラン1つ星を獲得

  • 外眼(淀屋橋ODONA2階)

  • 佐々木康二シェフ(HPより拝借)

2025/11/06 更新

1回目

2024/12 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

佐々木シェフの才覚に敬服する至福のフレンチ。デザートまで堪能できてすごかった。

前から一度行ってみたいと思っていた大阪・淀屋橋のプレスキル様。
ミシュランの1ツ星を獲得したこともある高級フレンチ店、
淀屋橋ODONA(オドナ)の2階にあります。

このお店の佐々木シェフは、私が尊敬する田坂シェフのご師匠さんです。
田坂シェフが「佐々木シェフの料理はすごいです。頭が上がりません」と
おっしゃっていたので、一度行ってみたいと思っていたのです。

今回は1人で伺って、ランチ「ル・ローヌ(10,285円)」をいただきました。
内容はこれです↓

◎海藻ジュレとカリフラワーのピューレにのせた紅ズワイガニ
◎色とりどりの大根に柑橘でマリネしたブリを添えた「ブリ大根」
◎ホタテ貝と牡蠣の煮込み
◎サワラのミ・キュイ 酢味噌ソース
◎鴨のメインディッシュ
◎自家製パンと海藻バター
◎メリロの香るマドレーヌ ヨーグルトのムース
◎宝石箱に入ったかわいい小菓子たち
◎栗のヴァシュラン パッションソース 栗のアイスクリーム
◎コーヒー
◎奥会津金山天然炭酸水

1皿目から「うわ~・・・美味しい・・」と感じ入っていましたが、

2皿目に「ぶり大根です。」と言って出されたお皿!
いろんな色のスライス大根にブリの爽やかさが絶妙でワクワクしましたし、

ホタテと牡蠣の煮込みのソースは脳天にきました。

鰆のソースには「酢味噌」も使われているという。。。

鴨肉も絶品で、「焼きみかん」も添えられていてびっくり。

丁寧なソース作りという伝統的なフレンチの手法を守りつつ、
佐々木シェフ独自のインスプレーションで和のテイストも加えられていたり
こまやかで複雑なお味のフレンチで大満足。

さらに特筆すべきは、デザートの充実ぶり!
「マドレーヌ」だって「特別の特別」に美味しかったし、

宝石箱から選ぶ小菓子も1個1個が、本当に手が込んでいておいしい。
最後のマロンアイスもめちゃ美味しかったです。
キレイで食べるのがもったいなかった。

お店の雰囲気も素敵で、クラシック音楽が流れる中
サービスの方々も紳士淑女の皆さんで丁寧におもてなししていただきました。

次は夜のディナーで、もっとしっかりいただきたいな。

それにしても、この価格でこのクオリティ、
ランチは良いですね~

※「プレスキル」さんは、現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」の
レストランでもありますので「ワインペアリング」も秀逸だそうです。
(お酒はわからないので、、、すみません)

  • 紅ずわいがにがたっぷり

  • プレスキル風「ぶり大根」

  • ほたてと牡蠣

  • 鰆のソテー

  • メインは鴨

  • 海藻バター

  • 好きなお菓子を選べます

  • これをいただきました

  • マドレーヌが美味しくてびっくり

  • 栗のアイスとメレンゲのカップ

  • 中にパッションフルーツ

  • RAYNAUD / レイノーの高級陶磁器

  • 季節のお花ではなく「季節の果物」をテーブルに飾るそうです

  • 天然炭酸水 柔らかい味で美味

2025/02/05 更新

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