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「銀宝」の天ぷらです
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穴子の天ぷら（丸いわっかは穴子の骨！これも食べられます）
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穴子大きい
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最初にエビ2尾。
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ピーマン
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鮎
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先ほどのエビのアタマ
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ボリュームあるかき揚げ
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最後は、かき揚げ丼で〆ました。
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赤貝のお刺身
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天丼、ランチなどもっとお得なメニューあり。
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外観。
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店内に張ってあった1990年の新聞記事
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尊敬する食べログのカリスマレビュアーの方からご紹介いただいた、磯子の天ぷら店「井筒」さん。
こちらでは、なんと幻の高級魚「銀宝（ギンポ）」がいただけるとのこと。
これは一度体験してみたい！
とはいえ銀宝は近年漁獲量が減少していて、仕入れがある日とない日があるとのことで
ドキドキしながら、行こうと思い立った当日11時半にお店へ電話確認。
「今日は銀宝、ありますか？」と尋ねると
「しばしお待ちを…」と電話口の女性。
そのまま、店主さんに確認してくださっているやりとりが聞こえ、
「銀宝、出せますか？」
数秒の無音のあと、「大丈夫」と声が聞こえました。
その瞬間、心の中で「ラッキー！」とガッツポーズ！
すぐに車を走らせ磯子へ。運よく駐車場にも1台空きがあり、
「今日はツイてるなー」と気分上々です。
店内に入ると先客4名。
皆さんカウンターに並び、店主さんが中央で黙々と天ぷらを揚げてらっしゃる。
外観・内装ともに“高級天ぷら店”というより、昭和の空気が漂う町の天ぷら屋さんといった趣。
ですが、創業50年以上の老舗で、現在は二代目店主がひとりで
切り盛りされている、まさに知る人ぞ知る名店です。
着席後「天ぷら定食（3,850円）」と「赤貝の刺身」をオーダー。
まずは赤貝。大きな貝を2つ、目の前でグイッと開き、
コリコリとした中身を手際よくさばき、大根・青のり・赤ツマ・穂紫蘇・菊の花で美しく盛り付け。
口に入れると、貝の甘みがじんわりと広がり、コリッとした食感が楽しい。
この一皿で食欲スイッチが入りました。
続いて、天ぷらが一品ずつ登場。
天然エビ、ピーマン、鮎、ホタテ（写真撮り忘れました）、
エビの頭の素揚げ…などが順番に出されてきます。
（ワンオペなので少々時間はかかりました）
衣はややしっかりめですが、油っぽさはなくサクサク、
素材のうまみが引き立ちます。
そしていよいよ、銀宝（ギンポ）の登場！。穴子も登場。
カウンター越しに、にょろにょろ・くねくねと動く魚が、まな板に。
「これが銀宝です」
「こっちは穴子ですね」
と、店主さんが丁寧に説明しながら、すっと釘を打ち、
素早くさばく。その所作はまさに職人技。
少しだけ「かわいそう…」と思いつつ、
「命をしっかりいただこう」という真剣な気持ちになりました。
揚がった銀宝は、、むっちりモチモチ！
ずっしりとした口当たりは、他の魚では味わったことのない食感です。
それに加え、皮と身の間にあるゼラチン質がジューシー。
クセもなく上品で、しみじみと美味しい。
「これが江戸前高級天ぷらの王様か～」とじわり感無量。
そのあとすぐに「穴子」が提供されました。（めちゃ大きかった）
「ギンポ」を食べた後では、インパクトは弱めになりましたが、
身はふっくら衣はカリカリで、一級品の味には違いない。
最後の最後に出てきたのは、かき揚げと貝の味噌汁、お漬物。
かき揚げはご飯と別々に天ぷらとして楽しむか、かき揚げ丼にするかを選べましたが
わたしは「丼」にしてもらいました。
しかし、、、、大きな「銀宝」と「穴子」でお腹いっぱい、胸いっぱい。
かき揚げのボリュームには負けてしまい、ご飯は全部は食べきれず・・・でした。
最近では都内でもなかなか口にできないらしい「銀宝」を、
こんなにリーズナブルに体験できるとは…。
（「銀宝」は天ぷら定食に追加オーダーした形になりますが、
都内で食べると“万”超えらしいです。ここだと2000円くらい。）
派手さはありませんが、“本物”を大切にする良心価格の静かな名店。
出会えたことが、ほんとありがたいお店です。
※残念だったのは、「銀宝」には「宮城産」「小柴産」があるらしく、
「宮城産は大きくて食べ応えあり、小柴産は小さめですが、旨味は上！」
ということだったのですが、今日は「小柴産」はなかったので、それだけ残念！
次は両方食べ比べしてみたいです。
※また、食事を終えて帰る運転中、「私のお腹に今、銀宝がいるんだな～」と、
何度も思い出し、
さっきまでクネクネと生きていた銀宝にしみじみと感謝しておりました。
（他のお魚、貝に対しても）
今日は命パンパンの私のお腹でした。