hideo73さんが投稿したおたる政寿司 銀座(東京/銀座一丁目)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

食を愉しむという幸せを感じて

メッセージを送る

hideo73 (男性・茨城県) 認証済

この口コミは、hideo73さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

おたる政寿司 銀座銀座一丁目、京橋、宝町/寿司、日本料理、海鮮

2

  • 昼の点数:4.3

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 3.9
2回目

2024/11 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

リーズナブルに小樽を満喫 〜居心地の良さと選べる一貫の楽しさ〜

約1年2ヶ月ぶり、2回目の “おたる政寿司 銀座” さん。投稿を始めて間もない頃に訪れ、感動した記憶がまだ鮮明に残っている。初めて予約した時の理由はたしかコースのリーズナブルさにあったように思うが、一度訪れてみれば、北海道から届く鮮度の良いネタや美味なる味わいに加え、何と言っても肩ひじ張らず親近感を覚える居心地の良さが抜群で、また訪れたいと強く思わせてくれたのである。実は目の前で握ってもらう寿司はその時以来。久々にそういうスタイルの寿司が食べたいと思い、真っ先におたる政寿司さんが頭に浮かび、再訪した次第である。

銀座1丁目 POLA GINZAビルの10階、入口へと続く通路が懐かしい。この日はちょっと遅めの13時予約で伺った。カウンター席へ通されると、既に8席で同時刻のコースが始まっていた。自分たちが座るとカウンター席は満席に。前回とほぼ同じ席から見える景色にも懐かしさを覚える。そして持ち場を預かる職人さんも前回と同じようだ。ご挨拶をいただき、気持ちが一気に高まっていく。


[注文品]
□潮騒 〜選べる一貫とおきまり10貫〜 (ランチコース)
(4400円)✕2
□すみいか (440円),大とろ (1650円) [追加]
□ばふんうに (1210円),にしん (660円) [同行者追加]
□ノンアルコールビール (880円)
□グラス赤ワイン (1650円)✕2 [同行者]

予約したコースは最もお手軽なもの。そこは前回と同じだったが、コース名が変わっているのでメニュー構成を見直されたようだ。このコースの良い点は、寿司以外のものが少ないので、それだけ純粋に寿司を愉しみ寿司でお腹を満たせること、最後に好みのネタを一つ選べること、そして(元々が安価なので)その時の気分に従って追加の何品かを躊躇なく頼めることなど。ある程度の自由度があるところが我が家のスタイルに合っている。
ちなみに他のランチ限定メニューとしては、前菜3品がつく “小樽” (12貫, 6600円)、小鉢やいかそうめん、温物がつく “漣(さざなみ)” (11貫, 8800円)、お造りがつく本格コースの “昼のおまかせ” (13200円) がある。握りの数はどのコースもほぼ同じなので、寿司以外の料理も含めたい場合は “小樽” や “漣”、ネタの質を極めたいならば “昼のおまかせ” といったところだろうか。


[料理説明]
シャリを小さめでお願いし、握りがスタートした。

■潮騒コース
▨先付け
チーズ豆腐。クリーミーな軽やかな一品。

▨握り
①おきまり10貫
一、そいを塩で/めばるの仲間。津軽海峡で獲れたもの。宮城から下には来ない魚。弾力があり旨い。
二、たこ頭/くせがない。海苔の香りが良い。
三、根室の秋刀魚を軽く炙って/香り立ち、脂の乗りがとても良い。
四、天塩の甘えび/天塩は北海道北端に近い町。ねっとりとした口あたり。
五、サーモンの炙り/柔らかくとろける。背中の頭側の筋っぽさが無い部分。醤油と出汁に浸け、中に染み込ませて焼くことで、味わいと香りが両立する。
六、とびっこ軍艦/味がしっかりとして一粒ひと粒に張りがある。
七、稚内のほたて貝/抵抗をまったく感じないその柔らかさに驚く。
八、かんぱち/ぷりっとした食感。くせのない旨さ。
九、鮪の赤身/海苔をくるっと回して手渡しで。
十、こはだ/玉子焼きの代わりをお願いして供された一貫。光物の旨味が上品に。ごはんの小さいこと。
②選べる一貫
十一、中とろ/どこまでもなめらか。繊細で溢れる旨味とともに溶けていく。感動の一品。
③追加 (二貫)
十二、すみいか/函館で獲れるのはすみいかのみ。生姜醤油、わさび醤油、塩から塩を選択。ねっとりとした身を塩でさっぱりと。フィナーレ前の軽い握り。
十三、大とろ/中とろのあまりの美味しさに、大とろを比較してみたくなっての選択。動物性を感じる旨味がたっぷり。個人的には繊細さ際立つ中とろに軍配。

▨ガリ
甘みと酸味が調和した美味しさ。気がつけば3盛り分を頂いていた。膝元のスマホに文字を打ち込み、顔を上げるといつの間にかお替りが盛られていた。握りながらもさすがの気配りである。

▨お吸い物
とろろ昆布と三つ葉のお吸い物。出汁と三つ葉の香りが立ち、とろろ昆布の味わいが染み渡る。心を落ち着かせてくれる一杯。

▨デザート
青い柑橘系のシャーベット。爽やかなる締め。

選べる一貫とおきまり10貫の潮騒コースの一番のおもしろさは、選べる一貫を選ぶ際に、その後追加で頼む何貫かを含めた中から選ぶところ。選べる一貫は本当に何でも良いので、追加で頼むものより値が張るものを選ぶのがセオリー。しかし何を追加したいかまではまだ決めていないので、なかなか選べる一品を選べない。実際にはそのような細かい損得を気にしているわけではない。決断までの過程を楽しむ一種のゲームのようでおもしろいのである。同行者は「これとこれではどちらが高いの?」などと巧みに会話を進め、ひとしきり話題になっていたしゃこに決定。自分は結局定番の中トロを選んだが、後で確認すると図らずも前回と同じ選択だった。

コースの中盤、他のカウンター席からのしゃこに関する質問がきっかけで、カウンター席全体がしゃこの話で一花咲いた。しゃこパンチをするしゃこ、しないしゃこ。しゃこパンチの威力。今を逃すと次に食べられるのは5月になること。味はえびとかにの中間、等々。そのいきさつがあってのしゃこの選択であった。かに好きの同行者曰く「カニじゃなくてシャコでいい、と言うよりシャコがいい」と感動の様子。以前どこかで食べたしゃこには特に印象が残っていない自分は、考えた末に結局頼まなかったのだが、素材が良ければ美味なるものなのかを確認するためにも頼むのだったと後悔した。しゃこ待ちの次回は早くて半年後だ。


[感想等]
お腹はもちろん、前回にも増しての居心地の良さに心もすっかり満たされて、幸せ気分を満喫した。「また来ます」と告げると、それぞれに名刺を手渡しいただき「ご指名を戴ければ握らせていただきますので、お気軽にお申し付けください」とのこと。もちろん顔を覚えてもらえるほど訪れはしないだろうが、それでもこの繋がりは大切にしていきたい。(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡
寿司に限らずだが、料理は上を求めればきりが無い。今の自分が満足する点から少し上のところを体験し、満足が少し上乗せされるくらいがちょうど良い。そしてそれを生涯続けられれば、期待以上の満足がずっと続くことになるので最高だ。
また寿司が食べたくなったらこのカウンター席に座って、前回を思い出しながら、少しだけグレードアップしたネタや食べ方を教えてもらうことにしよう。お言葉に甘え、ご指名させていただいて。
次回の選べる一貫はしゃこ。なかなか決まらないはずの選べる一貫が既に決まっている。(⁠˘⁠⌣⁠˘⁠ ⁠)

  • POLA GINZAビル 10F。エレベータのドアが開くと店舗入口へ続く通路が現れる。約1年2ヶ月ぶりの景色に懐かしさを覚える。

  • 握りの代表としてフィナーレを飾った大とろ (1650円) を。

  • 店舗入口の飾り

  • カウンター席

  • 先付け/チーズ豆腐

  • 握りの始まりはそい。シャリは小さめでお願いした。ガリはたっぷりあったが美味しくて結局3盛り分を頂くことに。

  • 一、そいを塩で

  • 二、たこの頭

  • 三、根室の秋刀魚を軽く炙って

  • 四、天塩の甘えび

  • 五、サーモンの炙り

  • 六、とびっこ軍艦

  • 七、稚内のほたて

  • 八、かんぱち

  • 九、鮪の赤身の握りに海苔を回して

  • 十、こはだ (玉子焼きの代わりでお願いして)

  • 十一、中とろ (選べる一貫)

  • 十二、すみいかを塩で (追加の一貫目)

  • 十三、大とろ (追加の二貫目)

  • とろろ昆布と三つ葉のお吸い物

  • 青い柑橘系のシャーベット

  • 入口の飾り (花瓶と灯り)

  • 入口の飾り (縁起物)。寿司職人さんの飾りが微笑ましい。

2024/11/15 更新

1回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

リーズナブルに小樽を満喫 〜優しい気遣いに感激〜

銀座での用事を午前中に済ませ、近場のアンテナショップ巡りをした後、予約した “おたる政寿司 銀座” さんへ。予約したランチコースは「極」。

こちらのお店は 銀座一丁目 POLA GINZAビル 10F にある。エレベーターを下りるとビルの窓側が回廊状になっており、入口は突き当りを曲がった先にあり見えない。11:30の開店までのひと時、高まる期待。

カウンター席に通されると、目の前の職人さんがにこやかに迎えてくれました。どうやら自分たち二人にこの職人さんが専従で握って頂ける様子。ランチコースなのでまさかという感じでした。そして “シャリの大きさをいかが致しましょう” と尋ねてくれたのが最初の感激。ネタとシャリのバランスの好みは人それぞれであり、これを選べるということは、お客さんごとにお寿司を最も美味しいと感じるためのベースを確保することになるので、確かにとても重要なこと。もちろん小ぶりを希望です。

先付けは吉野葛を使ったチーズ豆腐。ほんのり塩気、滑らかな食感。烏龍茶をひと口飲んで握り開始への準備完了。

握り開始。
一、ほたて。厚さが半分に開かれている。相当厚いホタテでないとこれは出来ない。なめらかで口の中で溶けるよう。サロマ湖産とのこと。(サロマ湖は汽水湖だが、オホーツク海のミネラル豊富な海水が流れ込むためホタテ養殖が盛んで、且つ良質なホタテになるとのこと。)
二、ニシン。骨があるので筋切りされている。脂が乗っておりニシンとは思えない。というよりも、ニシンがお寿司で出された記憶が無い。脂が乗るのは普通は真冬の時期だが、今年は六月頃から脂が乗り出してその状態が続いているとのこと。状態を見極めて出すというのは基本なのだろうが、その基本をきっちりされているのが素晴らしい。恐らく私にとって初のニシンの握り。感激しました。
三、ボタンエビ。ねっとり。持っても尾が垂れずピンとしている。鮮度の高い証拠だろう。
四、ボタンエビの頭の部分の軍艦巻き。濃厚な味噌の味わいを海苔の香りが引き立てている。
五、サーモン。回転寿司で食べるようなサーモン臭が全くしない。中トロのような食感。
ここで鰹出汁のお吸い物。香り、味ともに良し。体の中が温まる。
六、バフンウニ軍艦巻き。口に入れた瞬間に溶ける。海苔の香りがふわっと全体を包んでいる。
七、イクラ軍艦巻き。ご飯が小ぶりなのでほぼイクラを食べているよう。この割合は初めて。食感が堪らない。
八、中トロ。追加で注文。いつもの通り、最後は中トロで締める。やっぱり最高。
最後にライチのシャーベットとあがりが出てコース終了。

一品一品素材をじっくり味わえたことで、極めて高い満足感が得られた。更に席を立って店を出るまでの温かいお声がけとリーズナブルな料金にも大感激。また “小樽” を訪れますね。(⁠^⁠^⁠)

  • 入口への回廊 (高まる期待)

  • コース開始前 (職人さんを前に若干の緊張)

  • 先付 (吉野葛を使ったチーズ豆腐)

  • ほたて

  • ニシン

  • ぼたん海老

  • ぼたん海老の頭の部分

  • サーモン

  • お吸い物

  • ウニ (コースはバフンウニだったのですが写真を撮り忘れ追加注文したもので、こちらはムラサキウニとなります)

  • イクラ

  • 中トロ (追加注文)

  • ライチのシャーベットとあがり

2023/08/16 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ