hideo73さんが投稿したダ・ルイジ(茨城/小木津)の口コミ詳細

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hideo73 (男性・茨城県) 認証済

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ダ・ルイジ小木津/イタリアン

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2023/10 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

海と採れたて野菜が彩る 至福のイタリアン

秋らしい気候のせいか、今日は朝から優雅なイタリアンランチを楽しみたいという気分になっていた。先日の小木津浜のカフェ訪問で、その周辺へのアクセス方法を熟知したこともあり、今日こそは “DA・Ruiji” さんを訪れてみようとの思いに至った。

5年以上前から一度訪れたいと思っていたのだが、自分の中では “要予約の一軒家レストラン” という少し敷居の高い位置付けになっていて、なかなか機会を作れなかった。そして2年前に車を手放した時にはもう機会はないだろうとほぼあきらめていたが、常磐線小木津駅から徒歩25分で来れることが先日の体験で分かり、本日の実現に結び付いたというわけである。

予約した開店時間の5分前に到着。海を背にした丘の上に DA・Ruiji さんは建っていた。丘の下には海沿いの道が走っているのだが、丘の縁から海に飛び込めそうなくらい急に大地が無くなる景観だ。澄んだ秋空と穏やかな海、のどかさを演出する野菜畑、そしてその一角に DA・Ruiji さんがある。通りから入った小道沿いなので車が通ることもほとんど無く、喧騒とは無縁の場所。ただ海風に揺れる花々たちだけがせわしなさそうだった。

時間通り中に案内され、海が見える窓際の席を勧めて頂いた。店内は洗練された飾りで隅々まで配慮が行き届いており、清潔で落ち着きのある空間がとても心地よい。
ランチメニューはすべてコース構成。メインはピッツァが2種、パスタ1種、当日の肉料理または魚料理(内容は口頭にて説明)、常陸牛のステーキの6種類からの選択。Antipast、Dessert、Drink もそれぞれリストから選ぶ。今日の気分に従って以下を注文。
□常陸牛のステーキ (3600円)
・Antipast:サーモンのマリネ
・Dessert:あずきと黒蜜のチーズケーキ
・Drink:アイスティー

▨Antipast:サーモンのマリネ
目の前に置かれたAntipastの一皿に思わず目を開いて見入る。何という彩りの良さだろう。聞けば外の畑の自家野菜たちとのこと。新鮮で瑞々しいのは当然だ。それにしても一体何種類の素材が使われているのだろうか。まずこの一皿の主役であるサーモンを食すと、ねっとりと滑らかで臭みが一切なく、上質なものであることが分かる。ドレッシングはにんじんの擦り下ろしがベースで柔らかな甘みを持つサッパリとしたもので、サーモンと野菜たちを優しく繋いでいる。その野菜たちを一つずつ味わいながら頂いていく。サニーレタス、紫キャベツ、キュウリ、ナス、プチトマト、赤パプリカ、黃パプリカ、大根、赤カブ、人参、ハーブ系の葉。そこに甘みのアクセントとして柿、イチジク、パイナップルが添えられている。また花弁と型抜きされた兎の人参が視覚的楽しさを加えている。季節そのものでもある自家野菜をふんだんに使った “サーモンのマリネ” は、Antipastの域を超えた贅沢感ある満足度の高い一皿だった。(⁠˘⁠⌣⁠˘⁠ ⁠)

▨常陸牛のステーキ
Antipastの余韻が残る中、メインの “常陸牛のステーキ” が大きな平皿で供された。ご飯は雑穀米だ。こちらも多くの素材が使われているが、Antipastから受けた印象が「彩り」や「鮮度」であるのに対し、この一皿からは力強さが感じられ「土」という文字が頭に浮かぶ。常陸牛のジューシー感ある深い旨味がおろしポン酢醤油タレと良く合っている。ここでも野菜たちが大活躍。ほうれん草、赤パプリカ、オクラ、トレビス、ブロッコリー、カリフラワー、人参、舞茸、さつまいも、そしてイチジク。ソテーによって焼き目が付けられており、香りが立って温かく、ステーキの脇役を見事に努めている。もちろん右を向けば広がる海を同時に楽しめるので、口と目の両方で同時に “美味しい” を実感出来るのは言うまでもない。こちらも極上の一皿だ。^⁠_⁠^

▨あずきと黒蜜のチーズケーキ、アイスティー
あずきと黒蜜、この組み合わせは自分のお気に入りリストのかなり上位にあるもの。よって、このチーズケーキはまるで自分のために作られたDessertのようである。見るのも食べるのも初めてだ。あずきが散りばめられたチーズケーキを薄いココアクッキーの層と一緒に取り、黒蜜を絡めて口に運ぶ。滑らかさの後に黒蜜の複雑さを併せ持つ濃厚な甘み、そしてチーズクリームとあずきが一体となった旨味が来る。これは堪らない美味しさだ。最近積極的に試している紅茶だが、アイス(ストレート)で注文するのは多分初めて。思い付きで選んでみたが、この和洋が組み合わされたデザートにはぴったりだった。コース料理ではその良し悪しに最後のデザートが大きく影響するが、実に見事な仕上げをしてくれた。(⁠^⁠ ⁠^⁠*⁠)⁠/

朝の思い付きからこれほどまでに完璧なランチが出来るとは全く想像も出来なかった。今回、実際にDA・Ruijiさんを訪れてみて人当たりの柔らかなご主人とも会話でき、敷居の高さは完全に解消された。予約が望ましいのは、ご夫婦で切り盛りされているのでゲストの人数を把握したいからのようで、ひとたび予約すれば、今日のように簡単に最上の料理に出会うことが出来る。試したいコースがたくさんある。何度でも足を運びたくなる至福のイタリアンに出会うことが出来て、本当に今日は幸せな一日となった。(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡

さて、ちょうどバスの時間だ。感動的なひと時に感謝しながら席を立とう。

  • Antipasto (前菜) から “サーモンのマリネ”

  • Lunch Menu より “常陸牛のステーキ (ライス選択)” (3600円) /Antipasto、Dessert、Drink とのセット価格

  • Dessert Menu より “あずきと黒蜜のチーズケーキ、” Drink Menu より “アイスティー (ストレート)”

  • 席からの眺望。野菜畑の先には太平洋が広がり、コキアの色付きに秋を感じる。この景色自体も料理の一部となっていて美味しさが引き上げられている。

  • DA・Ruiji さん全景/海に面した高台に佇む

  • 道路沿いに立つ表札/縁取りがお店の形を、青い太線が海を、そして中央に立つ木とそこに成っている赤い3個の実がRuijiの “iji” を表している

  • 店舗入口の花壇。色とりどりの花を見ながら開店を待つ。海風を受け、花々がせわしなさそうに揺れていた。

  • 店舗入口から畑越しに海を見る。秋空と澄んだ空気が気持ち良い。

  • サーモンのマリネ。前菜だがボリュームある満足度の高い一皿。鮮度抜群の自家野菜たちが彩りと瑞々しさを演出している。

  • 色とりどりの自家野菜たち。型抜きされた人参の兎が可愛らしい。

  • メインの “常陸牛のステーキ”

  • ここでも自家野菜が彩りを添える。力強さを感じる一皿。

  • あずきと黒蜜のチーズケーキ

  • あずきと黒蜜のチーズケーキ、和洋がバランス良く融合した美味さ溢れる仕上げの一皿

  • 店の奥の野菜畑。料理に使われている多くの野菜がここからのもの。正に採りたて野菜たち。

  • ランチメニューはすべてコース構成。メインはピッツァ2種、パスタ1種、当日の肉料理または魚料理(口頭にて説明)、常陸牛のステーキの6種類から。

  • バスが遠くに見える。日高町三丁目バス停から日立駅まで約30分。日中は2時間に1本の路線だが、ここまで計算してのランチ時間予約。すべてが完璧な一日だ (⁠^⁠ ⁠^⁠*⁠)⁠/

2023/10/22 更新

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