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石臼挽きのカンパーニュ (ハーフ) (380円)
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ポテトクラウン (1/4斤) (470円)
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セサミリング (530円)
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天然酵母パンドミ (ハーフ) (310円)
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玄米トースト (ハーフ) (310円)
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プチホワイト (155円)
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石臼挽きのカンパーニュ (断面)
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ポテトクラウン (断面)
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セサミリング 断面
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天然酵母パンドミ (断面)
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玄米トースト (断面)
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プチホワイト 断面
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店舗外観 (一部)
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まさか湯河原でこんなに美味しいハード系のパンに出会えるとは、正直思っていなかった。湯河原駅から南に300mほどのところにある “ブレッド&サーカス” さんがそのお店である。
午前中、湯河原梅園からランチ先の豆腐店に向かうタクシーの中、運転手さんがお奨めとして二番目に挙げたお店。店内が狭くて5人までしか入れず、歩道にいつも列ができているとの説明をいただいた。ただし、東京ではそういうお店は珍しくないため、それ自体はあまり期待を抱かせる情報ではなかった。
ランチ後、山に向かって坂道を2kmほど進んだところにある日帰り温泉で温まり、駅近くまでバスで戻る。
サンサン通りを歩いていき、14:20頃にブレッド&サーカスさんに着くと、情報通り店内に5人、そして歩道に8人の列ができていた。
店内に入り、商品の全体配置をさっと把握する。左の棚に食パン系、右奥の棚と正面の木箱にハード系、右手前の棚にその他が並べられている。全体的にハード系が多いという印象で、1/3くらいは占めていそうだ。基本的にシンプルなパンが多く、自分たちの好みとぴたりと合っている。
次に湯河原に来る機会がいつになるか分からないこともあり、色々と試してみようと以下を購入した。
[購入品]
□石臼挽きのカンパーニュ (ハーフ) (380円)
□ポテトクラウン (1/4斤) (470円)
□セサミリング (530円)
□天然酵母パンドミ (ハーフ) (310円)
□玄米トースト (ハーフ) (310円)
□プチホワイト (155円)
[購入品説明/全体]
ハード系のパンはこれまで結構食べてきたが、驚くことに、石臼挽きのカンパーニュ、ポテトクラウンは、間違いなく自分の中のトップに位置づけられるものとなった。特に焼いた後のクラムのサクッとした食感と旨味については群を抜いている。
それにしても不思議なパンだ。焼きの前後でこれほ食感が変化するものは記憶にない。焼く前の印象は、まあ普通の範囲と言える。それがトースターの中で3分ほど過ごして出てくると、クラストとクラムの境が分からないほど全体がサクッとした食感になるのである。加熱による水分の抜けが抜群に良いということなのだろうか。そのため、バターを塗れば味がぼやけることなくバター本来の味を発揮し、香ばしさが立った旨味高い生地に足し合わされ、最高に美味しく感じられるパンになるのである。こんなにまた食べたいと思ったハード系のパンは久しぶりで、自分にとって正に唯一無二の存在となった。
通販で良いから買えないものかと調べてみると、オンラインショップが実際にあった。ただし、2月末の時点で調べた時には3月中旬までの分は既に予約注文が完了しており、それ以降の受付は3月中に案内されるとのこと。やはり多くの人が特別なものを感じ、取り寄せてまで食べたいと思っているということなのだろう。次回の案内が待ち遠しい限りである。
[購入品説明/個々]
湯河原温泉公式サイトはこのように説明している。
『7〜8種の天然酵母を作りパンの種類別に使用しています。全粒粉と水で生地を捏ね、パン種になるまでおよそ10日もかかります。この地道な工程がどしっとした噛み応えのあるパンを生むのです。』
この説明から読み取れることは、それぞれの生地に最もふさわしい酵母を選び、それを少量用いて極めてゆっくり時間をかけて熟成発酵させることで、生地の旨味を最大限に引き出していることである。相当なこだわりを持って作られていることが伝わってくる。
■石臼挽きのカンパーニュ
ライ麦粉を15%程度、全粒粉を12%程度使用。ライ麦粉の香ばしさとコク、全粒粉による小麦の旨味が存分に引き出されている。酸味が無く食べやすい。何を付けて食べても美味しい万能タイプだが、オリーブオイルに塩というシンプルさが、この生地を味わうには最適と感じた。
■ポテトクラウン
小麦粉、じゃがいも、塩、水、酵母を材料とし、じゃがいもの茹で汁を加えて捏ねているという。とても珍しい、オリジナル性の高い一品。じゃがいものでんぷん質がたっぷり含まれたパンであり、旨味高く、どこか温かみのある味わいが感じられる。じゃがいもにバターが合うのは当然といった感じで、バターとの相性が抜群だった。
■セサミリング
ポテトクラウン同様にじゃがいもが使われているが、なんと言っても上部表面に付けられた大量の白ごまの旨味全開のパンである。焼いただけで白ごまの香りがふんだんに立つので、なにも付けずに食べても十分美味しい。これに合うのは甘さではなく、塩味の効いたものだろう。そこで白ごまの部分に僅かに塩を加えてみると、ハード系の塩パン風になり、やみつきの美味しさとなった。
■天然酵母のパンドミ
トーストすると、表面はサクッと、中はもっちりとした食感。生地に存在感があるので、味がしっかりとしたものを合わせた方が良さそうである。試した中では粗挽きハム&バター、クリームチーズ&メープルシロップの二つが好相性だった。
■玄米トースト
餅玄米粉、小麦粉、脱脂粉乳、塩、酵母を材料としたパンで、餅玄米粉を使っているので独特の柔らかさと香ばしさを持っている。こちらは逆に甘い系が合うようで、純度100%のアーモンドバターにグラニュー糖を振りかけて食べると、美味しさと高い満足感を得られる一品となった。
■プチホワイト
この可愛らしい見た目の小さなパンが、意外にもお店の一番人気とのこと。とても柔らかい白パンの中に、くせのないハムとチーズが入った優しい味わい。二口くらいでパクっと気軽に食べられるので、ちょっとひとつと手が出るような、世代に関係なく好かれるパンだからこその一番人気なのだろう。