3回
2023/04 訪問
たまたま見つけたお店
うーんと迷いましたが
思い切って入店
店内は、ゆったりとしたL字カウンター
奥にはお客さまがいらしたので
入り口手前に陣取り、メニューを熟読。
お酒・おでん・一品が
色々選べて、好きに組み合わせができる様でした。
広島のお酒、宝剣の純米酒と生貯蔵純米酒の
飲み比べからスタートです。
広島のお酒には、牡蠣と思い牡蠣のしぐれ煮を注文
太めの蕗と一緒に炊き合わされていました。
滋味深いお味でお酒が進みます
3種類選べるそうでしたので
大阪の秋鹿にごりを注文
全く甘味のないドライなにごり酒でした。
おでん2品は、お大根とキャベツ巻きを注文
お大根は、中と外が分からない位
黒く染みているのに…
塩辛さもなく、じゅわっとお出汁が香ります。
練り辛子も、いい感じの辛さでした。
キャベツ巻きは、春のキャベツが美味しそうだなぁと
注文して見ましたが、大正解!
中の肉ダネにチーズが練り込まれていて
お伺いすると、25ヶ月熟成のフランス産だそうです。
程よい風味と肉ダネのまとまり感が出ていました。
選んだお酒は、山口の貴
久しぶりに頂きましたが、
本当に美味しかったです。
後味のお米の香りは山田錦、炊き立てご飯を彷彿とします。
貴の生酛は、ほんのり桶色
少し酸味を感じますが、キャベツ巻きがスッキリ頂けます。
これでお会計が、なんと3,000円❗️
銀座とは思えないコスパ
ご馳走さまでした。
2023/04/05 更新
二軒目は…日本酒
モスコミュール、マティーニの後
日本酒って…望むところ❕苦笑
最後にこちらに来られて良かったぁ。
おすすめの 而今にごり からスタートです。
今の私の状況にぴったりなお名前。
過去も未来も関係ない。
今の一瞬。
目の前のお酒に向き合う。
にごりですが、而今らしい
お米の甘さが後から追いかけてきます。
柿右衛門風の陶磁器で頂くと、より際立つ感じです。
次は、山形正宗
直汲みの生酒なのに、お燗してくださいました。
これが、熱すぎても、ぬるすぎても…
ちょうどいい燗(勘)どころが合って
飲み進めて
あ、ここ❕と言うタイミングがありました。
日本酒らしいお米の甘みが引き出される温度帯…
前後があるから分かることなんですよね。
『今』について考えさせられます。
元々お酒は嫌いではなかったですが…
オジサマ達のゴルフと一緒で
コミュニケーションのツールの要素が高かったです。
コロナを経て
お酒だけが友達?(←アル中)
常にお酒と向き合う時間を過ごして
一期一会…今飲んでいるお酒とは二度と出会えない。
そんな体験を人より多く味わえて
何もない人生に多少の幅ができたかも。苦笑
『刹那』ですね。
途中、おでんをつまんで
お出汁で飲み進めてました。
つみれと、焼き竹輪
黒い塗り椀でしたので、
違和感や抵抗なく、お出汁飲みやすかったです。
菊姫も生酒…
秋田のお酒を所望しましたら、sold out
少しだけ残った
ゆきの美人さんをお猪口に頂きました。
美人さんに会ったら…頂かないと。
すっきり美人さんは、とても端正で美しい方でした。
ここからが、曲者。
栃木の仙禽 グリーンナチュール
オーガニックとかビオワインみたいなお酒
との触れ込みで頂きました。
広口のお猪口で香りを楽しみながら…一口。
口に広がるのはフルーティ?
ほんのりヨーグルト?
そんな甘やかな中に
遠くにピリっと炭酸の様な感覚を覚えます。
もはや日本酒では無いような
ただ、お米を感じるので日本酒のような…
新しいお酒ですね。
日本酒と言う古来からある飲み物
神話の時代から続くお酒も
時代と共にアップデートされて
こんな仕上がりにもなるのねー。ますます楽しい。
製法・作り方の問題…
結局、これが最後となってしまいましたが
花巴の水酛
生酛づくりの原型と言うか古い造り方のようです。
ブリュアリーイヤーは2021年 古酒ですね。
写真撮り忘れましたが、茶色く色づいてます。
で、お味は…ハチミツ
たったの3年ですが、
すでに角がなく麿みがありデザートですね。
今夜のお酒のラインナップは、不思議。
古いんだか、新しいんだか…『今』こうして出会える。
思えば、こちらの建物自体が
銀座の真ん中にあるとは、思えない
どこかの商店街の飲み屋横丁の風格。
階段降りると、
テーマパークのようで わくわくします。
而今で禅問答が始まって
花巴 水酛で、中世の時代を体験しつつ
仙禽ナチュールで日本酒の未来を感じる。
集大成になりました。
ありがとうございます。
そうそう…一周年おめでとうございます。
二周年、三周年…ずっと積み重ねて行ってください。
陰ながら、応援いたします。
(最も若いのは、こちらのお店でしたね。クスっ)
ご馳走さまでした。