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あけぼの有楽町、銀座一丁目、銀座/とんかつ、かつ丼、食堂
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昼の点数:4.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス5.0
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| 雰囲気3.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
艶の声が響く店で、王道カツ丼
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2025/12/13 更新
平日の13時半、店の前には十名ほどの列ができていた。
外で待つ者は、ホワイトボードに注文を書き、ガラス越しに中へ示す。まるで入場の儀式だ。これを淀みなく捌く店の記憶力には、職人の怖さすらある。
「上カツ丼のお兄さん」――艶のある声に名を与えられ、私は呼び込まれる。
席に着けば、先にサラダと漬物。腹をなだめる間にも、店主の手際は小気味よく、無駄がない。壁の芸能人サインを眺め、カキフライに心が揺れた、その瞬間さえ、段取りの中へ吸い込まれていく。
だが、最も意識を奪うのは、女性店員の声だった。
「私の前にいらっしゃい」「かつ丼いくわよ」――言葉そのものが艶を帯び、店の空気に張りを与えている。媚ではない。生きた活力のような艶だ。
上カツ丼は、昔ながらの正攻法だった。卵はどろりと崩れず、きっぱりと丼の形を保つ。
「ザ・カツ丼」という言葉が、ここでは誇張ではない。大盛りなど望まずとも、量は十分だった。
支払いは現金のみ。私は千四百円をきっかり揃えた。
釣り銭のやり取りを省くことは、この店の流れに小さく敬意を払うことでもある。店の速度に、こちらも身を合わせる。そんな昼だった。