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付き出し
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なすの煮びたし
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小松菜とじゃこ炒め煮
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つぶ貝と九条葱のてっぱい
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牛テール煮込
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はも南蛮漬
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きずし
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だしまき
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さわらつけ焼
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過去に何回も訪れた事がある『めなみ』さん。最初に京都を訪れた際に入った想い出深いお店です。
初夏の猛暑のなか汗を拭いながらお寺を巡り、京都の蒸し暑さに参っていた当時。初訪問では２階へ案内されたのを覚えています。
畳の大広間で冷房のきいた部屋へ腰をおろし、それだけでもほっとして疲れが癒えるのに、運ばれてきたお料理の数々に感激。京料理はこんなにも美味しいんだな、と魅了されたのを覚えています。
今回は８年ぶりの訪問。座席などは改装してありましたが、店内の雰囲気やお料理のお味は変わらず美味しいまま。初めての京都旅行時から、とても良いお店に出会えていたのだなぁと改めて有り難く感じました。
店内は１階にはカウンターや４人掛けテーブル席、靴を脱ぎ上がる掘りごたつ式４人掛け席があります。２階は改装後まだ利用したことがないのですが、テーブル席のようでした。
隣席との間隔もゆったりしているので、居心地がとても良く広々としています。店の方も丁寧に気持ちよく接客してくれます。
今回２人でいだいたのは
【付き出し】400円
【なすの煮びたし】400円
【小松菜とじゃこ炒め煮】500円
【つぶ貝と九条葱のてっぱい】700円
【牛テール煮込】1300円
【はも南蛮漬】800円
【きずし】1200円
【だしまき】600円
【さわらつけ焼】700円
です。
【付き出し】切り干し大根、最初の付き出しからいきなり美味しいです。甘過ぎず薄過ぎずお出汁がたっぷり。油揚げのコクもきいてて食感もあり、良かったです。
【なすの煮びたし】ひとくちサイズにカットされた茄子にお出汁をたっぷり含ませてあるので、お箸でつまむとずっしりと重いほど。
口へ運ぶと想像通りお出汁がじわっと溢れ出します。油で素揚げしてるのでしょうか。ほどよいマイルドさと、表面に掛かっているカツオ節とが調和し、まろやかでジューシーで満足します。
【小松菜とじゃこ炒め煮】小松菜とちりめんじゃこと炒り卵。こちらもお出汁がしっかりきいてます。小松菜のシャキシャキ感、噛むたびに感じるじゃこの旨み。
そして炒り卵はコロコロした食感とマイルドな味わいなので、それぞれ異なる味と食感の３種が組み合わさる事で更に味わい深い一品でした。
【つぶ貝と九条葱のてっぱい】弾力あるつぶ貝とシャキシャキした九条葱を酢味噌で和えてあります。酢味噌の味が強めで、こちらもお酒が進みます。
【牛テール煮込】今までこちらで肉料理をほとんど食べた事がなかったのですが、気になりオーダーしてみました。
煮込みと書いてありますが汁気は無りません。テール部分のお肉と脂身がひとくちサイズにカットされてあり、一緒に煮込まれていたと思われるじゃがいもが添えてあります。味付けは少し甘め。肉質はしっかり噛み応えがありますが、全体的にパサパサした印象でした。
【はも南蛮漬】衣を付けて揚げた鱧と玉ねぎのスライスを南蛮漬けしてあります。南蛮漬けのたれが食材に染み込み、鱧の揚げ衣のまろやかさがあいまって、濃いめの味付けで美味しかったです。
【きずし】鯖を酢締めしたもの。締め具合も強過ぎず、魚の包丁の入れ方が素晴らしいので、口に含んだ時の食感も良く美味しくいただけました。
【だしまき】お出汁がたっぷり含まれた、旨味あふれる味。丁寧に幾重にも巻かれているので口に含んだときの食感やお出汁の伝わり方が繊細で優しくほっこりします。
【さわらつけ焼】小さめサイズですが、付けだれがしっかり魚になじんでいます。少し甘みのある醤油味。表面には柑橘の皮をすりおろしたようなものが掛かっているので、爽やかな風味が鼻に抜けていきます。
今回のオーダーでは、牛テール煮込を除いてほとんどが個人的に好みでした。付き出しの切り干し大根も、一品料理にあったら次回オーダーしたいなと思うくらいに美味しかったです。
料理は小鉢に少量ずつ盛られているので、色々な料理を頼めることも楽しい。おばんざいは前もって作り置きしてあるようで、だしまき以外は早く提供してもらえました。
いつも魚料理をオーダーすることが多く、刺身から焼き物、揚げ物、お出汁がたっぷり染み込んだ煮物までどれも美味しいめなみさん。
京都へ訪れた際は、またほっこりしたいです。