190chiさんが投稿した銀座 レカン(東京/銀座)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

190chiのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、190chiさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

銀座 レカン銀座、東銀座、銀座一丁目/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2024/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

老舗グランメゾンに往時を偲ぶ

もう40年前の追憶となろうか?
ミキモトビルの右隅、臙脂色の庇、ガラスドアを押すと、地下に続く階段。
恐る恐る降り、左手に進むと、そこにメートルドデルの笑顔が、暖かく迎えてくれる。
バーを横切り、メインダイニングへ。
アール・ヌーヴォー調、鏡をふんだんに使った内装、眩しいシャンデリア、アップライトのピアノ、臙脂色の絨毯、椅子の張り地、白のテーブルクロスに卓上のローソク
重厚な昭和のグランメゾンを絵に描いたような店が、脳裏によぎる。

さて、2017年リニューアル後の令和のグランメゾンはいかに?
入り口に近づくと、1階のドアは、内側からドアマンが開けてくれる。
階段は無くなり、エレベーターで地下2階へ、
臙脂色の絨毯が昔の面影を残す、ウェイティングバーに案内される。

メインダイニングは地下1階
真珠をイメージしたものか?柔らかい光のシャンデリアに、今風のグランメゾンによくある、ベージュ基調の内装
シックにまとまっている。

料理は基本をしっかりおさえたクラシックスタイルがベース。栗田料理長のセンスで、旬の食材、今風の技法を生かし、令和の息吹を与えていく。

たとえば
広島県産仔猪のショーフロア
ウフ・アン・ムーレット

これは、ブルゴーニュ地方の名物卵料理、
通常は、赤ワインソースで仕上げた肉や魚にポーチドエッグを添えるものであるが、

栗田シェフは卵を中に潜ませた。

白い皿に、赤黒い円筒形 ラグビーボール状の白いムース、 緑の香味野菜
まるで、デザートと見紛うような一皿

赤ワインで煮込まれ、ソースでコーティングされた
セルクル状の猪肉。ナイフを入れると中から、
とろーり と、ねっとり透明感を帯びた半熟卵が現れる。

グランメゾンならでは。
スタッフの質と数が揃わないと、この仕事はできない。
カウンター越しの即興芸と一線を画する世界がここにある。

料理はどれも、突き抜けるような斬新さは無いものの、丁寧な仕事ぶり、しっかりと出汁をとり、旨みを充分感じられる安心感がある。
オードブルの
毛蟹のエフィロッシュ、ビーツのムース
なども、この典型であった。

飲み物はいつものごとく、自分勝手にペアリングということで、
●泡 ポメリー アパナージュ
●白 シャサーニュモンラッシェ ドメーヌ バシュレ ラモネ 2021
●ブル赤 シャンボールミュジニー ヴィエーユ ヴィニーユ 2021
●ボル赤 シャトー サン ピエール 2002

をグラスで同時にいただき、
平目のブレセの時に
●ニュージーランドの パリサーエステート
オム サンティ ヴィンヤード シャルドネを追加した。

わがままな注文にも、即座に応える
流石、昔からレカンスタイルとして定評のあったサービスは健在である。

デザートの後、
ミニャルディーズの檀になると、
往時の宝石箱が登場する。
上段、前が2段、左右 と、
散りばめられた秘密の花園全開である。

いゃー、往時を偲び、令和の今を想う。
感慨深いディナーであった。

ご馳走様でした。


  • 広島県産仔猪のショーフロア ウフ・アン・ムーレット

  • 赤ワインで煮込まれた猪肉の中に、ねっとりした半熟卵が潜んでおります。

  • 北海道から届く毛蟹のエフィロッシュ ビーツのムース

  • これから使う野菜のプレゼンテーション

  • 上州牛フィレ肉とセップ茸のパイ包焼き

  • 宝石箱

  • 入り口

  • 往時の雰囲気を残したと言われる、臙脂色が基調のウェイティングバー

  • 往時のアール・ヌーヴォー調の鏡、シャンデリア

  • ベージュ基調の令和のメインダイニング

  • ポメリー アパナージュ

  • シャサーニュモンラッシェ ドメーヌ バシュレ ラモネ 2021

  • シャンボールミュジニー ヴィエーユ ヴィニーユ 2021

  • シャトー サン ピエール 2002

  • わがまま言って、いっぺんにいただきましょう。

  • アミューズ オリーブのマドレーヌ 

  • 甘くありません。

  • メニュー

  • エポワスのムース 洋梨のコンポートとフヌイユのサラダ

  • 北海道から届く 毛蟹のエフィロッシュ ビーツのムース

  • 広島県産仔猪のショーフロア ウフ・アン・ムーレット

  • 猪肉の赤ワイン煮の中に、ねっとりとした半熟卵が潜んでおります。

  • 平目のブレセ デュクレレ風

  • ここで、ニュージーランドのシャルドネ 濃いーです。

  • 野菜のプレゼン

  • 上州牛フィレ肉と セップ茸のパイ包焼き ソースベルシー

  • コンソメスープ

  • アヴァン デセール グァナラ トンガ豆

  • 巨峰とカシスのヴァシュラン

  • ハーブティー

  • 栗山さんのコーヒー お勧めです。

  • 宝石箱 これは、往時のスタイルを踏襲

  • お口直しのアイスキャンディー

  • 宝石箱 全開!

2024/11/13 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ