3回
2024/10 訪問
先月に続いての来訪。涼しくなってきたので銀座をブラブラ歩いて来るのもいとをかし! ムルギーランチ 1,600円
東銀座の名店『ナイルレストラン』は昔からちょくちょく食べに来ている好きな店。唯一無二の“ムルギーランチ”が看板商品。
今日は10月の平日で天気は曇り。銀座をブラブラ歩いてお店に向かうことにする。少し前まで連日の猛暑にぐったりしていたことが遠い昔のように感じる。季節の移ろいを感じながら“ムルギーランチ”に向き合う気持ちを高めていく。
晴海通りを東に向かって歩いて昭和通りの交差点に到達。向かいに歌舞伎座が見える。左に曲がるとお店は目の前。気持ちが昂まる。
よし、店外の行列はなし。歩調を速めて入り口まで行く。ドアを開ける。
「いらっしゃいませ。2階の席にどうぞ」
1階席はちょうど満席。階段を上がる。
「お一人様ですか?」
「はい、そうです」
「こちらの席をお使いください」
4人掛けテーブル席を一人で使わせてもらう。広々とゆったり食事ができるのはありがたい。
「ムルギーランチをお願いします」
「はい、分かりました」
メニューも見ずに注文。見たところで必ず同じものを注文することになる。
5分後、骨付きチキンがドカンと鎮座する“ムルギーランチ”が供される。店員さんがフォークとナイフを駆使して手際よくチキンの骨を取り外す。1分もかからない早業。
食べ方はお店の流儀に従う。初めから全部を混ぜて食べる。
混ぜ終えたら後はひたすら食べるのみ。うん、旨い。いつもの味。カレーとムルギーの違いを理解せずに食べているが、辛さを抑えたインドカレーといえば伝わるだろうか。
添えられたキャベツやマッシュポテトも良く混ぜて食べるのが旨い。よりマイルドな味わいとなる。
チキンは良く煮込まれているので柔らかい。軟骨部分のコリコリした食感も好き。
スプーンを持つ手が止まらない。
周りのお客さんも見渡す限り全員“ムルギーランチ”を食べている。斜め向かいのお一人様の女性は混ぜずに普通のカレーのような食べ方をしている。混ぜて食べるのは品がないと自重されているのか、お店のオススメの食べ方を知らないのか気になる。一声アドバイスをしに行こうかという衝動に駆られたが、自制心が発動。そんなお節介は迷惑に決まっている。
そう言えば骨を外してくれた店員さんは「よくまじぇて食べてね」とコメントせずに立ち去ったことを思い出す。以前は必ず混ぜて食べることをその都度声掛けしていたような気がする。
多様性の時代だし、好きなように食べれば良い。他人の食べ方に気を取られている場合ではない。自分の皿に向き合うべしと自分に言い聞かせる。
ひと匙ずつ味わいながら食べたつもりが、幸せな時間は過ぎるのが早い。12分で完食。
充実したランチだった。でも“ムルギー”と“カレー”の違いは相変わらず分からない。
ご馳走様!
支払いは1階のレジでモバイルSuicaで決済。小銭のやり取りが省けて嬉しい。
うっすらと汗ばんだ身体を秋風が爽やかに包み込む。帰りも事務所まで歩こう。
【追記】
後日“ムルギー”をネットで調べた。ヒンディー語で鶏肉のことを“ムルギー”というらしい。鶏肉が入ったカレーを“ムルギー”というらしい。インドでは“ムルギーランチ”という食べ物は存在しないとの情報も。
外観
ナマステ〜
2階席への階段
2階テーブル席
2階テーブル席
チキン解体作業
解体完了
いただきます!
まずは混ぜる
混ぜ混ぜ完了
素晴らしい旨味
チキンが柔らかい!
混ざり合う旨さ
外観
交差点
晴海通りと昭和通りの交差点
2024/10/06 更新
2024/07 訪問
ここでしか味わえない唯一無二の逸品! 日本の至宝! ムルギーランチ 1,600円
最近は世界中で日本式カレーがブームになっているらしい。カツカレーなどはすでにカレーの母国インド、パキスタンの料理とは似ても似つかない日本食として地位を確立していると言えるだろう。そんな日本式カレーも大好きだが、インド出身の創業者A.M.ナイルが本格的なインド料理を日本で初めて提供した歴史ある『ナイルレストラン』の名物“ムルギーランチ”は格別。
『ナイルレストラン』の歴史などはお店のホームページを参照することをオススメする。A.M.ナイルが祖国インドと日本においてどのような役割を果たしたかを知ったうえで食べる“ムルギーランチ”は旨さが格段に増すはずである。
前置きが長くなったが、今日は久々の『ナイルレストラン』である。外出先から事務所に戻る途中で13時過ぎの訪問。この時間帯なら並ばずに入れるだろうと甘く考えていたら、店外で11分並んでようやく入店。タイミングがたまたま悪かったようだ。私の少し後に来店したお客さんは並ばずに入ってくる。
席に着くと店員さんがメニューを持って注文を取りに来る。メニューを受け取る前に「ムルギーランチをお願いします」と告げると心なしか店員さんが微笑んだような気がする。お店の名物を気に入った客だと認知してくれたのだろう。
わずか4分で“ムルギーランチ”が運ばれる。まずは提供された状態での写真を撮影。その後は恒例の鶏もも肉解体作業が始まる。骨付きの鶏もも肉を店員さんが専用のフォークとナイフを駆使して骨を取り外してくれる。取り外したもも肉にもナイフを入れて食べやすいサイズにカット。1分ほどで解体作業完了。
「お待たせしました。よく混ぜてお召し上がりください」
金属製の楕円型プレートにはターメリックライス、ムルギー(カレーとは違う)、キャベツのピクルス、マッシュポテトが溢れんばかりに盛り付けられる。下手に混ぜるとプレートからこぼれてしまいそうなので、慎重に混ぜ合わせる。ただし、ある程度食べる部分による味ムラがあった方が楽しいのでざっくり混ぜるくらいがちょうど良い。
テーブルにはQRコードで「ムルギーランチの美味しい食べ方~ジェンブマジェテネ」へのリンクが置いてある。お店としてはしっかり混ぜて食べてほしいようだ。周りのお客さんの中にはオススメを無視して普通のカレーのように混ぜずに食べている人もいるが、私は郷に入っては郷ひろみの精神で混ぜて食べる。
旨い。しみじみ旨い。A.M.ナイル創業者の思いを別にしても純粋に旨い。銀座でお店を初めたのが1949年ということですでに75年の歴史を刻んでいる。インド料理であるとともに銀座料理であると言っても過言ではないだろう。むしろこのレベルのムルギーをインドで食べられるのだろうか? もはや日本料理として世界に発信しても良い時期に至ったのではなかろうかと思いを抱きながら食べ進める。
ボリュームたっぷりの“ムルギーランチ”をわずか10分で完食。もったいないなと自分の早食いを悔いる。でも大満足。
唯一無二の料理に感服してお会計。以前はランチタイムは現金のみだった気がするがクレジットカード、電子マネー、QRコード決済など何でも対応してもらえるようになっていた。助かる。
旨かった!
ご馳走様!
外観
お出迎え
スタンド看板
ガラス面張り紙
入り口
テーブル席
お冷や、カトラリー
テイクアウト商品
“ムルギーランチの美味しい食べ方”
インドワイン
ムルギーランチ(1,600円)
スタッフによるチキン切り分け
鶏もも肉の骨を外す
骨外し完了
全部混ぜて食べるのがお店のおすすめ
ムルギーランチ
ムルギーランチ
渾然一体となった魅惑のムルギー
チキンがたっぷり
キャベツ、マッシュポテトが味わい深い
外観
外観
2024/08/10 更新
2022/02 訪問
何度も来ていますが
店に入って着席すると、インド系の店員さんから、ムルギーランチね、と他のメニューを頼みづらいくらいおススメされて、毎回ムルギーランチを頂きます。この儀式も込みでこのお店の雰囲気をみなさん楽しんでいます。
注文すると骨付きの鶏モモ肉がドーンと鎮座するお皿がすぐにテーブルに到着。店員さんが手際よく骨を外して食べやすくしてくれます。全体をよくかき混ぜて食べるようにアドバイスをされて、忠実に実行するといよいよ実食。
1500円はカレーと思うとちょっとお高めですが、ここでしか食べられないムルギーランチとしては適切な、いや、むしろお安い設定だと思います。毎回満足して店を後にします。
2022/06/27 更新
ここでしか味わえない奥深さ
2022/02/21 更新