この口コミは、いっちーぐるめさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.5
-
¥20,000~¥29,999 / 1人
-
-
料理・味 4.8
-
|サービス 4.7
-
|雰囲気 5.0
-
|CP 3.9
-
|酒・ドリンク 4.3
-
-
[ 料理・味4.8
-
| サービス4.7
-
| 雰囲気5.0
-
| CP3.9
-
| 酒・ドリンク4.3 ]
【横浜、夜景と肉の終着点】このTボーンステーキは、もはや事件だ。
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328307124 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328307124","content_type":"ReviewImage","content_id":328307124,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328307083 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328307083","content_type":"ReviewImage","content_id":328307083,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328306968 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328306968","content_type":"ReviewImage","content_id":328306968,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328312462 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328312462","content_type":"ReviewImage","content_id":328312462,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328312476 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328312476","content_type":"ReviewImage","content_id":328312476,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-328312484 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-328312484","content_type":"ReviewImage","content_id":328312484,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2025/11/12 更新
休日の夜、彼女との特別なディナーのために横浜の地を選んだ。 今夜の舞台として予約していたのは、みなとみらいの、その最先端。港の夜景を独占できるという、まさに特等席『Re Wharf』だ。19時、我々は高揚感を胸に、その扉を開けた。
店内に一歩足を踏み入れると、そこは、横浜の喧騒が嘘のように、静かで、洗練された大人の空間が広がっていた。そして、何よりもまず、我々の目を奪ったのは、息をのむような夜景だった。 ガラス張りの窓の向こうには、横浜港の水面に反射する、無数の光。ランドマークタワーや、観覧車が織りなす、宝石のような夜景が、まるで一枚の巨大な絵画のように広がっている。この景色こそが、まず、最高のおもてなしだ。 我々は、窓際の席へと案内され、この非日常的な空間で、今夜の饗宴が始まるのを待った。
まず我々のテーブルを飾ったのは、そのビジュアルだけで、今夜のディナーの成功を確信させる、圧倒的な「シーフードプラッター」だった。 氷の上に、美しく、そして、堂々と鎮座する、大ぶりの牡蠣、海老、貝類。その一口一口が、我々に、海の豊かさを、これでもかと教えてくれる。海老も、その身の締まりと、弾けるような食感、そして、凝縮された甘み。 添えられたソースも、もちろん、一級品。しかし、我々は、そのほとんどを、レモンを軽く絞るだけで、素材本来の、ピュアな旨味を堪能した。
そして、このプラッターを、完璧な形でサポートするのが、「Re:Wharf サラダ」だ。 ただのグリーンサラダではない。新鮮で、シャキシャキとした野菜に、ナッツの香ばしい食感と、チーズのコクが加わった、複雑で、奥深い味わい。これが、シーフードのクリアな旨味と、見事なコントラストを描く。
いよいよ、今夜の主役の登場だ。「Tボーンステーキ」。 熱々の鉄板の上で、ジュウ、という、心地よい音を立てながら、それは、運ばれてきた。 その、圧倒的なまでの、存在感。 ナイフを入れると、美しいロゼ色の断面が現れ、肉汁が、静かに、しかし、力強く、溢れ出す。 我々は、まず、フィレの部分を。 これは、もはや、我々が知る「肉」ではない。驚くほど繊細で、柔らかく、シルクのようになめらかな舌触り。噛む必要がないほどに、上質な赤身の旨味だけを残して、消えていく。 続いて、サーロイン。 こちらは、打って変わって、力強い。表面は、完璧に炭火で焼き上げられ、香ばしく、中は、ジューシー。噛みしめるほどに、その芳醇な脂の甘みが、口の中で爆発する。 この、二つの偉大な部位が持つ、異なる個性を、一つの骨を挟んで、同時に味わえるという、究極の贅ACY。
この、完璧なステーキ体験を、さらに、高みへと引き上げるのが、「マッシュポテト」と「ブロッコリーのボイル」という、最強の脇役たちだ。 マッシュポテトは、信じられないほど、クリーミーで、滑らか。 ブロッコリーも、食感を残した、完璧な火入れ。 これらの、シンプルながら、一切の妥協がない付け合わせが、濃厚なステーキの脂を、優しく受け止め、我々の箸を、止まらなくさせる。
横浜の夜景を、二人占めしながら、最高の海と、陸の幸を、心ゆくまで味わい尽くす。 料理、空間、サービス、そして、何よりも、この、ロケーション。 その全てが、完璧に調和した、一つの、完成された”体験”だった。 彼女も、心から満足してくれたようだ。これ以上に、幸せな休日の夜があるだろうか。ごちそうさまでした。