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夜の点数:4.4
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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【肉の概念、覆る。】祇園の夜に輝く至高の肉割烹「安参」で、生涯最高の肉体験。
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2025/07/22 更新
「本当に美味しい肉が食べたい」
その純粋な欲求の終着点が、ここにあるのかもしれない。
かねてより噂に聞いていた、祇園の肉割烹「安参」。
食通たちがこぞって絶賛するこの名店で、私の肉人生の歴史が塗り替えられることになるとは、この時の私はまだ知る由もなかった。
静かで趣のある暖簾をくぐると、そこは肉の聖域。
カウンター越しに繰り広げられる職人の見事な手捌きに、これから始まる宴への期待が否が応でも高まっていく。
◆度肝を抜かれる、鮮烈な「お刺身」との出会い
まず供されたのは、見るからに新鮮な肉の刺身盛り。
タン、ハツ、赤身、そしてミノの湯引き。
・タン
サクッとした小気味よい歯切れのあとに、追いかけてくる上品な甘み。これがタン本来の味なのかと、いきなり先制パンチを食らう。
・ハツ
臭みなど皆無。プリッとした心地よい弾力と、噛むほどに溢れる力強い旨味。鮮度が命であることを改めて教えられる。
・赤身
舌にねっとりと絡みつき、ゆっくりととろけていく。どこまでもきめ細かく、シルクのよう。赤身の持つポテンシャルを最大限に引き出した逸品。
・ミノの湯引き
丁寧な仕事ぶりが光る、絶妙な火入れ。コリコリとした食感を残しつつも、驚くほど柔らかい。酢味噌との相性も抜群で、箸が止まらない。
◆焼き物の真髄。選び抜かれた肉たちが舞う
焼き物は、その日の極上部位から好きなものを選べるという、肉好きにはたまらないシステム。悩みに悩んで、王道の4種をオーダー。
・タン
刺身とはまた違う、焼きならではの香ばしさが加わる。厚切りなのに驚くほど柔らかく、噛み締めると肉汁がジュワッと口いっぱいに広がる幸福感。
・ハラミ
「これがハラミ…?」思わず声が漏れた。繊維がほろほろと解け、濃厚な肉の旨味が波のように押し寄せる。タレとの絡みも計算し尽くされている。
・レバー
角がピンと立った、見るからに新鮮なレバー。軽く炙るだけで、中はとろりとしたレア状態に。濃厚でクリーミーな味わいは、まさに”レバーの概念が変わる”衝撃。
◆感動のフィナーレを飾る、滋味深い「テールおでん」
肉のフルコースで完全に心を奪われた私に、ダメ押しの一撃が待っていた。
〆の「テールおでん」だ。
ほろほろと骨から崩れ落ちるほど柔らかく煮込まれたテール。
そして、その肉の旨味をすべて吸い込んだ、どこまでも深く、滋味深い出汁。
このスープを一口飲めば、全身の細胞が喜ぶのがわかる。冷えた体にじんわりと染み渡り、最高の食事を締めくくるのに、これ以上の逸品はないだろう。
【総評】
「今までで一番うまい焼肉でした」
このありきたりな言葉しか出てこない自分の語彙力がもどかしい。
ただ、ここで味わったのは単なる「焼肉」というジャンルでは括れない、「肉割烹」という芸術だった。
肉のポテンシャルを極限まで引き出す、店主の知識と技術。
一口ごとに唸り、ため息をつき、最後には笑顔になる。
そんな、食の根源的な喜びを思い出させてくれる場所。
肉好きを名乗るなら、一度は訪れるべき聖地。
生涯忘れられない夜を、ありがとうございました。
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