2回
2023/11 訪問
素材の力が存分に引き出された絶品フレンチ
三越前駅より直通の、コレド室町2の1階、江戸桜通りに面したフレンチレストラン。
同行者はこちらのシェフの中村和成さんの大ファンで、前々から行ってみたかったそう。
天井が高く広々とした店内は満席状態で、静かすぎず、固すぎず、リラックスしてお食事を楽しめそうな居心地のいい雰囲気です。
左手にはライトアップされた桜の木がロマンチックな通りが、右手には大きなテーブル越しにオープンキッチンが見える、窓際のお席にご案内いただきました。
1番キッチンがよく見えるお席なんですよ〜とスタッフさんが教えてくださり、思わずたくさんキッチンを見てしまいます笑
お料理やドリンクが運ばれる前にまず薄い小さなグラスに入った温かいほうじ茶をいただけて、とてもほっとしました。素敵なお気遣いだなと思いました。
【野菜】
ひと皿目は、季節の新鮮なお野菜や果物をシンプルに塩やオリーブオイルでいただきます。
1つ1つ丁寧に火入れがされており、素材へのこだわりを感じられました。きゅうりやブロッコリー等、食べ慣れた野菜も、いつも食べているものとは全然違う味がする……美味しい……! 盛り付けもとっても美しいです。
【椎茸、白熱、焦軸】
お店のスペシャリテ。細く切られた椎茸の軸はカリカリに、笠のところはクリーミーなソースが盛られ、ジュワッと焼き上げられている。お洒落な丸太風のお皿にナイフを入れると白いソースがとろっと溢れる。肉厚な椎茸はアツアツで、旨みがすごい! ソースは香草が効いていて、バランスがちょうどよく……なんとも、美味しいです。
感動しました。これぞフレンチ、という感じの、椎茸を引き立てる見事なソースだなと思います。看板メニューというのも納得です。
【鰹の炙り、栄螺、焼き茄子、花穂紫蘇】
気仙沼の「カツオ」「サザエ」そして「ワカメ」の組み合わせ。どこかで聞いたような……そう、なんとサザエさんの磯野家オマージュ笑 「相性抜群です」とユーモアたっぷりなご説明と共にサーブしていただきました笑 シェフの茶目っ気がとても素敵なひと皿。
ソースにもサザエの肝が使われていて、濃厚な磯の味(磯野味?笑)がします。鰹はしっとりと、ワカメはシャキッとしています。ひっそり添えられたプチトマトは彩りの面でも綺麗なんですが、この甘み・酸味が加わるとまた美味しくて、考えられているなぁと思いました。紫蘇の風味もとても良いです。
後ほどインスタを見たところ、オープン当初から10年間作り続けられているメニューとのことです。本当に美味しい鰹でした……!
【蕪、地蛤】
蛤の出汁のスープがたっぷりの蕪のリゾット。黄緑が目にも鮮やかです。
サーブされた時からもうなんとも良い香りが。
スープはウットリしてしまうような滋味深さ。シェフの手によって蛤のもつ旨みがめいっぱい引き出されている感じがします。塩味はスープが担っているので、蕪のリゾットは野菜の優しい味わい。お米の下にまるごと蛤の身があって、これがぷりぷりで、柔らかくて、えもいえぬ美味しさでした。
【鮟鱇のロースト、サフラン、香草、トマトのブールブランソース】
いよいよお魚料理。鮟鱇は、私は全然食べたことがなかったのですが……ブリンブリンで、歯ごたえが結構あるのでビックリ。身のお味自体は主張が強くないので、サフランで色付いた、香草とバターが香るソースをしっかり味わえました。このソースがまた!美味しい!
添えられた焼き野菜がどれもおいしくて。特にトマトの甘み、最高です。
【蝦夷鹿の稲藁焼き、ソースシヴェ、葡萄、ピスタチオ、セロリラブ、野生の胡椒】
お肉は赤身だけの部分と、脂身が付いた部分とで2切れ盛られていて、柔らかく、稲藁の香りをまとっていて、火入れが完璧な具合です。赤ワインのソースに胡椒の実が入っていて、これがまた芳しく、よりいっそう美味しいです。ピスタチオの香ばしさと油脂感もとても合う。
稲藁を使って焼くのは、中村シェフが得意とする手法のようです(シェフのnoteの火入れについての記事〈※1〉に詳細がありました、興味深く拝見しました)
鹿肉の旨みをじっくりと味わえる力強いひと皿でした。最高です。
【しまなみマドンナ、ヨーグルト酒のソルベ、フィンガーライム】
デザートの前にいただくお口直しのシャーベット。シェフが20年前「シェ松尾」にて衝撃を受け、取り入れた演出とのこと。〈※2〉
メニューを見てデザート2皿出るのかな?と思っていた私も、説明を聞いて、20年前のシェフと同じようになんて素敵な演出なんだ……!と感動しました笑
甘くジューシーなしまなみマドンナ、ミルキーさはありつつもさっぱりとしたソルベ、そしてぷちぷちとした食感が楽しいフィンガーライム。
デザートへのブリッジもとても丁寧なお仕事だなぁと思いました。
【和栗のモンブラン、洋梨、柿、柘榴、白ごま、トンカ豆】
中央に盛られているのがトンカ豆のジェラート。モンブラン、と言いながら山の形ではなく素材がこまごまと配置されていて、自由に組み合わせて色々な味を感じて欲しいというシェフの思いを感じられるデザートと思いました。
トンカ豆、初めて知りましたが杏仁やココナッツのような香りを持つスパイスということで、確かに風味としては杏仁のような、バニラのような、ほんのり甘くて芳醇なジェラートという感じです。これとても好きだなぁ。
モンブランに柘榴、白ゴマの取り合わせも面白いなと思いました。香ばしかったり、酸っぱかったり、甘かったり、甘さの中でもフルーツや栗やメレンゲ等、複数種類があって、色々な味わいが楽しめるとても楽しいデザートでした。
【スペルト小麦、素王卵】
最後はサクサク、トロトロのカスタードパイとコーヒーをいただいてコースは終了。
ドリンクは、初めにスパークリングを、飲み終わってから2杯目は「季節の柑橘、エルダーフラワーのジュース」をいただきました。
爽やかな味わいで、華やかな香りで、とても美味しかったです。
こちらではノンアルコールでペアリングコースの用意があるくらいドリンクの種類が豊富で、こだわっていらっしゃるので、私のようにお酒が弱かったり、車の運転がある方でも楽しめるのが良いなと思います。
全体を通して、お料理の味だけでなくスタッフさんのサービスも心地よく、とてもレベルが高いなと思いました。席についていただいたソムリエの方は、お料理についての知識も深く、お話する時間も含めてとても楽しいディナーとなりました。
また、スタッフの方に同行者が「シェフのファンなんです」とお伝えするととても嬉しそうにされていて、シェフの仕事ぶりについても色々お話いただけました。とても良いチーム作りをされているお店なんだなと思いました。
お土産でフィナンシェをいただいたのですが、ラッピングに付いているQRコードを読み込むと、なんとそのフィナンシェを作っている動画に飛ぶ仕掛けになっており、こういった取り組みも面白いなと思いました。フィナンシェ、とっても美味しかったです( *´﹀`* )
なお、中村シェフは始めご不在でしたが、スタッフさんから途中で来られるかもと教えていただいて、お魚料理の辺りだったかな?キッチンにお見えになりました。
お食事を終えてから、ご好意でお写真を撮らせていただきました。中村シェフ、広尾の新店の準備で大忙しのようなので、たまたまお会いできてとても幸運でしたし、同行者はとっても嬉しそうにしていたので私も嬉しかったです笑
中村シェフの料理人としてのフィロソフィーは【素材の力を最大限に引き出す】ことなんだそうです。
その言葉通り、イキイキとした素材の力と、その素材を引き立てる調理が合わさった素晴らしいお料理をいただけて、本当に美味しかったです。
ご馳走様でした!
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〈※1〉仔羊の火入れ https://note.com/labonnetablekaz/n/nfc435d60cb39?sub_rt=share_b
〈※2〉お茶と果実 https://note.com/labonnetablekaz/n/n92ce7ff896a8?sub_rt=share_b
【閑話休題】
クラシルやYouTube、インスタなど、SNSでも大活躍の中村シェフ。コロナ禍中にインスタライブを始めたことがきっかけなんだそうですが、来店を機にシェフのご活動を色々と私も拝見しました。
その中でも「私の大好きなレストラン」<https://youtu.be/KSmo_FgnmSI?si=SpMCtMLSnZ-XLwWT> こちらは中村シェフご自身がラボンヌターブルで食事をして、お店の紹介をする動画となっており、シェフのスタッフへの信頼やお店への愛情が伝わってきます。
これを見て、またいつかラボンヌターブルにお邪魔してみたいなぁと改めて思ったりしたのでした。
2024/01/03 更新
日本橋にある商業施設、コレド室町2の1階にある、サイタブリアグループのフレンチレストラン。シェフの中村和成さんは同グループの「レフェルヴェソンス」でスーシェフを務められていた方。
「Farm to Table(農場から食卓へ)」を掲げ、生産者や食材に敬意と愛情を持って調理されたお料理で「生産者と消費者との距離を縮めること」をテーマに、素材本来の味を堪能できるコース料理をいただける、そんな素敵なお店です。
去年の11月以来2度目の訪問で、誕生日祝いに同行者がディナーの予約を入れてくれました。
相変わらず賑わっていて、程よく明るい雰囲気です。
席に着くと、まずは冷たい福岡の八女茶のサービスが。夜でも蒸し暑い季節に嬉しいおもてなしです♡
ワインのペアリングコースもありますが、同行者も私もそれほどお酒が強くないので、お料理に合わせて泡と白をおまかせで持ってきていただくことに。
1杯目は「Jose Michel et Fils Champagne Brut Prémice」をいただきました。
ソムリエのスタッフさんが多数いらっしゃるので、安心しておまかせができるのもサイタブリア系列のお店の好きなポイントです。
【野菜 Farm to Table】
季節に合わせた野菜を極めてシンプルに提供する、ラ・ボンヌターブル定番のひと皿目。
本日のお野菜は、福島県郡山市にある「鈴木農場」さんからのものがほとんどとのこと。
オススメは「大和ルージュ」という手前にある赤いトウモロコシとのことですが、それ以外にもロマネスコ、プラム、梨、ぶどう、インゲン、オクラ、プチトマト、きゅうりなどなど……バラエティー豊かな食材が華やかに盛り付けられています。
オススメの大和ルージュは、甘くてシャキシャキ。あとは、ロマネスコとオクラも良かったなぁ。塩加減とか、熱の入れ方とかが本っ当に、絶妙。
それぞれの野菜の味や食感を活かしていて、この時期ならではの、野菜の瑞々しさを堪能できました。
【椎茸の軸焼き、熟鮨クリーム、胡桃、ディル】
ラ・ボンヌターブルのスペシャリテですが、前回いただいたものとは全然違う夏仕様になっていました。
今日の椎茸は徳島県の「しいたけ侍」という品種とのこと。
切り株のようなお皿に、軸がカリカリに焼かれ、傘の中にソースが詰まったフォルムは変わらず。
ナイフを入れると溢れてくるソースを絡めながらひと口……うーん、美味しい……!!
熟鮨クリーム、どんな味なのかなぁと思っていたのですが、想像よりクセはなく、ほどよい酸味と塩気が絶品! 熱々で肉厚の椎茸の旨みがじわぁっと溢れるのもたまりません……!
軸はカリッカリで、香ばしいです。
ソースの中に、胡桃とディルが使われているのですが、それがまた素晴らしい。胡桃の油脂感と食感、そしてディルの香りが良いアクセントになっていて……! 本当に素晴らしかったです。さすがでした。
【桃とトマトのガスパチョ、スズキ、青柚子、フェンネルのタルタル】
冷たいトマトのスープ、ガスパチョをソースの代わりに使ったひと皿。桃、ガスパチョソース、そしてスズキとコロダイに柚子胡椒とアボカドピューレ、フェンネルを合わせたタルタルが添えられています。
ガスパチョは、トマトの味が主張しすぎていないのがとっても良いです。優しくほどよい酸味のガスパチョに、桃の甘みが合います♡
タルタルは、さっぱりとした白身魚に、フェンネルの香りが乗っていて、あとレモンピールかな?柑橘の香りもあって、とにかく爽やか! 柚子胡椒のピリッとくる辛味もめちゃくちゃ美味しい……!
桃に、ソースとタルタルを合わせていただくともう……お口に夏が到来しました笑 まさに夏。夏そのもの。素敵で鮮やかなひと皿でした♡
【枝豆のリゾット、ごま鯖、バジル】
これまた「鈴木農場」さんの枝豆を使ったリゾット。枝豆の鞘から採ったお出汁を使っていて、中央にはバジルのソース、その上にごま鯖がどどんと乗っています。実はこれが、今日1番好みだったひと皿。
まず、枝豆の粒がでっかい!! そしてホクホク! これは美味しい……!!
そして、鞘の出汁が効いた、柔和でまろやかなクリーム……これがもう絶品です……! 鞘まで使うあたり、中村シェフの「食材をまるごと余すことなく使う」こだわりを感じられますね。
ごま鯖も、すごく丁寧に火入れがされているんです。身はギリギリ、生じゃないぐらいのもっちもち食感!なのに、皮はパリッと香ばしく仕上げられていて……。
そこにフレッシュで爽やかなバジルソースが混ざるともう、たまりません。
お皿を構成する要素が全部美味しい。そして足し算じゃなくかけ算になっているので、美味しさが留まるところを知りません。最高でした……!
お魚料理の前に白ワインをお願いして、ニュージランドで日本人のご夫婦が造られているという「KIMURA
CELLARS Marlborough 2022 WINEMAKER'S BLEND」をいただきました。
3種類のぶどう品種を使っているワインだそうなんですが、香りがとっても華やかな感じがして、私のようなワイン慣れしてない人間でも美味しくいただけました。
【鮎の骨焼きと米粉焼き、ウルカのガストリック、サルサヴェルデ、焼きとうもろこし、山椒、西瓜】
旬の鮎を、コンフィ・骨焼き・米粉焼きの3種類の調理法で仕上げたひと皿。右上にはスイカが!
付け合わせも3種類です。バルサミコ酢みたいな見た目のソースは、黒糖とワインビネガー(?)のソース。それと、キュウリやミョウガを合わせた緑色のソースに、甘い焼きとうもろこしの粒とピューレ。
鮎といえば塩焼き!な私からすると、骨焼きも米粉焼きも初めての体験です。
コンフィにされた頭の部分は、カリッカリ、かつほろ苦さがたまらない……!
真ん中の骨焼きは、身の部分はふっくらと、骨のところは骨せんべいのようにパキパキのサクサク。米粉焼きはこんがりと香ばしい。
トウモロコシと黒糖ソースが重なっているのですが、それはなんだか(良い意味で)お祭りの屋台の焼きとうもろこしのような、ノスタルジックな味で、これまた夏らしくて、キュンとします♡
黒糖ソースはコクがあり、トウモロコシは甘みが強くて、でもそれに対してサルサヴェルデはめちゃくちゃ爽やかなので、色々組み合わせを変えながら楽しむことができました。
個人的には骨焼きの鮎×サルサヴェルデが、とっても美味しかったです!
【蝦夷鹿背肉の稲藁焼き、ジュニパーベリー香る赤ワインソース、無花果、ビーツ、南瓜、ヘーゼルナッツ】
鹿は夏と冬に食べられることが多いんだそうですが、夏の鹿は運動量が多いので、味はさっぱりで、肉質は瑞々しくもっちりとしているんだとか。
赤ワインをベースにしたソースと、ヘーゼルナッツやレーズンを混ぜたかぼちゃのピューレに、イチジク、トレヴィスやビーツなどの赤色が鮮やかに盛り付けられています。
フォークを軽く当てただけで、お肉がたゆんたゆんに柔らかいのが伝わります……!
ロースなんですが、確かに全然脂こくなくって……噛むほど旨みが広がって……これは……美味しすぎる……
稲藁焼きは中村シェフが得意とされている手法で、中はレアなんですが表面には香ばしさもあり、もう、抜群の火入れです……!
「ジュニパーベリー」というのはジンの原料として使われる実なんだそうで、赤ワインソースからはスパイシーでほのかに甘いような香りを感じられました。
かぼちゃのピューレは甘く、それとヘーゼルナッツ・レーズンの取り合わせが見事です。ナッツのカリカリ感、油脂感が美味しくって……これだけだとスイーツのような甘さですが、これを赤ワインソースと、鹿肉と合わせるとまた、最高なんです……!
付け合せも、ビーツの酸味、トレヴィスの苦味、イチジクの甘味と様々な味が用意されていて、すべてお肉の味をしっかりと引き立てていました。
以前お伺いした時にも蝦夷鹿を同じく赤ワインソースでいただきましたが、個人的には夏の鹿に軍杯が上がるかも。それくらい、このお肉の柔らか食感にやられてしまいました……ああ、美味しかった……!
【パン】
パンは、六本木にあるサイタブリアグループのベーカリー、「ブリコラージュブレッド」のジャガイモのフォカッチャと、農民パンです。
私は農民パンが本当に大好きで……! ブリコラージュブレッドにも何度かお邪魔しているんですが、毎回、農民パンを買ってしまいます笑
唯一無二の"フギュフギュ"の食感と、ほのかな甘みが特徴で、軽くバターやオリーブオイルをつけるだけでめちゃくちゃ美味しいんです♡
今日のお料理だと、特に鹿肉に添えられていたかぼちゃのピューレと一緒にいただくのが好きでした。
ちなみに農民パンの大ファンなことをお伝えしたらおかわりを勧めていただけて、今日は2切れ食べちゃいました笑
【メロン・ア・ラ・モード】
デザートへのブリッジである「お口直しのシャーベット」は、フェンネルのグラニテとメロンを、バニラのババロアと合わせたひと皿。
中村シェフが子供の頃に好きだった、レトロな"バニラシェイク"のコクのある甘さを再現したババロアは、むっちり固めの食感。この固さもレトロ感があっていいなぁ〜。そしてこの甘み。私は激甘党なので、こういう味、大好き♡
メロン、良く熟れて甘いんですが、ミントとグラニテとでお口がさっぱりとします。
メロンをグラニテにするだけでも夏らしさは出ると思うんですが、そこを、フェンネルのグラニテにして、メロンは生のまま、そしてババロアを合わせてノスタルジックな夏を感じさせるメニューにしているのがさすがだなぁと思いました。
しかもこれがメインのデザートではなく、あくまでもデザートへの"繋ぎ"なのがすごい!
デザートにも期待が高まりますね……!
【白とうもろこし、沖縄マンゴー、マリーゴールド】
コースひと皿目は赤いトウモロコシでしたが、最後は白いトウモロコシを使ったデザートです。
白いトウモロコシのアイスに、マリーゴールドの花びら、そして「レモンマリーゴールド」というハーブも使われています。
まずはアイス、これが本当にミルキーで、濃厚でまろやかな甘みがあって、美味しい♡
アイスの下にはザクザクとしたクッキー?のような食感があって、これはラム酒がじんわりと効いています。
対して、マンゴーは瑞々しく、フレッシュな甘み。
マリーゴールドの甘くて爽やかな香りが全体をまとめていて、華やかで美味しい夏デザートに仕上がっていました。
【たこ焼き フォンダンショコラ】
前回お伺いした時はカスタードパイだったのですが、その前まではこの「たこ焼き」が食後の焼き菓子だったそうで、お客さんからのリクエストでこの度復刻したんだそうです笑
ほかの口コミを見て食べてみたかったので、今回いただけて嬉しい!
見た目は本当にたこ焼きそのもの笑 ミニサイズの専用船も凄く可愛いです♡
トロトロで熱々で、中にベリーのソースが入っていて、種のツブツブとした食感と酸味、そしてショコラ自体は甘さ控えめながら濃厚でビターな味わい。これは美味しい〜〜!!
お食事を終えたあとは、中村シェフのお見送り(お写真も撮っていただけました笑)と、お土産に焼き菓子をいただきました。焼き菓子はレモン?のパウンドケーキ。甘酸っぱくてキュンとする美味しさです。
今回もお料理のクオリティはもちろんのこと、スタッフさんのサービスも素晴らしく、楽しい時間を過ごすことができました。
姉妹店の広尾のビストロデブルスにはよくお邪魔しているのですが、そちらのスタッフさんも、ラボンヌのスタッフさんも、本当にホスピタリティが高くて、また来たいなぁと思わせてくれる要因の一つです。
どのお皿も素材の味そのものが抜群に引き立てられていて、やっぱり中村シェフのお料理、とても好きだなぁと思いました。
夏の味覚を心ゆくまでたっぷり満喫することができました!ご馳走様でした!また季節が変わる頃にお伺いしたいです。