153cmの大食いOLさんが投稿したKOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINE(東京/新御徒町)の口コミ詳細

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153cmの大食いOL 備忘録

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KOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINE新御徒町、仲御徒町、御徒町/フレンチ

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  • 夜の点数:4.9

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
2回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

蟹に牡蠣、百合根、真鯛、雉一一珠玉の下町フレンチでいただく冬の味覚。

下町の商店街の一角にひっそりと佇むフレンチの名店。完全予約制で、1日3組まで、予約方法は月に1度・電話のみと、来店するにはかなり難易度の高いお店です。

前回、4月に初訪問をした際には、長谷川幸太郎シェフと奥様の暖かいおもてなしと、春らしい食材を使った素晴らしいお料理の数々に大感動し、忘れられないひとときを過ごせました。
またいつか訪問したいなぁ、と毎月の月初めに電話予約のチャレンジに勤しむ日々が続き……10月、一緒に電話を頑張っていた同行者から、クリスマスの予約が取れたと一報が!

というわけで、予約から2ヶ月、小雨が降るクリスマスに2度目の訪問となりました。
お店がある場所は、新御徒町駅の傍にある「佐竹商店街」の一角です。アーケードになっているので雨でも安心。JR御徒町駅や日比谷線の仲御徒町駅からも10分ほどで歩いて向かえます。

店先には素敵なクリスマスツリーが飾られていて、お店に入ると、前と変わらない素敵な笑顔で奥様が迎えてくださいました。

ドリンクはメニューを備えていますが、私も同行者もそれほどお酒に強くないので、量は少なめで、お料理に合わせて2~3杯で、奥様におまかせでお願いしました。
1杯目はシャンパンで乾杯して、いよいよクリスマスディナーのスタートです……!

【噴火湾の毛蟹 キャビア アボカドのピューレ カリフラワー】

北海道の噴火湾の毛蟹の上にキャビア、周りにアボカドのピューレ、オレンジで炊きあげたカリフラワー、そしてクルトンをあしらったひと皿。
シェフこだわりの古伊万里に、キャビアがめちゃくちゃ映えます。アボカドの緑とオレンジが少しクリスマスっぽくて可愛い盛り付け。

毛蟹単体で食べても瑞々しくてめちゃくちゃ美味しくて、良い蟹なんだなぁと感動したのですが。
アボカドのピューレと合わせた時にびっくり。なんだか、カニ味噌食べてるみたい! 不思議〜〜!濃厚でまろやかで……美味しい!
オレンジで炊き上げたカリフラワーもめちゃくちゃ美味しい。爽やかな酸味。

蟹の中に、キャビアと同じサイズ感に刻まれた細かいキュウリが入っていて、これがシャキシャキと凄くいい食感を生み出しています。
キュウリのほかにも、キャビアのプチプチ、カリフラワーのシャクシャク、そしてクルトンのザクザクと、色んな食感があるのが楽しい。

ビックリするくらいシャンパンに合うので、ひと皿目から唸ってしまいました。あまりにも美味しい……!

【牡蠣 ポロネギ アオリイカ ムクラードソース 柚子の香り】
低音で火入れした厚岸の牡蠣、チェリービネガーで炊いたポロネギ、バターで軽くソテーした和歌山のアオリイカを、貝の出汁で作ったムクラードソースと合わせたひと皿。

サーブされた時からフワーっと柚子の香りが。
牡蠣は半分サイズになっているんですが、めちゃくちゃ巨大。ソースをたっぷり絡ませていただいて……もう、悶絶。なにこの牡蠣!? ふるんふるんなんですけど泣 前回もエビや蛤の火入れに大感動したんですが、これ、この牡蠣、すっっごい……!

で、このソース。あまりにもクリーミーで濃厚。
牡蠣の旨みに負けてません。
ムクラードソースというのは貝の煮汁と生クリームとカレー粉(!)で作るらしいのですが。これもそういう風に作っているのかな? スパイスとか入れてる?

アオリイカはコリコリと柔らかく良い食感。
そして、真ん中に隠れているポロネギ、これがまたすごい。とろっとろ。ゆっくりゆっくり火入れしているんだそう。で、優しい甘味と、ほんのりとした酸味があるので、牡蠣とムクラードソースというパンチのある組み合わせの中でとても良いアクセントになっています。

アクセントという点でいうとこの柚子もすごくて。
濃厚なホワイトシチューのような、こってりとした冬っぽい味付けに、少し爽やかさが加わるんですよね。本当に素晴らしい取り合わせだなと思いました。

【フォアグラのポワレ タルト仕立て】
前回1番好きだったフォアグラのポワレ。
フレンチの大王道メニューで、だからこそシェフの丁寧な仕事ぶりに1番触れられて、本当に大感動したんですが……今回も、コース通して1番こちらが好きでした♡笑

前回はホワイトアスパラやそら豆など春の食材と合わせていましたが、今回はフランス産ジロール茸のソテーと百合根のピューレ、サクサクのパイ生地が重なってタルト仕立てになっています。
ソースにはビーツを使っているそうです。

フォアグラの火入れが本当に凄くって……! あまりにも柔らかく、とろけます。
このフォアグラだけでも泣きそうなくらい、美味しいのに、さらに濃厚でクリーミーな百合根のピューレ。これ、すごいです……一緒に食べるともう……もう……たまりません……!!
ジロル茸はシャキシャキとしていて、コク深い味わいです。
これらを焼き立てのザックザクのパイ生地と一緒にいただくんです。そらもう、美味しいよ……!

百合根って、日本や中国くらいでしか食べられていないらしいんですが、こういう風に王道フレンチメニューに和の食材を合わせてくるのが長谷川シェフらしくて、やっぱり好きだなぁと思いました♡

【真鯛のパイ包み焼き】

今回もお魚料理はパイ包み。和歌山県産の真鯛を、
ハーブを練りこんだホタテのムースで包んで焼いています。付け合せは冬らしく蕪。ソースは、「ノイリー」というベルモット酒のソースと、バジルの香りをつけたオイルを使ったソース。

ほわっほわの鯛の身に、旨みがたっぷりの柔らかなホタテのムース。さっくりしっとりとしたパイ生地。これまた美味しい……!
鯛って淡白な味だから、ソースの味が主役になってしまいがちな気もするんですが。これは、しっかりと鯛の旨みが感じられます。きっとホタテのムースで旨みを閉じ込めて焼いてるからなんだろうなぁ。

あと付け合せの蕪が甘くて、柔らかくて、めちゃくちゃ美味しい……! 冬の蕪ってこんなに甘いんですね。ソースともめちゃくちゃ合ってて美味しかったです。

【雉のロースト】
四国・宇和島市の雉肉のロースト。もも肉はコンフィに、むね肉は低温でしっとりと火入れして、手羽先や手羽元もほぐして盛り付けています。
ソースは、雉の出汁から作った「シュープレームソース」にフランスの栗のピューレを混ぜたもの。
まさに雉づくしなひと皿。

私、雉肉っていただくのが初めてでして……!
むね肉は、本当にしっとり! 柔らかい……! パサつきはまったくありません。
そしてコンフィされたもも肉は香ばしく、より肉々しい食感。
ほぐされた手羽先や手羽元は、骨の近くだからか、旨みがめちゃくちゃ強いです。
どれもクセがなく、でも鶏肉とは全然違う味!

で、ビックリしたのがソースです。
雉の旨みがこれでもか!ってくらい濃縮されたような味で……「シュープレームソース」というのは、鶏のブイヨンにマッシュルームや生クリームを加えて作るらしいんですけど。塩味、甘味、旨味の塩梅が絶妙で、ほんっとうに、美味しかったです……!!

あと、付け合せの「根チャービル」というお野菜、これがまた美味しくって。焼き芋みたいに皮ごと焼くらしいのですが、ほこほこで、信じられないくらい甘い! フランスではポピュラーな食材なんだとか。どのお皿も、メイン食材だけでなく付け合せも凝っていて、最後の最後の一口までずーーっと美味しいです。

【スフレグラッセ】
アイスクリームのような食感のムース。
トナカイの角?のラングドシャが、雪でお化粧していて、なんともクリスマスらしい見た目で可愛すぎる♡♡
前回はちょうちょのラングドシャだった気がします。これシェフが焼いているのかしら……凄すぎませんか……!

ヘーゼルナッツがゴロゴロ乗っかっていて、ナッツ好きの同行者には大変刺さったようです笑
ヒンヤリとしたムースが口の中でスーッと溶けて、ビターなチョコレートのソースもすごく美味しい!! 甘いんですが、口の中には残らない甘さなので、スッキリと食べ終えることができました。

最後に、とても素敵な古伊万里のティーカップでルイボスティーをいただいて、コースは終了です。

前回、このお店に惹かれるのは素材や技術や器の上質さだけではなくて、人の手を通した"暖かみ"のようなものをお料理から感じるから、というふうに書いたのですが、今回もまさにその通りで。

今回は4テーブルにフルでお客さんが入っていたので、奥様もシェフもお忙しそうにされていたのですが、そんな中でもこちらの疑問に丁寧に答えていただけたり、ワインのセレクトも素晴らしくて、パンのおかわりもアツアツでパリパリで……本当に、楽しくてお腹も心も満たされるディナーとなりました。
奥様もシェフもお店の外までお見送りいただきありがとうございました!

冬の食材を使ったフルコース、堪能しました。ご馳走様でした!
春、冬、ときたので夏と秋も頑張って予約を取りたいですねぇ……また繋がる日を夢見ながら、電話頑張りたいと思います!笑

2025/12/31 更新

1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

心のこもったサービスと、人の手を通した温かみを感じるお料理が素晴らしい 珠玉の下町フレンチ

下町の商店街の一角にひっそりと佇むフレンチの名店。完全予約制で、1日3組まで、予約方法は月に1度・電話のみと、来店するにはかなり難易度の高いお店です。

シェフを務めるのは長谷川幸太郎さん。
ひらまつ系列の「サンス・エ・サヴール」で料理長を務め、2007年にはボキューズドール本戦の日本代表に選ばれ、6位入賞。
その後、「ラ・フェットひらまつ」料理長となり、2017年には再度ボキューズドール本戦の日本代表に選ばれています。
2年後の2019年に独立され、こちらの「ダウンタウンキュイジーヌ」をオープン。生まれ育った新御徒町で腕を奮っていらっしゃいます。

そんな、言わずと知れた、日本を代表するスターシェフのお料理をいただける日がとうとうやってきました……! 予約してから2ヶ月待ったので、もう前日の夜からドッキドキでした。
場所は、新御徒町駅の傍にある「佐竹商店街」の一角です。この佐竹商店街は日本で2番目に古い商店街だそうで、とってもレトロな雰囲気に溢れています。
JR御徒町駅や日比谷線の仲御徒町駅からも10分ほどで歩いて向かえます。

奥様の暖かいお出迎えを受け、まずはドリンクメニューを確認。コースのペアリングもありますが、私も同行者もそれほどお酒に強くない旨お伝えしたところ、少なめの量で、お料理に合わせて2~3杯出していただけるとのこと。
1杯目はスパークリングで乾杯をして、いよいよ、長谷川シェフの珠玉のコースの始まりです……!!

【足赤エビのソテー、ピゼリ、新玉ねぎのポタージュ】
淡路島の新玉ねぎのポタージュに、サッとソテーした和歌山の足赤エビとピゼリ(イタリアのグリンピース)を合わせたひと皿。
海老の赤にピゼリの緑、それにあしらいのアリッサム(食用花)。華やかな古伊万里の器に負けないくらい、とっても綺麗な盛り付け!

玉ねぎのポタージュは、口に入れた瞬間、じゅわっと甘みが溢れる……! なにこれ、おいっしい……!
ピゼリは一切青臭さがなく、ホックホク。
エビの火入れが魔法のよう。信じられないくらいブリブリで、そしてほんのりとした塩加減がまた、エビの旨味を抜群に引き出してます……!
この器の中に"旨みのもと"をぎゅうっと閉じ込めました、という感じのひと皿。スプーンを進めるたびに味を噛み締めて、ニマニマしてしまいました。

【バゲット、自家製ホイップバター】
升にこんもりと盛られた、ビジュアル満点のホイップバターは、フワッフワで、ミルキーで、少し塩が効いていて、この素敵な升ごと売って欲しいくらい笑、とっても美味しい。
バゲットはクラストはカリカリ、クラムはもっちり、少し酸味を感じるので発酵が長いのかな?と思いました。
聞けば、シェフは仕込みからおひとりで(!)作業されているそうで、朝から準備して、やっとディナーの時間に間に合うくらいなので、パンについては「BRIDOR」という、フランスのメーカーのパンを冷凍で輸入されているんだそう。ひらまつのレストランでも同じパンを出されていたのだと伺いました。
パンもバターも嬉しいことにお代わり自由♡
お皿のソースもバターもパンもそれぞれ美味しすぎて、2回お代わりしました笑

【蛤、帆立、鮑、春キャベツのソテー】
九十九里産の蛤、北海道産の帆立、徳島県産の鮑と、軽くソテーした春キャベツを蛤の出汁で軽く炊きあげ、そこにトマトウォーターを垂らしたひと皿。
ハマグリの出汁、春キャベツの甘み、トマトの爽やかな酸味、とそれぞれの素材の良いところが凝縮されたようなお料理。

1皿目の足赤エビもそうだったんですが、火入れと塩加減が本当に絶妙なんです……! プリっとした帆立、コリコリの鮑、そして噛むとじわぁっと旨味が溢れ出すぷわぷわの蛤……もう、悶絶する美味しさ。
この蛤の出汁がまた、優しいんだけれども力強くて、最後の一滴まで飲み干したくなる味。この優しさと力強さの共存、みたいな味わいは、コース全体を通して何度も感じられました。素材が持つ力強さなんでしょうね。
そしてこの出汁を吸った春キャベツも言わずもがな。どの素材にもしみじみ感動させられます。

【鴨のフォアグラのポワレ】
フォアグラのポワレに、フランス・ロワール産のホワイトアスパラガスのソテーとそら豆を添えたひと皿。ソースは2種類で、甘口のマデラ酒を使ったソースと、人参ベースにビネガーを加えたソースとでいただきます。

こちら、今回いただいた中で私のナンバーワン!
外は香ばしく、中はとろっと、完璧に仕上げられた濃厚なフォアグラで1hit。
ホックホクの甘いそら豆で2hit。
噛むとじゅんわりと水分が爆ぜる、柔らかく瑞々しいホワイトアスパラガスで3hit。
見事にノックアウトされました。もう、もう、あまりにも、あまりにも美味しい……!!!
マデラ酒のソースはフレンチのお肉料理では王道の味わいだと思うんですが、そこに人参ビネガーのソースも加わることで酸味が増して、野菜の甘みもより感じられるし、濃厚なフォアグラとも抜群に合います。これはもうたまらんよ……!

フォアグラのポワレって、シンプルな王道フレンチなだけに誤魔化しが効かないと思うんですけど、だからこそ長谷川シェフの技術の高さや丁寧な仕事ぶりが感じられるひと皿だったと思います。そしてそれを古伊万里のお皿に乗せるのも小憎い演出だなぁと改めて思いました。

【和歌山県産ヒラメ 、京都の実山椒を練りこんだ魚と帆立のムース】
和歌山県産のヒラメを、京都の実山椒を練りこんだ、魚と帆立のムースで包んで焼いたひと皿。付け合せは菜の花、スナップエンドウ、そしてラディッキオというイタリアの野菜。

ヒラメが、どうしてこんなにしっとり、ぷりぷりになるんだろう……!! 感動的な食感に唸ってしまいます。
周りのムースはかまぼこのような見た目なんですが、もっとフワッフワで、旨味が凝縮されていて、ヒラメと一緒に味わうともう、たまりません。
このソースが少し酸味があって、付け合せの菜の花やラディッキオのほろ苦さとも合っていて、めちゃめちゃ美味しかったのですが、なんのソースか思い出せない笑 すみません笑

ワインは【Lions de Suduiraut Blanc Sec】というボルドーの白ワインをいただきました。キリッとした辛口の中にボリューム感と芳醇さがある味わいで、いつも好んで飲む白ワインとは少し違っていたんですが、これがもうヒラメと合うのなんのって……! 野菜のほろ苦さや青さともすごく調和します。

ちなみに、カトラリーにセットされているお箸は、奥出雲の職人さんが手作りされている逸品なんだそう。先が細く、繊細な和食の盛り付けなどにも使われるようなお箸なので、ぜひ使ってみてください、と奥様からご説明があり、せっかくなのでこちらはお箸でもいただいてみました。
器だけでなくカトラリーにも和の要素を取り入れられているのも素敵だし、なによりこのお箸、あまりにも使いやすい笑 全然滑らなくて、大豆とかもひょいひょい摘めてしまいそう……! 贈りものとかに良いかもしれない(余談ですが笑)

【ニュージーランド産仔羊のロースト、マッシュルームを練りこんだ鶏のムース、縮緬キャベツ】
お魚料理と同じく、ムースで包まれていますが、こちらは鶏とマッシュルームのムースをさらに縮緬キャベツで包んだもの。
サーブされてから私の目は仔羊肉の断面に釘付けでした笑 だって、だって、見てよ、この色……!!! この鮮やかなピンク色……!! 美味しさが約束されている色ですよ……!!
付け合せは新じゃがいものローストと、イタリアのカルドンチェッリというキノコ。ソースは仔羊の出汁にマスタードを加えたもの。

お肉、あまりにも、あまりにも、柔らかい……!
しっとりでもちもち。噛むとじんわりと旨味が出てきて、感動の美味しさ。ムースに包まれてるから旨味がしっかり閉じ込められるんでしょうね……!
この周りのムースとキャベツ、それと付け合せも素晴らしいです。キャベツは少し香ばしさも感じられて。新じゃがいもは甘くてほくほく、カルドンチェッリは香りが良くて、マスタードの酸味と合う。

合わせるワインは【Gerard Bertrand Heritage Languedoc 】という南仏の赤ワイン。シラーのわりにそれほどタンニンが強くなく、渋さは控えめで、華やかな味わいだそう。
赤ワインをいただくのも久しぶりでしたが、お肉とお互いを高め合う見事なマリアージュで大満足。
そんなにお酒が飲めない私にも「良かったら少しだけでもいかがですか」と赤ワインを勧めてくださった奥様に本当に感謝です……こういうサービスがとっても嬉しい……!

【熊本県の河内晩柑 タルト仕立て】
最後にデザートです。熊本県の柑橘・河内晩柑の上に、ホワイトチョコレートのムース、軽い食感のメレンゲ、サブレ生地、アプリコットのソルベを重ねたタルト風のデザート。目にも爽やかで、天辺の蝶々も可愛らしい♡

肉厚な河内晩柑のほろ苦さ、そしてホワイトチョコレートとメレンゲの甘さ、サブレ生地の芳醇なバター感、アプリコットの酸味。すごく色々な味が重なりあって、お口の中がなんとも華やか……! 食感も、プチプチとした果肉に滑らかムース、メレンゲのザクザク感、サブレのさっくり感、柔らかくとろけるソルベ、と全然違っていて。食べていてとっても楽しいデザートです。河内晩柑を主役にしているから、とてもさっぱりとしたお口でコースを〆られました。

これまた素敵な古伊万里のティーカップでレモンミントのハーブティーをいただきつつ、余韻に浸ります。
2.5時間くらいのコースでしたが、本当に夢のような時間で、あっという間に終わってしまいました。

タイミングによってはシェフが直接サーブしてご説明してくださるお料理もあったりして、なんというか、素材も、器も、技術も、すべてが上質なんですが(そしてそういうお店は世の中にたくさんあると思うんですが)、このダウンタウンキュイジーヌには、それだけではない、人の手を通した"温かみ"みたいなものが溢れているなぁと思いました。まさしく下町の情緒というか。そしてそれが、このお店が人を惹き付けて止まない理由なんだと思います。

お料理だけでなく、奥様の接客もとても素敵でした。お水やパンのお代わりは欠かさず気付いてくださり、ワインやお料理の説明も分かりやすく丁寧で、きっと奥様もシェフのお料理が大好きなんだろうなぁと伝わってきました。

長谷川シェフ、そして奥様、本当に素敵なお時間をありがとうございました。絶対にまたお伺いしたいと思います。ご馳走様でした!

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余談:予約について

本編には無関係なので余談としますが、予約電話は本当に人生で1番頑張りました。毎月初めの営業日の9時に電話をかけ続け、リダイヤル1000回を超えても繋がらず、やっと繋がったと思えば予約終了のアナウンス。NTTが憎くなってきます(やった人は分かるはず笑)

チャレンジしてから4か月目、この日は200回目でやっと、初めて聞く機械音が流れました。震えました。残りは2枠だったそうで、奇跡的に日程も合わせられて予約が取れました。ここに辿り着くまで4か月、合計3200回かかりました。本当に頑張りました……正直、もう二度とやりたくないって思ってたんですが、また頑張って電話してみようかなと2皿目の時点で思いました笑笑 また頑張ります。

  • こちらはフォアグラに合わせた、同行者の2杯目。

  • 奥出雲の職人さんによるお箸。

  • お見送りの際、シェフとご一緒にお写真も撮っていただけてとても嬉しかったです♡

2025/04/21 更新

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