8回
2025/11 訪問
関西の老舗グルメ雑誌の人気コーナーに登場!
益々、人気が高くなり予約も取りにくくなったコチラに、海外勤務の息子が来るのと合せて2週間前に予約して平日の夜に伺った
丁度、11月号のあまから手帖が奈良特集で
有名な料理店主が料理レシピを紹介する
“あまからCooking with Class S プレミア”誌面で、店主の百合奈さんが顔出しで登場
これでは9席カウンターだけの店は益々予約が取りにくくなる
まずは、いつものおばんざいコースを注文
本日は
○ ビーズとクミンの真っ赤で優しいスープ
○ 帆立とオクラのモッツァレラチーズ
○ 梅肉と松の実かさと蕪にサーモンの酢の物
○ 鰺の南蛮漬け
○ 海老と鶏肉と金時豆と奈良五條の手作蒟蒻
○ ピーマンの麹味噌と卵焼き
○ 豚トロの味噌漬け
どれも燗酒に合う料理
これで2500円だからアンビリーバブルなのだ
料理好きの息子も感心しきり
工夫を凝らした日本の手料理に満足しながら海外勤務地に戻っていった
ありがとうございました
本日の会計、瓶ビールと燗酒をいっぱい頂き
2人合計 12,200円
2025/11/16 更新
2025/04 訪問
今宵も日本酒好きが集まる工夫を凝らしたおばんざいの店
元会社の同僚3人の飲み会
3週間ほど前に席を予約した
ここ最近は人気急上昇で、急な予約は無理
更に予約無しでの入店はかなり困難な状態
しかし見ていると本日(平日)の7時半頃は
予約なしの一人客がタイミング良く二人入店してきており、女将と日本酒談義をしながらおばんざいを楽しんでいたので、運が良ければ、ということか。
本日の工夫を凝らしたおばんざいコース
(2千円)
○ ビーツのすりながし
香りよく、酸味を抑え甘みを感じる
○ 自家製なめたけが乗ったマッシュポテト
意外な組合せだが美味しい
○ わさび菜を混ぜたサーモンのなめろう
味噌代わりのわさび菜がいい抑え役
○ 牛すじと染みコンの筑前煮
濃い味付けで熱燗が進みます
○ 玄米リゾット粕汁添え
ご飯では無く、あくまでも酒のアテ
○ エリンギと翡翠茄子、しいたけの煮込み
トロトロの翡翠茄子と
歯触りしっかりのエリンギの組合せ
ここまでが本日のおばんざいコース
我々3人は、お腹の具合を考え
○ 定番のブルーチーズハムカツ一皿
(2枚を半分に切って4個を分けた)
そして、ご飯代わりに
○ カラスミ餅(3個)
を頼んでお開きにした
料理に合わせたアルコールは
・瓶ビール2本
・新政No.6(冷)
・真名鶴 純米吟醸(燗)
・大盃 特別純米(燗)
・日置桜 特別純米 青水緑山(燗)
・開春 寛文の雫(燗)
・奥播磨 純米吟醸 山王(燗)
・花巴 山廃純米(燗)
日本酒は、開春と花巴のオーダー以外は
女性店主が料理に合わせて選んでくれた
全て一合ずつ
会計は3名で2万円を切る金額だった
ビーツのすり流し
自家製なめたけ乗せマッシュポテト
わさび菜入りサーモンのなめろう
牛スジとこんにゃくの筑前煮
玄米リゾット粕汁添え
エリンギと翡翠ナス煮込み
ブルーチーズハムカツ1/4個
からすみ餅
店内様子
オープン前の状態
5時ちょうど開店
2025/04/17 更新
2024/09 訪問
パワフル女将の知恵とアイデアが詰まったおばんざい
本日は、お店が参加する明日のイベントがあるため、開店から3時間限定の酒宴。もちろん店は予約客でいっぱい。
女将は3時間後(店じまい後)、イベントのための食づくりで多分睡眠時間は1時間程度とのこと。店のインスタを見ると、とにかく関西のいろんな日本酒関係のイベントに参加しまくっている。それで自分の店をちゃんと回しているから凄い。
あの細い体に、奈良マラソンにも参加するほどの漲るパワーに驚かされるが、そんな女将が考案する格安のおばんざいがまた凄い。
決して高価な食材ばかりを使っているわけではない。本日も地元では捨てられようかというような小魚を分けてもらい美味いおばんざいに化けさせている。
今日、誘った友もその工夫と味に感心しきりだった。ちなみに本日のおばんざいは、
〇 栗とベーコンのポタージュ
(酒粕のパルメザンチーズ掛け)
酒を飲む前の胃にほんのりやさしい味
〇 舞鶴の小魚の南蛮漬け
捨てられていたかもしれない小魚が
食欲をそそる味に変身、エコだね
〇 柿としめ鯖の酢の物
柿の名産地奈良で
柿の葉寿司の代表食材サバが合体
〇 さきいかとピリ辛こんにゃくの炒め物
酒飲みのツボをおさえてる
〇 マッシュポテトとイチジクの天ぷらに
茄子のボロネーゼを混ぜて
和食とイタリアン味を一度に味わう
〇 ささみとオクラの塩昆布チリソース
組み合わせの妙とはこのこと
〇 牛肉と梨の春巻き(木の芽味噌掛け)
今まで食べたことのない春巻き
衝撃でした
ここまでが本日2千円おばんざいコース。
これに食いしん坊の友は、おすすめボードの中から以下の二品をチョイス。
〇 あんぽ柿チーズの天ぷら
この店のこの季節の定番になっています
デザート使いでもOK
〇 ブルーチーズのハムカツ
くせつよのチーズと塩気の強いハムが
ホコホコのカツに、食べ応え十分
8時ちょうどに酒宴を終え、お腹いっぱいの友は、歩いて2分の近鉄奈良駅から快速急行に乗って大阪へ帰っていきました。
本日も、女将、ご馳走様でした
栗とベーコンのポタージュ
舞鶴の小魚南蛮漬け
柿としめ鯖の酢の物
さきいかとピリ辛こんにゃく
マッシュポテトと無花果天ぷらに茄子のボロネーゼ
ささみとオクラの塩昆布チリソース
牛肉と梨の春巻き
あんぽ柿チーズの天ぷら
ブルーチーズのハムカツ
久保本家酒造最後の本醸造
2025/03/30 更新
2024/09 訪問
ラッキーにも空いていた!
店のインスタで「今日は席が空いています」の文字を見て、ひょっとしたらと思い2件目使いの遅い時間に予約して、酒飲み友達と二人で訪問しました。
9月21日放映の「おとな旅あるき旅~いにしえの大和路たび」の番組最後で紹介され、提供された「おばんざいコース」が2000円!と俳優の三田村邦彦が驚きの声をあげた映像が流されていたので、当分は店が混んで行けないな、と思っていたのでラッキーでした(TV放映後は反響がすごかったみたいですが)。平日の夜遅くというのが幸いしたみたいです。
その2千円の工夫が凝らされた秀逸なおばんざいをつまみに、おしゃれなラベルの日本酒を中心に飲ませていただきました。ただ一軒目の店で一人3~4合ずつ飲んでいるものですから、普段なら覚えている各おばんざいの料理名を完全に失念してしまっています。最後の締めが、前回頂いた昆布の豚肉巻きといちじくであることはわかるのですが、後は写真だけで勘弁してください(写真も1枚撮るのを忘れています)。
2024/09/26 更新
2024/09 訪問
家庭料理以上の満足感がリーズナブルに味わえる
台風10号が熱帯低気圧になった夜に、予約していた新奈を妻と一緒に訪問。台風が直撃していたかもしれない夜に、予備席を入れて9席だけのカウンターは予約客でいっぱいで、相変わらずの人気ぶりが窺える。
まずはサッポロの赤星で喉を潤し、おばんざいコースの一品目を待つ。この日のスタートは、軽く塩を振ったバナナ真桑瓜。冷酒が合いますよとの女将のお勧めで、三輪山の麓にある今西酒造みむろ杉の純米吟醸と合わせた。バナナの香りに塩でほんのり甘くなった真桑瓜の柔らかな実が、口に含んだ日本酒と見事にマリアージュ。上々のスタートである。
二品目は白身の昆布締め、三品目が芋とチーズとナッツが混ざり合ったアテ、四品目がシラタキ、炙った明太子を大黒シメジに絡めた料理。
五品目が昆布を豚肉で巻いた料理、これにはぶた燗が合いますよとのことで、滋賀向井酒造のラベルがまさしく豚のお酒を燗して頂いた。昆布を豚で巻くというユニークな料理も旨かったが、らっきょで作ったタルタル風の付け合わせが酒のあてにちょうど良かった。
六品目がうなぎと旬野菜の天麩羅がはいった揚げ物三品、そして、この日のおばんざいコースラストが、ぶりをやさしい出汁をかけて提供されていた。
いやいや、2千円のおばんざいコースの一品一品に手の込んだ工夫がなされている。料理上手の妻が、この手間のかけかたは家では作れないわ、と評するほどの料理が、この値段で味わえるのは酒飲みとしては嬉しい限りである。
今夜は、先に挙げた日本酒以外に広島の宝剣、睡龍の生酛のドブ、梅乃宿酒造のUnfeigned SAKEを一合ずつ頂き、後述する料理も含めて、二人で13000円台であった。
先にも書いたようにこの日も予約で満席であり、予約なしで来られた客は断られていた。食いしん坊の我々夫婦は、おばんざいコースに加え、先日、店のインスタで見た白キクラゲの酢の物とブルーチーズのハムカツ、〆ににゅうめんを頂いた関係で、遅くまで店にいた(5時開店で入店し8時まで居た)が、さすがに8時頃になると6時前ぐらいに入店された客が帰ることとなり、ちらほら席が空いてきていた。もし予約を取られずに来店するのであれば、8時頃が狙い目かもしれないが、店に電話をするのが間違いないだろう。
ちなみにこの日の予約客のほとんどが、次の予約を取って店を出て行ったが、当然、私も次の予約を取って店を後にした。次回のおばんざいが楽しみである。
2024/09/02 更新
2024/05 訪問
男性だけでなく女性にも人気の日本酒の店
本日の予約が取れず、他店で時間を潰し、女性店主から電話で席が空いたことを教えて貰って、遅い時間から友を連れての訪問です。カウンターの角の席を取って頂きましたが、右隣を見ると、静かにゆっくり飲んでいる女性の一人客、その奥には女性二人連れの客が楽しそうにしておられました。
心地よい音楽が流れる店内で、明るい女性店主とにこやかな女性スタッフが割烹着を着て相手をしてくれる雰囲気が、母性を求める男性陣だけでなく、ほっとしたい女性陣をも惹きつけているのではないかと思います。
他店で食事を済ませていたため、ホタルイカの天麩羅を一皿ずつともう一品(酔っていたので頼んだ品名忘れました)を酒の肴にして、島根の開春、次に奈良酒で久保本家酒蔵の生酛のどぶ、同じ蔵の睡龍、三重県元坂酒蔵のKINOを1合ずつ頂きました。これで二人で5500円、帰り際、友はその安さにびっくりしていました。
2024/05/23 更新
2024/05 訪問
工夫を凝らした「おばんざい」が隠れた名酒を旨くする
近鉄奈良駅のすぐそばながら知らないと見過ごしてしまう隠れ家、しかも美味しくお得なおばんざいコース(2000円)、どんなに高いお酒でも全て均一な価格(1合全て1000円、価格でお酒を選んで欲しくないという女将の心持ち)、女将とスタッフの気持ちのよい接客など、日本酒好きの飲兵衛としては他人に教えたくないお店の一つだが、すでにオープン1年足らずにして予約なしでは入りにくい店になってしまっている。
店のウリは燗酒、冷酒もあるが女将が適温に温めてくれた燗酒を工夫を凝らしたおばんざいと一緒にゆっくりと味わいたい。本日も、料理上手の連れがマネしたいけどマネできないと言った料理の数々(筍とジャガイモとホタルイカのマリネ風にはじまった6品のおばんざいに、本日のおすすめのえのきの餃子にあんぽ柿とクリームチーズの天麩羅など)に、サッポロ赤星、コレが最後なんですと教えてくれた奈良吉野のお酒の花巴・弓弦葉(ゆずりは)を1合半、島根の開春、鳥取の冨玲・うまいがな、愛知の義侠などを半合ずつ頂いて、2時間半の酒宴はたいへん満足いくものだった。
2024/05/05 更新
本日も5時開店と同時に連れと入店
その1時間後
カウンター9席だけの店は1席足して
予約客10名で満席になった
なかには偶然“あまから手帖”を見て、東北の方から来店された夫婦連れの方もおられた
その方達含め全員が注文する本日のおばんざいコース(2500円)の内容は
〇 柿と鯛と赤カブのマリネ
〇 具材いっぱいの白和え
(具材:蛸、春菊、さつまいも、マカロニ)
〇 パパイヤをあしらった砂ずりの南蛮漬け
〇 立派ななめこが入った蓮根団子汁
〇 しらたきと茄子と蕗のたらこバター和え
〇 大根のとろろマーボー
〇 鶏肉・菊芋・ジャガイモが入った揚げ物
いろんな食材の組み合わせを楽しめる料理は
小さな驚きと見事な味のハーモニーの発見だ
食いしん坊の私たちは、これらにボードメニューから
〇 あんぽ柿クリームチーズの天婦羅
〇 鰻と梨のカマンベール春巻き
〇 パルメザンチーズがかかったコロッケ
〇 からすみ餅
を一品ずつ頂き、餅以外は二人で分けた
アルコールは最初にサッポロ赤星を1本頂き
後は日本酒5銘柄を1合ずつ楽しんだ
その中でも今回面白かったのがラベルの名前が気になり口開けで呑んだ
広島の“夜の帝王”
女将曰く
日本酒を居酒屋や日本料理店だけでなく
スナックやバーなどいろんな店で飲んでほしいと付けられた名前とのこと
ただ、厳つい名前からは想像もできないほど柔らかな口当たりの良い酒であった
もう一本新しい美味しさに出会えたのが
“一日千秋 純米大吟醸”(佐賀県)
他の酒はすべて燗で頂いたが、この酒だけは常温で味わった
34%まで精米して出てくる果実風味は見事な味わい
これも一合で千円
店に申し訳ないし涙ものです
新奈では、値段で酒を選んでほしくない、という女将の信念から、すべて統一価格
まさに日本酒好きからは有難いお店であり
美味しい料理と酒の発見ができる店です