2回
2024/06 訪問
東京で富山の美味を楽しむ
東京といえども日曜日の夜となると、60代後半日本酒好きの飲兵衛が美味しい酒のあてを楽しむ店を探すのが難しくなりますが、昼間たまたま覗いた富山のアンテナショップの奥に日本酒バーと富山料理を提供するこの店を見つけました。ランチで、久方ぶりに会う子達達の家族としっかり量を食べたので、夜は妻と軽くつまもうと言ってココに伺いました。
メニューを見ると、富山料理を一通り味わうことの出来る各コース料理も用意されていましたが、その中で一番安い「とりあえず」というコース(3980円)をお願いして、あとはアラカルトをたのもうということになりました。
この「とりあえず」で、富山の名物をちょっとずつ味見できます。今回は、もろこし豆腐・焼き茄子・才巻海老にメロンの先付、前菜が水蛸に蛇腹キュウリの梅肉添え・富山ローストビーフ・バイ貝のうま煮の3点セット、潮仕立てのお椀に刺身の三点盛り(ぶり・さわら・バイ貝)でした。どれも非常に美味しかったのですが、特にバイ貝のうま煮と刺身は、その素材の良さと味に驚かされました。よく一般的な居酒屋で頂くバイ貝は、食感の悪さや生臭い匂いが気になりますが、ココで頂いたモノは心地よい食感と貝の甘みが口に広がっていました。
これらの料理でも十分、富山の地酒(幻の瀧、黒部峡の一合各1100円)を楽しむことが出来たのですが、アラカルトで昆布巻き蒲鉾、トウモロコシの天麩羅、ノドグロの一夜干しで更に杯を重ね、締めに冷たい氷見うどんを頂きました。ちなみにノドグロの一夜干しは一匹で「とりあえず」のコース値段と同じでしたが、美味しい上に非常に大きく食べ応え十分で満足いくモノでした。また氷見うどんも美味しかったので、同じ銘柄のうどんを妻が購入し女性従業員にゆで時間など作り方をしっかり聞いていました。
従業員の方々の対応も素晴らしく、料理の説明はもちろん、日本酒をたのむと私たち夫婦に9つのお猪口を用意して頂いて、それをそのまま最後まで置いといてくれました。おそらく銘柄を変えた時にはお猪口も替えて下さいとの心遣いだと思います。またコースターが素敵だったので、妻がこれを記念に貰っていいですかと言ったところ、すぐに同じ絵柄が入った新しいモノを用意して頂きました。
今回頂いた地酒は県東部、新潟寄りの蔵のお酒でしたが、次回、お伺いした時は県東部以外やお勧め頂いて飲まなかった勝駒も、富山の美味に合わせて頂きたいと思います。次に東京に行く楽しみが一つ増えました。
2024/06/12 更新
昨年6月から約1年半
再び、この店の暖簾をくぐった
もちろん予約の上での訪問だったが
前回は予約なしでも入れたが
今回は予約が大正解
日曜の午後6時過ぎ
比較的、年齢高めの客層や家族連れなどで
店は賑わっており、店前には満席の札が掛かっていた
今回も子供夫婦と一緒のランチで
お腹いっぱい食べた日の夕食
ゆえに前回同様いただいたのが
「とりあえずコース」(3980円×2)
・先付
蟹身が乗った冬野菜の煮浸し
・前菜三品
白えび唐揚げと蓮根煎餅
富山牛ローストビーフと香味野菜
かぶら寿司 べっこう寄せ
・お椀
めだいと小蕪の潮汁
・刺身(富山湾の鮮魚三点盛り)
鰆のなめろう、ブリ、バイ貝
めだいの昆布締め
まず驚いたのが
このコースが前回と同じ値段だったこと
この1年半の物価高騰を考えると信じられないもちろん、量や質が落ちていれば価格維持も可能だが···
前回と比べて遜色なし(前回のブログ参照)
しかも刺身は三点盛とメニューにありながら
中身は四点も盛られており、しかも美味!
氷見の寒ブリは言うに及ばず、前回も感動したバイ貝のキモまで新鮮で美味しい
以上のコースに追加したのが女将推奨の
“ブリのカマ焼き”(5800円)
10Kgは超えるという大きなブリのカマ
二人でカマに付いた甘い脂をまとったブリの身を箸でこそぎながら頂いた
大満足の美味しさ
最後はもちろん
冷たい “氷見うどん”(980円×2)
熱燗で火照った体に丁度良い〆だった
上記の食事に
瓶ビール(880円)と富山の地酒
黒部峡一合(1280円)
玉旭一合(1300円)
の燗を頂き、二人合計19180円
今回も多くの店が閉まっている日曜の夜
東京で富山の美味を堪能した
ご馳走様でした