3回
2025/12 訪問
荒木町時代から何度も伺っている、自分の中での基軸となる一番好きな日本料理屋。
節目や何気ない日常、どんなときでも温かく迎えてくれる存在です。
大将の料理には一貫したこだわりと丁寧さがあり、
そこに人柄の良さが重なって、皿の一つひとつから
「お客様に美味しい料理を届けたい」という想いがまっすぐ伝わってくる。
派手さはなくとも、芯のある味わいで、毎回深く印象に残る。
特に楽しみなのが、最後の締めの炭水化物。
ご飯もの、麺類ともにレパートリーが豊富で、
その日の余韻を最高の形で締めくくってくれる。
ここまで満足度の高い“締め”を用意できる店はそう多くない。
奇を衒わない、正統派の日本料理。
だからこそ、何度通っても飽きることがなく、
これから先の進化も含めて、まだまだ通い続けたい一軒。
2025/12/21 更新
2023/09 訪問
2023/09/18 更新
2026年の日本料理の初陣は、多仁本。
自分にとって一番好きな日本料理の店だ。
基本はどこまでも正統派。
季節の素材を素直に生かし、余計なことをしない。
魚の張り、出汁の透明感、火入れの正確さ。
「日本料理と真摯に向き合っている」という姿勢が、そのまま皿に出てくる。
正月らしい上質な魚、しっかりと旨味の乗った熊肉。
このあたりまでは「美しい日本料理」なのだが、
多仁本の本領はここから。
白米。
炊き込みご飯。
さらに熊の雑炊。
最後に怒涛の炭水化物三連発。
繊細な懐石の流れをすべて飲み込む勢いで、ご飯が畳みかけてくる。
これが本当に最高で、
大食いの自分の心と胃袋を、完全にノックアウトしてくれる。
「繊細で真摯な正統派」
+
「容赦ない炭水化物の暴力」
この二面性こそが、多仁本を唯一無二にしていると思う。
上品に締めるのではなく、
最後は満腹の日本料理。
2026年のスタートにこれ以上ない幸せな一食だった。