7回
2025/09 訪問
八咫烏願います
新橋駅から歩いてすぐ、喧騒を一歩抜けると現れる鮨八咫烏。
もう何度足を運んだかわからないのに、行くたびに前回の自分の中の最高を軽々と更新してくる、恐ろしいお鮨屋さんです。笑
扉を開けた瞬間の空気は凛としているのに、カウンターに腰を下ろすと、不思議と肩の力がふっと抜ける。
職人の気迫と居心地の良さが絶妙に共存しているのが、この店のすごいところ。
大将の所作はまるで静かな舞のようで、でも話してみると驚くほど柔らかくて、距離を詰めすぎない絶妙なコミュニケーションが心地いい。
魚はすべて全国の産地から直送。
鮮度の良さはもちろんですが、それをただ良い魚だから美味しいで終わらせないのが八咫烏らしさ。
素材ごとの個性を見抜き、一番おいしい状態に整えてから握りに変えてくる。
ひと口食べるたびに『ああ、またやられた…』と思わされるのは、この丁寧極まりないほどの仕事の積み重ねのせいかもしれません。笑
この日も、半熟いくらと帆立のほぐし握りにノックアウト。
半熟いくらはぷちっと弾けた瞬間に濃厚な旨みが広がり、帆立の甘みが追いかけてきて、気づいたら無言で目を閉じてしまうほどのバランス。
箸休めで出てきたハーブの生春巻きも、意表を突くのに妙にコースに馴染む。
こういう鮨の合間に世界観が変わる一品をスッと出してくるセンスも、八咫烏の醍醐味。
大将は東京のご出身で、ご実家も鮨屋という生粋の職人。
幼いころから鮨が日常にあったという話を伺うと、カウンター越しの一挙手一投足に積み重ねられた人生の時間が見えるようで、握りの重みもまた違って感じられる。
ただ旨いお鮨を食べるだけじゃなく、その場の空気、大将との間合い、素材の温度、包丁の音。
すべてが一つの体験として完成している。
だからこそ、来るたびに今日が一番うまいと更新されてしまうし、次の季節もまた行きたいと思わせられる。
お鮨が好きな人はもちろん、お鮨にまだ感動を感じたことがない人こそ連れていきたい。
僕にとって八咫烏はもうただの鮨屋ではなく、記憶ごと握ってくれる場所。
前回から今回、今回から次回へと紡いでくれる。
もちろんまた足を運びたいと思っております。
ご馳走様でした。
2025/12/09 更新
2025/09 訪問
八咫烏願います
一つ一つの握り、一つ一つの一品料理、すべてメインを飾ることができるレベルのオールスターお鮨屋さん、八咫烏!
ビジュアルの美しさに心打たれるのと同時に、日本の四季や旬の魚を感じることができるコース構成。
技術が高いのはもちろんですが、お客様がどう感じるか、もはやどう感じさせるかまで計算されたオンパレード。
常にブーストしてしまい、誰かに伝えたくなりずっと喋っていたような気がします。笑
握りの合間の摘みも独創性のあるものから、オーソドックスなものまで幅が広かったです。
仕込みにどれだけの労力と情熱を費やしているんだろう?と感動すら覚えます。
何度足を運んでも唸ってしまう、八咫烏。
ご馳走様でした。
2025/10/13 更新
2025/08 訪問
八咫烏願います
7月に訪れた時に本田大将と親しくさせていただき、また行きたいなと思いその日に翌日の予約を取らせていただきました!
席数が8席しかないので早めの予約がよろしいかと思いまして。
八咫烏は一石三鳥グループのお鮨部門の店舗で、お店は新橋の鮨処一石三鳥の2階にあります。
お隣りは焼鳥の一石三鳥の古民家があり、このエリアは一石三鳥テリトリーと言っても過言ではないような気がします。
さて、八咫烏は高級感のある雰囲気のワンランク上のお鮨屋さん。
摘みや握りが群を抜いて旨いのは前提として、お酒のラインナップ、レパートリーの品揃えが幅広いのも大きな魅力の一つ。
そして、その日の握りのお品書きの用意はありますが、摘みのお品書きはシークレットなので、ここが八咫烏のワクワクするポイント。
毎月変えているそうで季節を感じることができるのも特徴。
見た目の彩りも非常に美しく、シーズナルアートと呼ぶに相応しい。
使用されている食材の鮮度が高いのはもちろん、身体に良いことが前提された調理方法もありがたい。
一貫一貫の握りは一人一人のお客様の食べ方に合わせたオーダーメイドのようなスタイル。
ずっと満足し続けられる所以はここにある。
仕込みなどたくさんの手間暇を集約させて完成された見事なコース。
大満足でした。
特別な夜に伺いたいお鮨屋さんナンバーワンです。
ご馳走様でした。
【20:30来店/食べログ限定価格】一石三鳥コース+飲み放題(20種以上)/¥25,000
※◆→摘み/◇→握り
◆ 銚子の鰹漬け
・地がらし
◆ 豆腐とフルーツトマトのカプレーゼ
・ジェノベーゼ/大葉/くるみ/米油
◇ 白烏賊/京都
◇ 琵琶鱒/滋賀
◇ 秋刀魚/北海道
◆ 鱧の焼き塩炙り
◆ いちじくの天ぷら
◇ トロ/北海道
◇ 煮帆立
◆ ニシンの炭火焼き
・大葉/みょうが/杉の木の香り
◇ 車海老/鹿児島
◆ お口直しのハーブの春巻き
・きゅうり/紫蘇
・赤味噌/てんさい糖/レモン
◆ さわらのみりん干し
◇ 赤身/北海道
◇ 小肌/東京
◆ 自家製のからすみ
・味噌漬け
◇ 雲丹/北海道
◇ 大トロ/北海道
◇ 穴子/長崎
◇ 干瓢/栃木
◇ 玉/千葉
◆ 甘味/米粉100%のジェラート
2025/09/07 更新
2025/07 訪問
鮨八咫烏願います
『一組四名』ではなく『一人のお客様が四人いる』本田大将がそう想ってくださっているかはわかりませんが(笑)そんな風に感じることができる一石三鳥グループの最高峰のお鮨屋さん、八咫烏!
我々が気付かないところで気遣いをしてくださる、これが本当の意味でのホスピタリティかもしれない、そんな風に感じた夜でした。
一人一人のお鮨の食べ方を瞬時に察知し、握り方や沈み方を変化させる、非常に嬉しく、そしてありがたい。
誰かが言った『オーダーメイドの鮨体験』だと。
日本各地から取り揃えた旬の鮮魚たちを活かし、そしてバランスよく散りばめたコース構成。
摘み2〜3品、握り2〜3貫が交互に繰り返されるような流れです。
一品一品、旨みを最大限に出すために時間をかけてベストなタイミングでお客様にお出しする、本田大将の表現したい逸品をお店全体で作り上げる。
コースの最初っから最後までその想いが一貫しているので、次何が出てくるんだろう?というときめきが止まりませんでした。
他のお鮨屋さんで食べた時と全く異なるビジュアルのお鮨が出てきたり、本田大将の魅せる創造力の豊かさにうっとりしちゃいました。
また、日本酒のペアリングも凄まじく、よくお鮨屋さんで見かける銘柄から初見の銘柄まで、ラインナップの幅がとても広かったです。
こちらもお鮨をコースとして愉しむにあたり、ベストな品揃えに感無量でした。
余計な装飾などがない洗練された空間でお鮨と向き合う、本田大将がそう考えているかはわかりませんが(笑)僕は勝手にそう思っています。
ご馳走様でした。
【八咫烏コース/¥24,800】
※握り→◆/摘み→◇
◇ 北海道函館のマダコ
・茶ぶり(ほうじ茶で茹でている)
・塩山椒/わさび
◇ トマトのわらび餅風
・三杯酢のジュレをかけて夏らしく
◆ 白烏賊
◆ 真鯵
※ねぎと生姜のペースト
◆ 琵琶鱒
◇ 毛蟹のほぐし身
・花穂紫蘇
◆ 中トロ
※境港
◇ 揚げ物
・海老真薯/万願寺とうがらし
・藻塩
◆ 目一鯛
・ねぎと酢橘
◆ 車海老
※半湯でで食感を出している
◇ お口直しのハーブの生春巻き
・きゅうりと紫蘇
・赤味噌/てんさい糖/レモン
◇ 牡蠣のコンフィ
※身が縮まらずふっくらとした食感
・オリーブオイルではなく米湯を使用
◆ 赤身
◆ 雲丹
※海苔は大田区の久保井海苔店
◇ 冷製茶碗蒸し
・とうもろこし/豆乳
◆ 煮帆立
◇ メヒカリの炭火焼き
◆ 大トロ
◇ しじみの味噌汁
※島根県宍道湖
◆ 干瓢巻き
◆ 玉
◇ 甘味
・米粉100%のジェラート
2025/07/28 更新
2024/10 訪問
鮨八咫烏願います
鮨一石三鳥の2階に誕生した一石三鳥グループ最高峰のお鮨屋さん、その名も八咫烏!
8席のみの神々しいカウンター。
ごまかし利かないようパフォーマンスをすべて見てくれというスタンスから、余計な物を一才置いておらず、包丁すら置いていないという徹底っぷり。
本田大将の美しい所作にうっとり。
摘みと握りがいい具合に提供される全22品のコース。
握りが12貫、摘みが10品でした。
味付け、味わい、食感、インパクト、余韻。
日本酒がとても合う王道のお鮨。
仕込みにかける労力と、一瞬で消えゆく儚さを感じました。
感想をその場でダイレクトに伝える方ができるのも、食べてとしては嬉しかったです。
ご馳走様でした。
〜〜〜〜〜〜〜頂いたメシ〜〜〜〜〜〜〜
【八咫烏コース/¥26,800】
◆→摘み/◇→握り
◆ 気仙沼のカツオのたたき/玉ねぎ醤油/土佐醤油/かんずり
◆ いちじく/夜市のあん肝
◆ 8種のハーブのサラダ(赤酢と酢味噌のドレッシング)
◇ ヤリイカ
◇ 天然ビワマス
◇ 明石の真鯛/昆布締め
◆ 揚げ銀杏
◆ くろむつの塩焼き
◇ 真アジ/ネギ
◇ 大間の中トロ
◇ 煮ほぐしたホタテ/柚子
◆ 秋刀魚のなめろう/肝味噌/赤味噌
◆ いくらの2色丼
◇ 北海道ブリ/大根おろし/柚子胡椒/寝かしたブリ
◇ 鹿児島車海老
◆富山の白エビ/なまこの腸の塩辛
◇ 小川の雲丹/礼文島/紫雲丹
◇ 赤身/マグロ
◇ 大トロ/マグロ
◆しじみ/赤味噌
◇ 対馬穴子/笹の香り
◆だし巻き卵
※純米酢と赤酢27年寝かした(マイルドな酢)食べ疲れしない味。
2024/10/15 更新
とにかく旨い。無駄がなく、洗練されている。
新橋という立地を忘れさせる空気感で、席に着いた瞬間から流れがいい。
構えさせないのに、こちらの期待値は自然と上がる。
その時点で、もう一段上の鮨屋だと分かる。
ネタ、シャリ、温度、間。
どれかが主張しすぎることはなく、すべてが同じ方向を向いている。
シャリは軽やかで、ネタの旨さを引き出す役に徹している印象。
口に入れた瞬間の完成度が高く、食べ進めるほどに積み重なっていく。
仕事は細かいが、やりすぎない。
昆布締め、漬け、火入れ、それぞれが必要な分だけ施されていて、鮨としての輪郭が非常にクリア。
派手さよりも、完成度と再現性を重視しているのが伝わってくる。
一貫一貫が静かに美味い。
ここがピークというより、ずっと高い位置をキープしたまま最後まで連れていかれる感じ。
気づけばコースが終わっていて、満足感だけが残る。
接客も含めて、全体が洗練されている。
距離感が心地よく、食べることに集中できる環境が整っているのも、八咫烏の強さ。
特別な説明はいらない。
鮨が旨い、それだけで十分。
新橋でこの完成度は、正直なところ強すぎる。
圧倒的に心が満たされる、八咫烏。
ご馳走様でした。