三國朝陽さんが投稿した銀座 稲葉(東京/東銀座)の口コミ詳細

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三國朝陽のぼっち飯

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銀座 稲葉東銀座、新橋、築地市場/日本料理

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

銀座の香に迎えられ皿に魅せられる百名店『銀座 稲葉』侍・金子料理長が織りなす懐石割烹の特別な一夜


銀座に佇む割烹料理の名店『銀座 稲葉』さん。ご縁があり、こちらのお店に足を運びました。 2021年7月7日に開店し百名店2023・2025に選ばれた名店だ。全く好き嫌いが無いという友人を店近くで待っているとお香の優しい香りが漂い、訪れる者の心を穏やかに整えてくれる。

A Special Kaiseki Dinner at Ginza Inaba

Ginza Inaba, a top kappo restaurant opened in 2021, offers a refined “Omakase Kaiseki”experience paired with exquisite sake. Chef Ryuichi Kaneko’s skillful and samurai-like approach shines through seasonal dishes and thoughtful hospitality. The evening blends masterful cuisine, elegant presentation, and deep Japanese tradition for a memorable dining experience in Ginza.

まずは恒例の生ビールチェックから。泡のきめ細かさやふくよかな口当たりに、最初から期待が高まる。

先付として鰯のジュレと毛蟹の和物が供され季節の息吹を感じさせる。ここで「酒の七福神」の一つ、東洋美人(弁財天)を合わせる。125年の歴史を持ち、萩・阿武地域の川酒造が特等山田錦を用いて醸す珠玉の一杯らしい。

続くお椀は利尻の雲丹と鮑を用いた澄んだ出汁のみで勝負する一品で素材の旨味が際立つ。

向付には脂の乗った鮎並のお造りが登場し生山葵の爽やかな辛味が味を引き締める。ここで「CRAFT SAKE BROOKLYN KURA」を合わせる。

焼き物は西伊豆の荒波で育った栄螺の天ぷらと炙った太刀魚を白米と卵黄の混ぜご飯の上にのせた贅沢な皿だ。栄螺は荒波に揉まれると角が長く刺々しくなるようだ。

炊き合わせでは南魚沼産の雪椿を釜炊きで丁寧に仕上げられ、これ見よがしに蓋を開けると湯気と香りが店内に広がった。

フカヒレの白湯仕立てには蕃茄と烏賊を合わせた土鍋料理が登場。友人が少し鍋に触れてしまうと、女将さんがすぐに氷水を用意。金子料理長は氷を頼もうとしたが間違えて氷水が来てしまい、そのことでひと笑い。すぐにさっと氷を取り、白いナプキンで包み袋氷に仕立てて手渡す。こうした息の合った細やかな心遣いが印象的だった。ここで「風の森 露葉風 807 笊籬採り」を合わせる。

強肴として松阪牛のイチボに生黒胡椒がひと粒乗っており、空芯菜の焼き浸しと共に味わう。口に含むと柔らかく豊かな風味が広がり、至福のひとときだった。ここで「山廃純米呑切原酒 菊姫」を合わせる贅沢を楽しんだ。

化粧室に行くと、そこもとても綺麗で洗練されておりお香がたかれている。店外に漂っていた香りの秘密がここにあった。丁寧に縛られた茶色い手布巾が積み上げられ、使う人への粋な心配りを感じる。

金子料理長や女将さん、料理人の皆さんとも酒と時間が進むにつれ様々な楽しいエピソードを交えながらお話しする機会があり、この道に進まれた背景や想いを聞くことができた。金子料理長は割烹帽子と厨房着を纏い、包丁と箸を手に食材と静かに対峙する。その所作には侘び寂びの精神が宿り、まさに侍のような凛とした佇まいだ。金子料理長をはじめ皆が白衣や着物を美しく着こなし、写真を向けると全てが絵になる。立ち振る舞いや所作までが洗練された懐石の世界そのものであり、こうした時間を通じて日本人であることの誇りを強く感じた。

料理長が使う箸置きは、ご自身のお名前「金子隆一」さんの音読みから取った「龍」をモチーフにした特別なものだそうです。また、特別な器やお椀、酒器も料理長や女将さんのお気に入りの私物で、細部にまでこだわりが感じられます。さらに近い将来、ご自身で制作された器を使ってお客様にもてなしたいという夢も語ってくださいました。

ご飯香の物留椀には料理長の故郷である長崎島原の素麺が鮎並を乗せて提供され昆布水に二日間浸けた特製つゆでいただく。万願寺唐辛子と鰻の白焼きも添えられた。

最後に水菓子としてほうじ茶とかき氷の玉蜀黍ポタージュの二種が用意され、奥の静かな茶室で金子料理長が点てた抹茶と山椒入りガトーショコラでコースが締めくくられる。

銀座の夜を彩るこの懐石はまさに匠の技と心意気が融合した一夜だった。



「出逢いは一期一会の風の中で」
言葉にならない感謝を胸に
今宵もまた一皿に心を込めて

— 三國朝陽 拝

https://www.instagram.com/asahi.mikuni?igsh=MTZka3I4bHZrd3VjMA%3D%3D&utm_source=qr

2025/09/29 更新

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