三國朝陽さんが投稿した鮨 富かわ(東京/吉祥寺)の口コミ詳細

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三國朝陽のぼっち飯

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鮨 富かわ吉祥寺、井の頭公園/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

車海老が皿から飛び出す進化鮨の夜に、繊細さに静かにほどけていく。

吉祥寺の「鮨 富かわ」さんへ、ご縁があり足を運んだ。分店には以前訪れたが、本店の空気はまるで別物の深さがある。分厚い扉も開始時刻の5分前にならないと開かないという特別空間。和モダンの静けさの中に踏み込むと、天然ヒノキの香りがふっと立ち、背中に入っていた緊張がゆっくりほどけていく。

ここは“ニュースタイルの本格鮨”。
ミシュラン11年連続のレジェンドが育てた愛弟子が、豊洲で見極めた魚を、現代的な感性で昇華していく場所だ。

大将は一見すると強面。
だが、握り始めた瞬間に別人になる。
鋭い目つきがふっとやわらぎ、指先の動きは静かで繊細。魚の呼吸を整えるような所作が、美しい。

今日いただいたのは《ドリンクインクルーシブ》旬の握りとおつまみ20品のおまかせ。
ペアリングの日本酒は、その日の皿に合わせてお店が絶妙にアレンジしてくれる。

最初の玉手箱。燻香がふわっと立ち、中トロと野菜の巻物にジュレ。ここに合わせてくれたのが、無ろ過生原酒 明石鯛 No.1(兵庫)。フレッシュで少し野生味があり、煙の香りとすっと溶け合う。

“はじまりの一口”。切り立てのシャリを海苔にのせて頬張る瞬間、米の温度が舌に残る。
次の皿に合わせて登場したのは、キレのある いづみ橋 黒ラベル(神奈川)。米の甘さをきゅっと締め、リズムを作る一杯だった。

叩いて甘みを引き出したあおりいか。刃の音が小さく響き、その白さが淡く光る。ここには、ふくらみのある 特別純米 極上吉乃川(新潟)。五百万石の旨みが、いかのねっとりした甘さをやさしく抱きしめる。

香ばしいかます、濃厚な白子、編まれた太刀魚の八寸。途中でふっと雰囲気を変えるように、宮の雪 純米にごり酒(三重)。にごりの柔らかさが、火入れの香ばしさを包んでくれる。

北寄貝の力強い食感、鯖の棒鮨の炭の香り。ここに寄り添うのは、広がりのある 純米酒 広島錦(賀茂鶴酵母)。香りがきれいに伸び、旨味の立体感を浮かび上がらせる。

そしてスペシャリテ “マグロッシーニ”。フォワグラ、トリュフ、マグロが混じり合う濃密な世界に、最後に静かに寄り添ったのが、KOIMARI SAKI KAKUSHI SAKE(佐賀)。奥行きがありつつ重くない、余韻の深さが際立った。

車海老は、皿から少し頭を飛び出させるように置かれ、まるで勢いの残像をそのまま食卓に留めたようだった。噛むたびに海の力が広がり、生命の温度が舌に宿る。(よくよく見たらお尻の方)

穴子ンたま、うずらの濃厚な黄身と柔らかな穴子。
追加で頼んだウニ、蒸し牡蠣、車海老の余韻。どれも言葉を削ぎ落としたくなる味ばかり。

ダイエットを始め、整っている身体に、エッジの効いた旨い鮨と、酒が心に沁みる。

一斉にスタートするあの瞬間、カウンターに並ぶ皆が同じ料理を待ち、同じ一口を迎える。
初めて会う人たちなのに、同じ時間を共有しているという一体感がふっと生まれる。
ぼっちで来ていても、孤独ではないと感じられる。
その静かな連帯が、鮨屋の夜をいっそう豊かにしてくれる。一斉スタートの醍醐味だと感じている。

帰り際、ひのきの香りがまた胸に戻ってくる。
ひとりで食べる食事でも、ふと孤独があたたかくなる瞬間がある。今日の夜がまさにそれだった。


いただいた食べたもの/飲んだもの一覧

■ 日本酒
 1.無ろ過生原酒 明石鯛 No.1(兵庫)
 2.いづみ橋 黒ラベル(神奈川)
 3.特別純米 極上吉乃川(新潟/五百万石)
 4.宮の雪 純米にごり酒(三重)
 5.純米酒 広島錦(賀茂鶴酵母)
 6.KOIMARI SAKI KAKUSHI SAKE(佐賀/隠し酒)

■ 料理
・玉手箱(中トロ・野菜巻/ジュレ/燻香)
・はじまりの一口(切り立てシャリ×海苔)
・あおりいか(叩き)
・中トロ二枚重ね
・鱈白子
・かます(香ばしい火入れ)
・八寸(編み太刀魚)
・北寄貝
・鯖の棒鮨(炭香)
・マグロッシーニ(フォワグラ・トリュフ・マグロ)
・車海老(勢いのある演出)
・わかさぎフリット
・石垣鯛
・漬け鮪
・鯵
・穴子ンたま(穴子×うずら卵黄)
・追加:ウニ/蒸し牡蠣/車海老の頭の余韻

#鮨 #sushi #富かわ #吉祥寺 #進化鮨

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2025/12/04 更新

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