三國朝陽さんが投稿したThe INNOCENT CARVERY(東京/乃木坂)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

三國朝陽のぼっち飯

メッセージを送る

この口コミは、三國朝陽さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

The INNOCENT CARVERY乃木坂、六本木/焼肉、牛料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2026/01 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

看板よりも先に、身体が納得してしまった。— 五感で知る、乃木坂の一夜 —

どうも、ぼっち飯探検隊の三國朝陽です。

今日のぼっち飯は、少し背筋が伸びる場所にした。
「The INNOCENT CARVERY」さん。ご縁があり、こちらのお店に足を運びました。

事前に見ていたのは、食べログの高い評価だけだった。それなりに良い店なのだろう、という程度の期待で予約を入れた。五年連続で百名店を受賞していることを知ったのは、この感謝の気持ちを記しているタイミングだった。だからこそ、体験はまっすぐに身体へ入ってきた。評価よりも先に、身体が納得してしまった、という感覚だ。

扉を開けた瞬間、空気が違う。
入店するとともに、厨房スタッフ、ホールスタッフの全員が顔を見て挨拶してくれるという気配りのサプライズから始まった。ここは当たりだと食事する前から確信した。
椅子を引く所作、バッグにさりげなく布をかける動き。どれも主張しすぎず、しかし確実に気を配っている。迎え入れられている、という感覚が自然に生まれる。

席につくと、箸に刻まれたロゴに気づく。
手に取った人だけがわかる、静かなサインだ。
店内には、ほのかにミントの香りが漂っている。
清潔感と緊張感、そのちょうど中間。呼吸が深くなる匂いだ。

ここは焼肉ではなく、鉄板焼き。
それも、ホテルの上層階で食事をしているような距離感がある。スタッフの表情がいい。
楽しそうだが、馴れ馴れしくない。
全員が目を見て話し、目を見て挨拶する。
接客が仕事ではなく、文化として根付いているように見える。

グリラーはとても詳しく産地や食べ頃を確実に教えてくれる。料理は情報量が多いのに、うるさくない。仙台牛タン元は低温調理で、じっくりと。
シャトーブリアンやハラミも、美味しい部位をさはに美味しく仕上げるために、焼いた肉を何度も休ませる。表面だけを急がせず、周囲を固くさせない。
その積み重ねが、ふっくらとした食感を生む

噛むと繊維がほどけ、旨味が少し遅れて追いかけてくる。燻製の醤油が、その余韻を静かに伸ばす。

鹿児島のともさんかくには雲丹。
脂の甘さと磯の香りが、ぶつからずに重なっていく。カンボジア産の黒胡椒、二十四ヶ月熟成のパルミジャーノ。主張はあるが、前に出すぎない。
料理全体が、バランスという言葉を知っている。

おまかせコースは、構成が見事だった。
熟成生ハムに、いちごとマスカルポーネ。
和牛のお刺身と北海道産の雲丹。
和牛の揚げ物、仙台牛タン元のお刺身。
ユッケちゃんご飯は、素直に嬉しい。
厚切りのタン元、シャトーブリアン、太田牛のハラミ。流れが途切れない。

途中で挟まれるムスクランサラダと、からすみ冷麺。ここで一度、口と頭がリセットされる。
ただ肉が続くだけではない。
最後まで美味しく食べさせるための設計がある。

透明感のある冷麺に、鰤のカラスミがふんだんに削られている。
塩味は控えめで、旨味だけが前に出る。
和牛の余韻を一度きれいに洗い流し、次の一皿を迎えるための静かな区切りだ。
重さはなく、むしろ口の中が整っていく感覚がある。

すき焼きは、栃木の磨宝卵ゴールド。
卵のコクが、肉を包み込みすぎない。
塩味を抑えたキャビアが、輪郭を整える。
焼いた肉は何度も休ませる。
周りを固めず、ふっくらと仕上げるための時間だ。
その一手間が、この店の姿勢を物語っている。

デザートは、メロンとラフランスの盛り合わせ。
そして、さらにバルサミコとイチゴミルク、もしくはほうじ茶のかき氷を選択でき、私は前者をオーダー。バルサミコ?と思い興味深くそれをオーダーした。バルサミコかイチゴミルクを主張過ぎず上手に包んでおり、余韻を静かに着地させる。
最後のコーヒーは苦めだが、それがいい。
甘さを切り、記憶を振り返るためのアクセントになる。

正直に言うと、美味しすぎて驚いた。
冷麺やサラダに至るまで、隙がない。
途中で、五年連続百名店という事実を知り、腑に落ちた。ここは、看板に偽り無しだ。

ここまでの店を維持するのは、簡単ではない。
それでも、すべてのスタッフがプライドを持ち、
店舗運営を前向きに捉え、日々改善している様子が随所に見える。それが、料理以上に心を動かした。

外観、内装、光源。
ラグジュアリーで、非日常。
ただ、席の配置だけを見れば、焼肉屋の顔も残っている。そこが磨かれたとき、さらに特別な空間になるだろう。

実は今でも、ダイエット期間中だ。
だからこそ、量ではなく質に敏感になっている。
本当に良いものは、少なくても深く満たす。
この夜は、そのことを静かに教えてくれた。

評価は、あとからついてくる。
身体が先に、答えを知ってしまう夜がある。

新年早々、素晴らしいレストランに出会ってしまった。焼肉というより、高級鉄板焼きという看板がマッチしている気がする。

■コース(Omakase Course)
・自家製熟成生ハム 旬のフルーツとマスカルポーネチーズ
・厳選部位の和牛お刺身と北海道産雲丹
・特撰部位の和牛揚げ物
・仙台牛 タン元のお刺身
・ユッケちゃんといのちの壱 〜キャビア添え〜
・無農薬リーフのムスクランサラダ
・焼肉(仙台牛 厚切りタン元、特撰シャトーブリアン、神戸太田牛ハラミ)
・お口直し:からすみ冷麺
・和牛霜降りすき焼き 〜旬のお野菜と磨宝卵〜
・旬のフルーツとかき氷
・コーヒー 又は 紅茶

■ワイン
1. シャンパン
G.H.MUMM CORDON ROUGE(G.H.マム コルドン・ルージュ)
2. 白ワイン
Baettig Vino de Región D.O.TRAIGUÉN Chardonnay 2023(ベティッグ ヴィーニョ・デ・レヒオン シャルドネ)
3. 赤ワイン
Cafaggio Chianti Classico 2020 カファッジオ キャンティ・クラシコ)

Googleで“三國朝陽”で検索すると、その他のオススメも出てきます^^

2026/01/23 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ