3回
2025/03 訪問
春の味
先日、和食の魅力を存分に味わえるお店に行き、贅沢なコースを堪能しました。最初に出された鹿肉とセリのお吸い物は、鹿肉の旨味とセリの爽やかな香りが上品な出汁に溶け込み、口に含むとほっとするような和の味わいが広がりました。続いて、旬の筍が丁寧に調理され、ほのかな甘みとシャキシャキとした食感で、春の訪れを感じさせました。縞鯵と鰤のお刺身は、どちらも新鮮さが際立ち、醤油とわさびでシンプルに楽しむことで素材本来の風味が引き立ちました。八寸は、彩り豊かに盛り付けられ、目にも楽しく、細やかな味付けが堪能できました。さらに、玉ねぎのポタージュはクリーミーで、ほのかな甘みとコクがあり、料理全体のバランスを整えてくれます。ちらし寿司は、新鮮な海の幸がたっぷりと乗り、見た目も華やかで、最後の締めにふさわしい一品。鰆の塩焼きは、外は香ばしくカリッと、中はしっとり柔らかい焼き加減が絶妙でした。牛ランプは、噛むたびに肉汁がじゅわっと溢れるジューシーさが魅力。最後に、日本酒は各料理との相性が抜群で、全体の味わいを一層引き立て、心ゆくまで楽しむことができました。全体を通して、素材の良さと調理の丁寧さが際立つ、素晴らしい食体験でした。
2025/03/09 更新
2024/12 訪問
冬の旨み
落ち着いた雰囲気の中、心のこもったお料理を堪能しました。先付けは、彩り豊かで四季を感じる一皿。特に旬の食材を活かした繊細な味わいに感動しました。お椀は出汁が秀逸で、優しい味わいが広がり、体に染み渡る美味しさでした。お造りは2種とも鮮度抜群で、特に脂ののった魚は口の中でとろける至福のひととき。八寸は小さな一品一品が美しく盛り付けられ、見た目でも楽しませてくれました。凌ぎの一皿はユニークなアプローチで驚きがあり、温物は素材の旨味を最大限引き出した丁寧な仕事ぶりが感じられました。焼き魚はふっくらと仕上がり、皮の香ばしさがアクセントに。食事のご飯物も出汁が効いており、最後の一口まで飽きることなく楽しめました。デザートはさっぱりとした味わいで、食事の締めくくりにぴったり。細部まで心配りが行き届いた素晴らしい体験でした。
2024/12/08 更新
落ち着いた雰囲気の店内で、旬を存分に楽しめるコースをいただきました。まず印象的だったのはいちじくのフライ。甘みと酸味のある果実に衣の香ばしさが合わさり、前菜から心を掴まれます。鯛のお造りは焼き茄子ソースが香ばしく、魚の上品な旨みを引き立て、秋刀魚のお造りはポン酢ジュレが脂を爽やかにまとめてくれます。松茸の土瓶蒸しは香り高く、秋の風情を存分に感じられる一品。途中のリゾットは濃厚ながらも軽やかで、クリームチーズの最中は遊び心を感じる仕立てでした。焼き魚はシンプルに素材の良さを堪能でき、続くきのこ・鮭・栗の土鍋ご飯は季節の旨みが一口ごとに広がり、締めに相応しい満足感。デザートのクリームブリュレとフィナンシェも丁寧に仕上げられ、最後まで余韻を楽しめました。合わせた日本酒「米のささやき」「男山」も料理との相性が抜群で、季節の美味しさを存分に堪能できました。