この口コミは、結太969さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.5
-
-
料理・味 5.0
-
|サービス 5.0
-
|雰囲気 5.0
-
|CP 5.0
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス5.0
-
| 雰囲気5.0
-
| CP5.0
-
| 酒・ドリンク- ]
美味しい【けんちん】ありけり
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-343428854 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-343428854","content_type":"ReviewImage","content_id":343428854,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-343428857 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-343428857","content_type":"ReviewImage","content_id":343428857,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-343428861 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-343428861","content_type":"ReviewImage","content_id":343428861,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
2026/02/12 更新
磐梯熱海の湯にほど近く、陸奥の国、道四十九号のほとり、中山の峠に、鞍手の茶屋といふ家ありけり。
もとは明治九年に建てられし民家にてありしを、昭和五十年のころ、そのまま移し建てて、ここにとどめ置きたりける。雪深き会津の里にて用ゐられし家なれば、屋根はいと厚く、どっしりとして、茅をもて葺きたり。ぐしの真中には煙出し残り、家紋もまた昔ながらに見えたりけり。
茅を集むること一年がほど、心を尽くして備へ、平成二十一年卯月・皐月のころ、屋根を葺き替へしとぞ聞こゆ。されど世は移ろひ、茅も乏しく、工の人も得がたくなりにければ、令和元年霜月、つひに銅板をもて覆ひ改められにけり。いとあはれに惜しまるることなり。
ぐしの中には煙抜きと家の印とあり、褄には火伏せの神をあらはし置き、また亀を対ひ置きて、そのあひだに水を刻み、火難を鎮め、幸ひを招かむと願ふ心見えたり。
家の内には囲炉裏あり。その奥の正面を横座といひて、家長の座すべき所なりけり。家の掟のしるしとぞ。
さて、この茶屋のうどんの汁は、甘やかなる味噌を和して作れるものにて、野菜は新しきままに、ほどよく煮え、塩梅たがはず、いとやさしき味はひなり。食する者、みな心なごみて、思はず箸をとどめがたし。
また膳の備へも豊かにして、量も多く、腹も心も満ち足りぬべし。遠きより来たる人も、ここに憩ひて、しばし昔をしのぶに足る所なりけり