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昼の点数:4.0
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気3.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
なだ万のうな重
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2025/06/17 更新
今回は、なだ万うな重に初挑戦。
先付:黒く重厚な器に、静かに佇むお浸し。青菜は瑞々しく、ほんのりとした甘みと青野菜本来の香りが口の中にふわっと広がる。出汁は控えめだが、その分素材の風味が引き立ち、やさしいお味とはこのことだ。上にあしらわれたパリパリの素揚げ野菜は味の立体感を演出。
和風サラダ:レタス、大根、赤軸の葉物がそれぞれの輪郭を保ちながら調和している。どれもシャキッとしてみずみずしい。ドレッシングはまろやかでありながら、どこか香ばしく、ほんのり甘みを含んだドレッシング。
うな重:ふたを開けた瞬間、ふわりと立ち上る湯気とともに、艶やかに照りの入った蒲焼が目に入る。繊細に引かれた焼き目、そして品よく整えられたご飯。老舗の手仕事そのもの。タレは甘すぎず、重たさもなく、まさに和食の名店。ただ一方で、ごくわずかにうなぎの川魚ならではの香りが立ち上る印象。その微かな香りを、ふんわりと受け止めていたのが一緒にいただいた〆張鶴。その柔らかな甘味が鰻のかすかな香りの輪郭をやさしく整え、主役を引き立てる脇役として、見事な仕事をしていた。
店内は、開けた間取りと大きなガラス窓がもたらす開放感は確かに心地よい。一方、席ごとの仕切りや距離感は控えめで、プライベート感にはやや乏しさも感じた。この日は、小さな子供連れの方がいたので、テーブルを叩いたり、時おり響く奇声が店内に届いてきた。。子どもに罪はないのだが、静かに食事を味わう時間を求めていた身としては、ちょっと残念。落ち着いた会食や特別な時間を過ごすには、時間帯や客層の運に左右されるのは仕方なしかな。
食後にはデザートを勧められ、ふと思い出したのは、以前同ホテル内の別店舗でいただいたメロンジュースの味。無理を承知でお願いしてみたところ、さすがの対応——こちらのわがままを快く受け入れてくださり、そのメロンジュースに再びありつくことができた。
最後の一杯まで、丁寧であたたかい接客に支えられたひととき。味だけでなく、心まで満たされるような時間をいただきました。