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昼の点数:4.0
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 -
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美学と拘りに触れる
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2024/10/01 更新
2シーズン予約に失敗し、今シーズンなんとか成功。予約が完了すると住所が送られてきます。
結論、とにかく素晴らしい体験でした。
店内のしつらえから、民芸品の数々。
言葉を使わずとも考えや趣向が伝わってくるようです。
お菓子は奇を衒ったものではなく、しっかりとしたベースの上に遊び心のある一工夫が。食の体験としてかなり考え抜かれていて、感覚で楽しむのは勿体無いほど。「これがこうでこう」と言語化したくなります。
特に最後の栗と葡萄のお菓子は感動ものでした。タルトのような生地に葡萄の果実と栗をあん状にしたもの、アーモンドなどのナッツ類と少しの塩、スパイス。一つ一つの要素が素晴らしく組み合わさっていて、世界の最初からそれが存在していたかのような完璧さです。食べていて鳥肌が立ちました。
コーヒーは主にネルドリップです。
点滴ドリップを目の前で堪能出来ます。
普段は浅煎りしか飲みませんが、完全に深煎りの良さを知ってしまいましたね。ねっとりとしていて、甘くて、ホッとするコーヒー、非常に美味しかったです。
締めのコーヒーはデミタスでした。
他の豆よりナチュラルプロセスの豆の存在感が強くかなり美味しかったです。正に出発の前のコーヒー。溌剌とした気分でお店を後にしました。
お菓子やコーヒーも勿論素晴らしいのですが、私としてはその延長にあるお店の方が持つ美学に触れられることに価値を感じました。
とにかく素晴らしい体験で、人生を変えてくれそうな映画に出会った後のような気持ちで、しまなみ街道の海を眺め帰りました。