2回
2023/06 訪問
あさくら慕情
メニュー
提供されたすり鉢にゴマを擦りソースかけて、取り皿に塩を準備していただきます。 脂身がある右端の部分はソースとマスタードを、その他の肉の部分は塩で食べるのが好きです。
余分な脂身や筋をカットして、純粋な肉の旨みと程よい脂の旨みを味わえるよう成型してこの大きさと分厚さ。
粗めのパン粉だけど、口当たりは全く気にならず、肉にごく薄くピタっと付いて剥がれない衣。これが肉汁と味を逃さない。
分厚く肉肉しいカツを噛みしめると、繊細が解けながらも、表面に滲み出た肉汁と塩胡椒の旨みを感じます。そこから、さらにじわじわと豚肉の純粋な味が出てきて、いつまでも噛み締めたくなります。
低音でじっくり揚げているのか、中心部はほんのりロゼ色。提供されてからも余熱でじんわり火が通るため、1番ジューシーで柔らかい瞬間は本当に最初の一口だけ。
とんかつと同様粗めのパン粉。そこから想像できない柔らかさ。箸で持とうとすると自重で崩れていくくらいのトロトロ具合。
ほんのりカニの風味にとろとろ濃厚なクリーム。熱々ですが、火傷を恐れずいただく。
ソースをかけると、トマトの酸味とクリームのコクが相乗効果。 さらにマヨネーズをつけると、クリームのコクをトマトでサッパリさせて、その上からマヨネーズのコクを足すという究極の矛盾した贅沢に行き着きます。
カツが来る前にセッティングするタイミングで到着。 冷たくてしっとりほろほろとしたリエット。 したのレタスと一緒にサラダ仕立てでいただく。 ちょうど良い豚肉のコクとねっとりさが食欲を増す。
デザート ゆずシャーベット
2023/07/03 更新
2020/07 訪問
繊細なとんかつ
きめ細かい豚肉を丁寧に処理し、豚肉の旨味を純粋に味わえる『選り抜き特上ロースカツ定食』。
とても美味しかったです。
衣も細かく、火入れも低温でじんわりと揚げているのか提供時は中心部がほんのりロゼ色で非常に柔らかく仕上がっています。
塩やソースがありますが、肉の味がダイレクトに味わえる塩がオススメです。
接客も心地良く丁寧。最後はお茶とデザートまでつくという徹底ぶり。
ただ、その丁寧な提供や接客から回転率は低く、かつ席数もそれほど多くないため、並ぶのは覚悟された方がいいと思います。
自分は16時前くらいに並びましたが、すでに10組程度並んでおり、自分はちょうど2回転目。食事にありつけたのは18時過ぎでした。
一度は並んでも食べたいお店です。
2022/01/12 更新
たまたま口コミを見返していたら6月末で閉店との情報を聞き、居ても立っても居られず訪問しました。
3年ぶりです。自宅から遠い上に、かなり並ぶため覚悟が足りずなかなか行けませんでした。
14時15分くらいに着いてすでに先着で5〜6組。
17時開店なのにすでにこの並びよう。
なんとか1巡目でカウンターに通されました。
店主さんのほぼワンオペで調理しており、だいたい2組ずつ作り始めます。
クリームコロッケのソースもユキヒラ鍋で一人前ずつ1から作っているので、そりゃあ時間かかりますわな。
注文したのは(提供順)
・豚肉のリエット350円
・クリームコロッケ1,250円
・特上ロースとんかつ定食2,400円
14時15分から並び、提供されたのが18時過ぎ。
約4時間。とんかつをありつくのに4時間て。
って思いはこのカツを食べれば吹き飛びます。
他のとんかつや100名店のとんかつも食べた上で、改めてこちらを頂くとクオリティとそれに対してのコスパが高いことを再認識させられます。
詳細なレビューは写真とともにコメントしました。
サービスも相変わらず一組一組提供にされており食べ方の説明もしっかりしています。
店主さんも、せっせと一つずつ作りながらも、穏やかに「お待たせいたしました。」「ありがとうございました。」と接客されていました。
とんかつ、接客、サービスが丁寧なお店です。
とんかつの名店が閉店するとのことで、ある漫画のシーンを思い出しました。
『いいかい、学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。』
『それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。』
トンカツをいつでも食えるくらいになろうと心に決めたシーンです。
筆者も社会人となり、美味しいトンカツをこれからも追い求めると思いますが、ここのお店を忘れることはないでしょう。
この味が食べれなくなる前に、もう一度来れてよかったです。今までお疲れ様でした。
雁屋 哲,花咲アキラ(1987) 「トンカツ慕情」『美味しんぼ』11巻,第5話,155-176,小学館