わらわーるどさんが投稿したKOBAYASHI(東京/六本木)の口コミ詳細

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わらわーるど (20代後半・男性・東京都) Tabelog Reviewer Award受賞者Tabelog Reviewer Award受賞者 認証済

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KOBAYASHI六本木一丁目、六本木、麻布十番/中華料理、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2025/07 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

✩六本木から世界へ誘うエントランス

2024年6月6日に六本木にオープンした『KOBAYASHI』は”進化と深化“を融合させた新たな“深華”を提供する美食家の心を鷲掴みにする中国料理店だ。ミシェランガイドで5年連続2つ星を獲得している中華の名店「桃の木」を立ち上げた料理人・小林シェフが創業したお店とあって腕は折り紙つき。“ULTRAK”と名付けられたカウンター席では料理の仕上げを目の前で堪能できるライブ感満載の演出、個室では「桃の木」でもお馴染みの唐辛子の風味付けをした料理から季節のスペシャリテまで中華の魅力を存分に楽しめるスタンダードな料理を提供。料理はもちろん、有田焼や瀬戸の器などこだわり抜かれた品々も着目です。

◆場所
六本木駅から徒歩8分

◆営業時間
17:00 ~ 23:00(L.O. 22:30)

◆定休日
日曜日

◆混雑状況
平日の夜に足を運びました。
予約して入りました。

◆本日は【スタンダードコース】(¥24200)を注文。
『KOBAYASHI』は六本木駅から徒歩8分ほどの六本木アーバンレックスの地下1階に所在。六本木は強く雨が降っていたが、お客さんを案内するため外で待っている従業員がいたのが好印象だった。

席に着いてすぐに先出の【ミックスナッツ】がテーブルに運ばれる。こちらは花椒のような香りがする五香粉で風味付されたミックスナッツで食べてみると糖の甘さの後にふわっとスパイスが広がりこれから出てくる料理に期待感を持たせてくれる。

【ミックスナッツ】を食べる束の間、前菜の盛り合わせが登場。ガラスの器に入った【よだれ鶏】、細かく包丁で刻まれたネギの入った油淋鶏ソースの【赤甘鯛の唐揚げ】、キャビアの乗った麻辣ソースの【タコ】、ライチの風味づけをした【アメーラトマト】、【金目鯛のお刺身】の5種類。

まず【よだれ鶏】は通常イメージするよだれ鶏は鶏の上にタレがかかっているものだが、こちらはタレの中にナッツや鶏が浸されておりパクチーをかけた独特なビジュアル。スプーンで混ぜながら口にしてみる。食べた瞬間に出汁のようにタレの旨みが広がり奥行きのある味わい。鶏の質よりもタレの味の方が記憶に残るよだれ鶏はなかなか出逢わないのではなかろうか。パクチーも鮮度が高くフレッシュな味わいなので鶏肉との相性は梅に鶯だった。

続いて【赤甘鯛の唐揚げ】。こちらは実際に使用している赤甘鯛を持ってきていただけるのだが、タイとは思えぬほど大きくて驚いた。衣はカリッと軽やかに、赤甘鯛の身自体は噛めば噛むほど素材の味が引き出されるので堪能した気分にさせられる。丁寧に作られた油淋鶏ソースの奥深い味わいも赤甘鯛の味が引き立つ要因だ。

【タコ】はサクサクの玉ねぎや贅沢に添えられたキャビアを乗せて。こちらは見た目とは裏腹に
麻辣ソースがかかっているので思った以上に中華テイスト。タコのぷちっとした食感に合わさるキャビアは食感の違いを楽しむ道具かと思いきや自然ととろけるような口溶けでコバンザメのような役回り。

フルーツトマトといえば高級鮨屋さんなどでも定番だがライチの風味づけをした【アメーラトマト】はぷりっとむけるような食感でライチの実を食べているような味わい。後味にしっかりとトマトらしさを持ち合わせているのだがライチの方が成分的には強いかもしれない。

前菜の後にはシェフのスペシャリテ【茄子の唐揚げ 山椒唐辛子風味】。こちらは大きな器の中に唐辛子が沢山入った見た目から楽しめる料理だ。唐辛子はあくまで香り付けで、茄子の唐揚げをいただく料理だ。1人で食べるにはボリュームが多く、ちょっと不安になったが表面はカリッと中の茄子はとろりと甘さがあり贅沢だ。山椒塩やリーペリンソースも添えられているので飽きが来にくいのも嬉しい。

唐辛子の香りづけときて、次に運ばれてきた【パパイヤの蒸しスープ】もスープ自体の香りが中華の世界に誘ってくれる。こちらはパパイヤをスプーンで掬いながらスープをいただくアイデア盛りだくさんの料理で、キヌガサダケやアワビが顔をのぞかせる。

数え切れないほど飲食店に足を運んでいる自分もパパイヤを口にするのはかなりレア。温められたパパイヤはかぼちゃのような甘みがあり、油揚げのようなビジュアルでプチプチとした食感のキヌガサダケやアワビと渾然一体となりえもいえぬ味わい。本場の中華テイストが一番強い料理だった。

ぐつぐつと煮込まれて運ばれてきた【フカヒレの土鍋仕立て】は高級中華の代名詞だ。こちらは膜の張った濃厚なスープの中にヨシキリザメのフカヒレが贅沢に乗っている。まずスープを口にしてみると仄かな旨みが波のように広がっていく。フカヒレ自体はとても繊細で口の中で細かく分解されていく。フカヒレというとあんかけの印象が強かったのでフレンチのような繊細な味に常識を覆らせるような発見があった。一口食べた後にスープに浸していただくオコゲも嬉しい。

【肉料理】は高森和牛のマクラを使用したステーキに花ズッキーニ、宮崎県の完熟マンゴー”太陽の卵“を添えて。柚子の肥料を食べて育った卵”ゆずたま”や“みかんブリ”など昨今メジャーになりつつあるが、高森和牛は獺祭の酒粕を食べて育った希少銘牛だ。歯切れがとても良く、きめ細かい肉質で噛むたびに上品で甘い脂がじゅわっと溢れる。ズッキーニ自体の味がしっかりと感じられ花の部分にはキリッとした苦味もある花ズッキーニと、豊かな甘みの太陽の卵もメイン料理と言わんばかりだった。

メイン料理を経てご飯もの【干し貝柱のチャーハン】。卵、ご飯、干し貝柱のみのシンプルな構成の炒飯で〆で食べるのにぴったり。ココナッツの甘みたっぷりの【正式杏仁豆腐】やマンゴーが中に含まれた【生月餅】もあとを引く味わいだった。

思った以上にボリュームがあり驚いたが、中華の世界を堪能するのにはぴったりなコースだった。

  • 【茄子の唐揚げ 山椒唐辛子風味】

  • 【フカヒレの土鍋仕立て】

  • 【高森和牛・マクラのステーキ、花ズッキーニ、太陽の卵】

  • 【前菜の盛り合わせ】

  • 【前菜の盛り合わせ】

  • 【タコ】

  • 【アメーラトマト】

  • 【金目鯛のお刺身】

  • 【赤甘鯛の唐揚げ】

  • 【赤甘鯛】

  • 外観

  • 【パパイヤの蒸しスープ】

  • 【太陽の卵】、【高森和牛】

  • 【干し貝柱のチャーハン】

  • 【正式杏仁豆腐】

  • 【正式杏仁豆腐】

2025/07/16 更新

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