2回
2023/02 訪問
【本場パリにてOPEN5ヶ月という異例の速さでミシュランを獲得したチームが遂に東京に!】
食の本場パリにて、OPENして5ヶ月(当時最速記録)でミシュラン一つ星を獲得した「L'Archeste」の伊藤良明シェフ率いるチームが遂に東京に2月1日OPEN!
本場パリで評価をされる日本人のお店ということで、存在を知ってから、ずっと憧れて行きたいと思っていたところでコロナ禍になり、行くことが中々叶いませんが、先に東京にお店がOPENしました。
OMAKASEから予約が可能です。
東京のお店を任されるのは「ひらまつ」「L'Archeste」で一緒に働いていた田篭シェフとなります。
基本的には田篭シェフがメニューを考えて、伊藤シェフがフランスからアドバイスをするという形でお店を運営していくそうです。私は伺った日はOPENしてすぐということもあり、伊藤&田篭シェフのコンビでの料理を楽しむことができました。
昼コース 16,000円(税サ込)
+シャンパーニュ/白/赤/ミネラルウォーター
24,000円ほど
コース食材はフランスと日本産両方が使われています。
【Amuse】
・フランスの菊芋ポタージュ
卵の可愛い器で登場。見た目の楽しさでスタートから心が躍ります。
・毛蟹と洋ネギのタルト
食材のマリアージュが素晴らしい。蟹味噌と洋ネギの相性抜群。
・山口県萩産鰤のフリット
表面は荒々しくカリっと中身はふっくらジューシーにポワレのような火入れがされていました。柑橘ソースと山椒で味に締まりが出ます。
【Entrée】
・サスエ前田魚店の鰆の藁焼き
日本の数々の有名店はサスエ前田魚店から買ってます。漁師と関係性を築き、お店にあった締めや保存をしています。そんな極上の鰆に蓮根のピクルスやキャビア卵黄、ベルガモットのソース。蓮根のアクセントがたまりません。
・セルフィーユの根
フランス産セルフィーユの根っこを茹でてボイルしてあげてフリットにしたもの。ほっくりと甘く香りの良いセルフィーユの根に薄切りされた塩漬けの黒豚の脂がコーティングされて、ほんのりと香る黒トリュフ。もう極上の一品です。この日、一番好きだったかもしれない。
【Poisson】
・サスエ前田魚店の甘鯛
ディルと姫レモンコンポートのブールブランソースが美味しすぎる!そしての赤蕪も浮くことがなく、むしろ鱗揚げされた甘鯛との相性が抜群でした。
【viande】
・ホロホロ鳥/どんこ(しいたけ)
50年以上熟成させたペドロヒネメスシェリービネガーの甘みと椎茸の香りスペインゲタリア産のアンチョビと共に、旨味と歯応えのあるホロホロ鳥を楽しめる一皿。もうここまで来るとランチのクオリティじゃないです。
・締めのホロホロ鳥ご飯
先ほどのホロホロ鳥のお肉に北寄貝スナップエンドウ と鯏ホロホロ鳥の出汁のごはんです。
フレンチながらも締めのご飯が出てくるのは非常に嬉しいです。日本人ですから。ここまでで満足するくらいにお腹いっぱいでしたが、あまりの美味しさに食欲回復。おかわりまでしてしまいました。
スナップエンドウの香りと食感がワンポイントになっていて非常によかったです。
【dessert】
・オレンジジュースのカスタードクリームとキャラメリゼしたダックワーズ
フレッシュオレンジとコンポートされた金柑は香りと酸味の余韻が素晴らしい。
・コンテのチーズケーキ
人生で一番美味しいチーズケーキをダントツで更新しました。本気で感動しました。現地パリでも凄い評判も良いらしく、納得。もう美味しすぎて感想がありません。
【petit four】
・発酵バターで焼いたフィナンシェ
焼き始めてから店中がこの香りでいっぱい。ずるいでしょこれ。
・チョコトリュフ
こちらもパリで人気らしく。一口で食べて1mmのチョコシェルを壊すと冷たいガナッシュがとろりと。感動です。これ通販でたまに買えるみたいですが、今度買うことを決意しました。
都内でこのお値段でこのクオリティのフレンチは凄すぎます。OPENしたばかりとは思えません。
これからも応援したいお店です。
確実にリピートします。ご馳走様でした。
2023/03/06 更新
◾️特徴
・サスエ前田魚店の厳選された魚を使うフレンチ
・パリでミシュラン獲得の伊藤シェフがオーナーのお店(たまにお店に立って料理してます)
◾️シチュエーション
☑︎デートで
☑︎記念日に
◾️雰囲気
☑︎カウンター席
☑︎テーブル席もあり
☑︎落ち着いている
◾️予約方法
食べログ予約
◾️レポート
2月頃OPENに伺って気に入ったレテールさんに再訪。
カウンター席であったり〆でリゾット出てきたりと、クラシックフレンチではありませんが、お料理からデザートに至るまで本当に美味しく、素敵なお店です。
コース 26,000円
【Potiron】栃木産 栗味かぼちゃ
甘いホクホクしたカボチャの甘みとイタリアのアルバ産白トリュフの香りの組み合わせが良いスタート。
【Bœuf】淡路牛
炭火焼した淡路牛のタルタル。菊芋のチップスの香ばしさとの相性が抜群。1つと言わず3つくらい食べたかった。
【Poisson Amadai-blanc】焼津産白甘鯛
白甘鯛の松笠揚げ。マドラスハーブが使われておりカレーの風味を感じる魚のフライ。ほんのりとした白甘鯛の甘味とマドラスのスパイス感で食欲増進。
【Poisson Kanpachi】焼津産勘八
マリネされたカンパチに、粘りと甘みがありトロッとしたネギの食材の素晴らしさが際立った一皿。
【Huître, Foie gras】坂越産 牡蠣,西産フォアグラ
北寄貝と牡蠣とジロール茸フォアグラを使ったクリームソース。とにかく北寄貝の素材が素晴らしかった。旨みと甘みの凝縮。そして爆発。
【Poisson Mahata, Crabe】焼津産 マハタ、釧路産 毛蟹
この日一番美味しかったと言っても過言ではない料理。マハタが先程まで生きていたのかと錯覚するような水分量と旨み。それを活かすシェフの腕。
ソースはフレッシュトマトとセミドライトマトを使ったシンプルなもの。シンプルだからこそ違いがはっきり出る。素晴らしい感無量。
【Pigeonneau】仏ランド産 仔鳩
前回感動した、チャービルの根っこ(セルフィーユ)と、ここでまさかの再会!3段階の火入れで甘みを極限まで引き上げられておりスイーツを食べているのかのような感覚!仔鳩とソースの相性抜群なり。
【Risotto】〆リゾット
桜エビの香り豊かな桜エビの旨みが美味しいブイヤベースのリゾット。
【Sorbet au Lait de jersey】久美浜ジャージーミルク
薪で燻した香りと搾汁したビーツと煮詰められたハイビスカスが組み合わさり、植物全体を食べてるような連想感。
【Tatin】紅玉
紅玉のタルトタタン。りんごの旨みが凝縮されたデザート。
【Comté 24mois Gâteau au fromage 】コンテ24ヶ月チーズケーキ
これより美味しいチーズケーキを僕は知りません。芳醇なチーズの香りと旨みが濃縮されてます。ホールで注文させてください。テイクアウトしたいです。
【Financier】フィナンシェ
名店の名物で美味しいと言われるフィナンシェに比肩します。
【Truffe Chocolat】トリュフショコラ
一口で食べて、1mmのチョコシェルを壊すと冷たいガナッシュがとろりと口の中に流れてくるトリュフショコラ。こちらも名物です。通販でも頼みましたが、家族大喜び。
それにしても初回ランチ16,000円は、他のお店泣かせの完全に価格破壊でした......
これくらいで適正...笑