16回
2025/09 訪問
お昼の特別に、オムライスとホットコーヒー
【2239件目】
母のお暇の2件目として、ランチでの訪問。このところ、ティー利用ばかりでランチのご縁がなかったので来られて嬉しかった。
それはさておき、相変わらずの店主を拝見してホッと安らいだ。今回のお昼の特別は、迷わずオムライスとホットコーヒーをお願いした。
たっぷりと振りかけられたスイートバジルに頷く。塩気のあるライスに絡むチキン入りのトマト餡に思わず綻ぶ。甘い卵の印象もそのままだった。久々に頼むと、やはり新鮮みが増すのは間違いない。
食後のホットコーヒーもまたいい。取り立てて騒ぎ立てる人もおらず、作業がすこぶる捗ること間違いなし。
●食べログ評価3.29(51件)
2025/09/19 更新
2025/08 訪問
午後の特別に、ホットコーヒーとスコーン
【2174件目】
早朝から某ミーティングに参加後にようやく帰宅した旦那へ子供を託しての母のお暇。
サイドメニューをすっ飛ばして単品メニューにしたのは、当方で遅めの2ndランチを謳歌する為だったのに。開口一番に店主から告げられた一言で、儚い希望は容易に消しと飛んだ。
「今日のランチは全て売り切れました」
一瞬固まるもののすぐさま持ち直して問うた。
「ティータイムまで待たせてもらっても良いですか?」
それならば、といった雰囲気で通されて、窓際に面した角席へとお邪魔した。ランチにしては半端な時間だが、反して店内はほぼ満員御礼状態。ややもすると、コアタイムからずっと待って見える客人らかもしれないが、それは私の知るところではない。
かくして、14時を目前にした辺りで店主がオーダーを取りに見えた。前回にワッフルを頂いたので、今日はスコーンでお願いすることにした。
ホイップとジャムと蜂蜜の海に、テトラポッドのようにスコーンが2つ並んでいる。そのままでも、塗り込んでも美味しい。湯気を孕むコーヒーとのマリアージュははた言うべきにあらず。
ランチを食べたかったが、おやつでも十分に満足の夏の喧騒から逃れたしばしの母のお暇。ちょっと贅沢におつとめ品のシャインマスカットを傍らに、早々と帰途に着くのだった。
●食べログ評価3.29(45件)
2025/08/05 更新
2025/03 訪問
午後の特別に、ホットコーヒーとハーフワッフル
【1890件目】
某所でティータイム後に界隈にあるディスカウントスーパーで買い出しを済ませて一時帰宅。ついでに、旦那への土産用にとテイクアウトしたパンも置いてきた。おやつにするか、翌朝ごはんにするかは本人に任せることにした。すぐさま家を飛び出して、訪れた当方は本日のティータイム2軒目となる。
新規開拓のために訪問先をあれこれ思案するも、迷うと脳裏を過ぎる。冒険したい気持ちはあれども、安価でありながらもきちんと環境もろもろの品質保証がされているので、やはり外さない安心感は計り知れない。今回もまた都合よく正面入り口の駐車場が空いていたのも地味に嬉しい。
かくして、店主に軽く会釈して店内を一望。窓際席が空いているので、人気がない方の隅へと着席。あえてコールはせずに、静かに待つ事しばし。決して店主のペースを崩してはならない。急かしても"待て待てコール"を食らってしまう故に、穏やかに待つ。
午後の特別はスコーンと迷いつつも、ハーフワッフルでお願いした。何を思ってか珈琲の銘柄をとくに指定する事なく、単なるホットコーヒーと依頼してしまった。せっかくの機会なのに惜しいことをしたが、それもまた一興と今回は割り切ることにしようか。
雑誌を読み耽りながら待つ事20分弱で、午後の特別メニューが出揃った。綺麗な焼き色のワッフルに、大胆に添えられた荒々しいアイス塊。艶やかに微笑むハニーの誘惑に脳天がしてやられる。強烈なまでに魅力的なビジュアルの甘味の魔力が凄まじい。堪らなく昂ってきて、徐ろに一口含む、はたまた一口食む。活字を眺める視線が、いつしか琥珀色一色に染まる。あぁ、至福。
心地いい調べが耳朶に響く。鞄に収まった新たに現れた活字モンスターが牙を向いている事など、今はもうどうでも良く思えてしまう程だ。
●食べログ評価3.27(43件)
2025/03/03 更新
2024/12 訪問
お昼の特別にオムライスとホットコーヒー
【1800件目】
ずっと訪問したかったが、なかなかご縁が持てずに気づけば年の瀬を迎えようとしていた。明日訪問するのは物理的に無理なので、買い回りなどを手早く済ませてランチに飛び込み訪問。ちょうど人気も疎らで、オーダーもし易くありがたかった。はたまた、冷え込みが厳しい時分、駐車場のベスポジが確保できたのも地味に嬉しかったりする。
相変わらずの店主を拝見して、ホッと安らいだ。お昼の特別は、迷わずにオムライスとホットコーヒーをお願いした。
たっぷりと振りかけられたスイートバジルに頷く。塩気のあるライスに絡むチキン入りのトマト餡に思わず綻ぶ。あれ、卵はこんなにも甘かったっけ?久々に頼むと、やはり新鮮みが増すというものだ。
食後のホットコーヒーもまたいい。馴染みのあるピアノの調べ。新年のESSEや東海ウォーカーを手に取りながらいろいろと思い馳せる。来年をご機嫌に過ごせるように、今私にできる事とは一体なんだろう。
●食べログ評価3.32(42件)
2024/12/29 更新
2024/04 訪問
朝の特別にアイスコーヒーとモーニング
【1428件目】
今日は旦那が私用により有給取得。在宅だと視界に入るのでつい口を出したくなる。口は災いの元とはよく言ったものだ。
それはさておき、下の子関連で午後一から拘束されるので、逆のスケジュールの旦那に下の子を託して上の子の登園後にしばし母のお暇を頂戴した。
久方ぶりの訪問だったが、改めて思い返してみたら平日の利用は初めてかも知れない。休日ほどの賑わいは無いが、パワフルに話に花を咲かせる高齢グループが在席して、すこぶる賑わっていた。
ここは、美味なる珈琲と、心落ち着く調べが織りなす言わば"大人の隠れ家"。自身も含め作業に集中したい方、1人で静かに過ごされたい方も健在だろう。話すのはいいとして、個人的には声のトーンは控えめにして頂きたいところだ。
かくして内心嘆息しつつも、前回までにオーダーした珈琲を振り返りながら、今日はアイスコーヒーをお願いする事にした。平日ゆえにか、10分もかからずに提供された。恐らく最速だろう。
まず、ゆで卵は齧ってトロリと黄身が溢れ出す事を懸念して、潔くも一口で丸ごと完食。まろやかな味わいが口内を埋め尽くし、しばしキミに想いを馳せて至福を噛み締める。そして、香ばしいパンの風味を楽しむ。手持ち無沙汰な方で年季の入ったページを遊ばせながら、作業に没頭する事しばし。半ばで、汗を掻き始めた藍の器にあるアイスコーヒーを挟む。黒鉛に紅の輪と赤い嵐が入り混じる。一息ついては、箸休め代わりに氷も齧る。家にいると誘惑がそこかしこにあるが、物理的に甘いものに手が出せないのは、いやはや好都合というべきか。戦はまだ始まったばかりである。
緑が深まり、冷ややかな氷が美味しい季節になってきた。黒々とした珈琲の、キリッとした苦味と心地の良い爽快感につつまれて鼓舞されたような心持ちだ。
●食べログ評価3.36(38件)
アイスコーヒー。珈琲が薄まるのであまり注文しないが、今日は初めてオーダーしてみた。苦味と後味のスッキリ感に加えて、氷まで美味しい。氷はゼロカロリー!ガリガリガリ……。
食べ慣れたモーニング。これがいいのよ、とっても好き。
2024/04/20 更新
2024/01 訪問
午後の特別に、キリマンジャロとハーフワッフル
【1299件目】
帰路にあるスーパーを経由して、本日の〆となる3軒目は当方へと行き着いた。訪問先をあれこれ思案するも、迷うと脳裏を過ぎる。冒険したい気持ちはあれども、品質保証されているので外さない安心感は計り知れない。また、入り口付近の駐車場が空いていたのも、寒さも一段と厳しい今日この頃は地味に嬉しいところだ。
かくして、店主に軽く会釈して店内を一望。窓際席が空いているので、人気がない方の隅へと着席。あえてコールはせずに、静かに待つ事しばし。決して店主のペースを崩してはならない。急かしても"待て待てコール"をくらうだけだ。
今回は珈琲メニューの〆となる「キリマンジャロ」に、午後の特別"おやつ"メニューはハーフワッフルでお願いした。
再び作業開始してから待つ事20分弱で、午後の特別メニューが出揃った。綺麗なワッフルに、大胆に添えられた荒々しいアイス塊。艶やかに微笑むハニーの誘惑に脳天がやられる。強烈なまでに魅力的なビジュアルの甘味が黄金色に照らされて、もはや発狂寸前である。堪らなく昂ってくる。一口含む、また一口食む。時々、啜る。あぁ、至福。
へし折れそうになる気力が湧いてくると同時に、闘志が漲ってくる。
頑張ろう、私。
●食べログ評価3.34(36件)
はぁ〜、こんなの見ただけでもう疲労吹き飛ぶわ。
キリマンジャロは、クセのないバランスの取れた味わい。疲労が出ているせいか、後味が幾分カカオチックで尚も好みの味わいかも(あくまで個人の感想)。
Half waffle with vanilla ice cream honey mix‼︎ It's yummy‼︎
大半食べた後に写真を残す。美味しくて、つい1人で綻んでいる。隣の人に不審がられようが知ったことではない(笑)
燻らす湯気が光の加減でとても幻想的。
入店した時はこんな曇天だったのに……。
品々が到着したら燦々と輝り出した。これは、諦めるなという天の思し召しかしら?!never give up‼︎
2024/01/16 更新
2023/12 訪問
お昼の特別に、特製オムライスと珈琲
【1269件目】
ケーキをテイクアウトしてきたとは言え、前日に好き放題に遊んできた旦那。クリスマスに当る休日ゆえに少々気が引けたが、買い物ついでにちょっとばかし母のお暇を主張してもバチは当たるまい。
かくして、子ども達の食事の世話をしてから、少しの間に訪れた。新規開拓したい気持ちもある反面、当方へ足を運べば癒しの空間と美味しい食事とコーヒーが約束されているので結局のところ落ち着いてしまう。相変わらず忙しそうに立ち回られている店主に挨拶して、オーダーを待つ事しばし。なお、お昼の特別は3種のランチメニューから選び、サービスのコーヒーはホットorアイスから選択可のようだ。今回は「オムライス」にホットコーヒーをお願いした。
注文後30分ほどでオムライスが提供された。今回は入店するタイミングがよかったらしく、お昼時にもかかわらず比較的スムーズに提供された方だと思われる。特有の酸味ととろみのあるトマトソースに柔らかチキンが散らされ、塩味のある白米をふわふわ卵が優しく包み込む。上からバジルが敷かれている様は天の川の如し。コーヒーも2種をブレンドしたらしい、挽き立て淹れ立てを提供して頂ける。これで850円とは今どき素晴らしいとしか言いようがない。
私にとって、当方は長く続いて欲しい憩いの場所。ご多忙な店主へ、メリークリスマス!
●食べログ評価3.34(33件)
2023/12/26 更新
2023/12 訪問
午後の特別と、溶け込むように寄り添うモカ
【1226件目】
今日は買い物しがてら、ちょっとばかり確保した母のお暇。日中家にいると上手くスイッチングできずに、どうしても集中力を掻いてしまうが故に有難い。
旦那が帰ってきてからバトンタッチで家を出たら、意図せず14時ちょうどの入店となった。「午後の特別」と謳われた昼下がりのお楽しみは、2種の"おやつ"と飲み物がセットになったメニューだ。ランチとモーニング利用を経て、この度は初めてのティータイム訪問。スコーンとハーフワッフルで迷いつつ、「スコーン」をチョイス。珈琲はメニューより順に注文しているので、今回はムードメーカーなる「モカ」をお願いした。
「……ちょ、ちょっと待ってください!」
店主はワンオペ故に呼びかけてもそのように諌められるので、黙って着席したまま自分の作業に取り掛かることにした。ややあってから、オーダーを取りに来てはすぐさま疾風の如くカウンターに引っ込む。会話がままならない忙しい方、この感じは私が行きつけにしている某喫茶と何処となく似ている。
私はどうもこの手の店に肩入れしてしまう風潮がある。見ていて、訪れてみて、身を置いていて飽きない。目まぐるしい接客スタイルとしては賛否両論あろうが、自身の場合は仕事に矜持を持って動かれている証だろうと好意的に捉えることにしている。その姿は、純粋に仕事人として格好いいと思えるからだ。
思い返せば8月以来と、随分ご無沙汰だったのにちゃんとポイントカードが満了した事を告げられて恩恵を受けた。足繁く通った分の還元とはいえ、やはり優待を受けられると嬉しいものだ。これで私も当方の"常連"と言っても差し支えないだろうか。
●食べログ評価3.29(33件)
ドリンクとおやつ合わせて600円とはかなりの高コスパを誇っている。
モカは、クセのないスッキリとした後味が特長。ムードメーカーと謳われていたが、私のイメージとしては天文学など嗜んでいそうな明晰な人を思い描いた。
杏子?ジャムと、ホイップとはちみつ。サクッとフワッと温かいスコーンが二つは嬉しい。よくあるアフタヌーンティーで出てくるような丁寧な作りで、味わいもまたかなり本格派で美味しい。
今までが安過ぎた迄の事。それでも十分に価値を見出す事ができる貴重な珈琲処だと思う。
発酵するものでもないし、これはもう発行しない手はないよ。むしろチケット買おうか否か検討したい。
こんなところに看板あるの初めて知った。
2023/12/11 更新
2023/08 訪問
ひっそりと、しかしながら芯の通ったホンジュラス
【1056件目】
結果報告したいと願いつつも、なかなか私用が立て込んでいて概ね3ヶ月ぶりの再訪となる。本サイトの開店情報では8時半とあるが、前回は9時に開店。更に、今回は10分ほど超過しての開店でまた一番乗りを果たした。
マスターはワンオペ故にいつも多忙でなかなか対面ではゆっくり話せないが、今回はどうしても報告しておきたかったので無事に会話のキャッチボールが叶って嬉しく思った。マスターは寡黙なタイプのようだが、心に秘めた想いは熱い方だと信じて疑わない。
それはさておき、今回はホンジュラスをお願いした。後味はとてもスッキリとして聡明なイメージを抱いた。苦味も酸味も超越した究極のコーヒーと言った塩梅だろうか。"教室の隅で絵を描いている"の件も、自身と重なって美味しさもひとしおだ。
●食べログ評価3.20(31件)
安定のモーニング、今日の黄身は少しばかり半熟際立つ仕上がりだったので途中からスプーンで掬って頂いた。
ホンジュラスは、今のところ当方の珈琲中で自己ベストな味わい。
窓際席、ゲットだぜ〜♬
開店時間はアバウトですが、それもご愛嬌⁈
2023/08/19 更新
2023/05 訪問
背筋が伸びるグァテマラで幸あれ!
更新する程に余裕はないが、堰き止めるのもあまり好かないのでしばし休息の間に投じることにする。
今日のモーニングは一番乗り。燻らす芳醇な香りが鼻腔を擽り、少しばかり嬉しくありながらグァテマラをお願いした。待つ事15分ほどで、モーニングセットがお目見え。
一口含むと、スッと背筋が伸びる。そして、五臓六腑に染み渡る。
至福の一杯に、英気を養えた。
●食べログ評価3.21(29件)
2023/05/27 更新
2023/05 訪問
モーニング珈琲は静粛なコロンビアを!
ややご機嫌斜めな白っぽい空模様。
テキパキと家事育児を片付けては眠気まなこの旦那に子供らを押し付けて、古紙やら空き缶やらのリサイクル品を後部座席にしこたま詰め込んで忙しなく家を後にした。
あまりゆっくり支度していると、当方のモーニングは品切れする恐れもあろう。しかしながら、いざ入店してみると天候のおかげもあってか空席もちらほら見受けられた。一方の窓際席も空いていたのだが、今日は何を思ってかカウンター席へと着いた次第。
せっかくだから上から順に攻めていこうと思い、前回の次点にあった「コロンビア」をお願いした。本日はなお、珍しくも15分と待たずして、モーニングセットがサーブされた。
コロンビアは、"大人しくて繊細"のような件の紹介文があったが、確かに、主張はかなり控えめな方かと思われた。また、"付き合っていくうちに牙を剥く"、と。それ以上に、真面目で疑うことを知らない無垢さ、むしろ何物かに染まりそうな"危うさ"や、ある種"か弱さ"のようなものが感じ取れた。
●食べログ評価3.21(29件)
2023/05/13 更新
2023/04 訪問
もしも日常に疲れたら、ふと立ち止まれる場所
つい先日訪れたばかりだが、またもや単身でお邪魔した。昼のコアタイムも回った頃、店内は比較的落ち着いた雰囲気だ。雨のせいだろうか。
タイミング悪く窓際も、カウンターも先客が見えたので、今回はご縁がなかったテーブル席へ落ち着いた。相変わらずお一人で切り盛りされていて声かけするのも憚られるのでじっと待機。メニューを拝見する前から既に胸中でオーダーを決めていた。ランチで未開拓のメニューは、「トマトソースのパスタ」のみ。お昼時は食事を頼むだけでコーヒー付きなのが嬉しい。店内にある雑誌をパラパラ遊ばせながら待つ事20分弱で、お詫びの一言と共に差し出された。オムライスの時と同様に独特のトマトソースが麺によく絡んでいる。頂きにはバジル粉がふんだんにかけられて、フォークで掻き分けるとすぐに大ぶりなトマトとローストチキンが顔を覗かせた。パスタ麺の茹で具合も好みで絶妙な塩梅。
馴染み深いクラシックの調べが心地よく、雨の降り頻る靄がかった昼下がり。時間の経過と共に客足もだんだんと増しては、半ばで席を譲り合う局面も。自身も単身で4人掛けの席を占拠していることが妙に心苦しくなってきてつい窓際の席へ引っ越した程である(後に、複数名の客人が元いた席を使って見えたので何よりだ)。
単身で、はたまた複数名で、老若男女が各々の時間を謳歌できる大人の隠れ家だ。
●食べログ評価3.21(29件)
2023/04/30 更新
2023/04 訪問
初モーニング珈琲は穏健なブラジルを!
直ちに家事を一掃して、当方で初の朝活にと乗り出した次第。相変わらずの盛況っぷりでカウンター前以外はオール占拠されていて店内は至って賑やかだった。
相変わらずお一人で切り盛りされている店主は、慣れた手つきで順にモーニングを捌いている。着席してひとしきり迷った末に、今回は敢えて王道な"穏健な学級委員タイプ"の「ブラジル」をオーダー。
そして、30分弱でブラジルコーヒー。ややあって、サービスモーニングの厚切りうっすらとバターが照った山型パンのハーフトースト、半熟卵の傍にティースプーンに岩塩が添えて提供された。
耳が焦げついたトーストの香ばしさと、黄身が溢れんばかりの半熟ゆでたまご。さらに、ホワイトとピンクとが入り混じる岩塩との相性もまた良い。ブラジルはやはり他よりも苦味が際立つ。湯気を燻らす仄かな苦味が立ち込めるコーヒーとのマリアージュははた言うべきにあらず。
あまりに急ぎすぎて、充電器にケータイを繋いだまま留守番をさせてしまった程。出発前に持ち物チェックを怠った事を大いに後悔したが、気づいたのは入店後だった。時間ロスだが初めて訪れる店にケータイなしではあまりに味気ないので取りに戻った次第。ランチ前にケータイをピックアップして、改めて車越しに1枚パシャリ。またモーニング利用しに伺うので、今日のところはこんなものでご容赦願いたい。
●食べログ評価3.21(29件)
2023/04/30 更新
2023/04 訪問
"時間"を楽しむ大人の隠れ家
つい先日訪れたばかりだが、またもや単身でお邪魔した。昼のコアタイムも終えた頃だったが、反して店内は至って賑やかだ。
タイミングよく窓際のカウンターが空いていたので、念願の窓際席に着いた。多忙なマスターからメニュー表を差し出されたが、今日は既に胸中でオーダーを決めていた。前回隣客が食していた「オムライス」である。お昼時は食事を頼むだけでコーヒー付きなのが嬉しい。店内にある雑誌をパラパラ遊ばせながら待つ事30分弱で、お詫びの一言と共に差し出された。独特のトマトソースに縁取られたふわふわ卵のオムライスは、カレーライス同様に独自のスパイスで味付けられた絶品。ごろごろチキンも食べ応え抜群で、ふりかけられた薬膳スパイスが良いアクセントに。
馴染み深いクラシックの調べが心地よく、彼方から現れる赤い列車、草の上を走りゆく風、大ぶりな綿あめが美味しそうに浮遊する蒼天の下、自由に戯れる小鳥と楽しげな囀り、遠くの方で行き交う車などはまるでジオラマのように現実味が薄い隔離された世界がある。(ご老人や若い衆よ、あまり大声で話すのは控えて頂きたい。)
ここは、限りある時を最大限に味わえる大人の隠れ家だ。
●食べログ評価3.21(29件)
2023/04/08 更新
2023/04 訪問
文学ときとぎスパイスな異空間
先の一件目でモーニングを済ませて近隣にある当方へランチ利用で訪れた。
多くは語らずとも、文学とスパイス愛が伝わる異空間に身を置くと落ち着いて、自ずと集中力もアップ。常に客足が途絶えないほどの盛況っぷりで店内はなかなか騒然としていたが、ピークがさればどんどんと客足が落ち着いて気づけば自身と、後続にやってきたおひとり様のみ。
数種のスパイスが配合されているであろう拘りの本格カレーを堪能して、食後のブレンドコーヒーと共に有意義な時間を過ごすことが叶った。
ポイントカードも作ったので、また近々お邪魔したい秘密の隠れ家である。
●食べログ評価3.21(29件)
あ、美味しい。
ごろごろチキンも。
別添えのスパイスで、ちょいと味変。実は、白米にもほんのり味がついている。何味だろう......それは食べてのお楽しみ☆
豆の種類は伏せられたが、3種類ほど独自ブレンドされていて少なくともブラジルは配合されていそうな苦味の強さが際立つ仕立て。
味のあるカップ。
なとも言えない理屈っぽい感じが好み。
ついつい見入ってしまう。
文言がさらりと素敵。
言い回しがツボ。
正確な情報は掴めないのだが、ニュアンスがとにかくいい。
文学好きとしてはたまらない。並んでいると、ひとまず手に取りたくなる。
スパイスには精髄していないが、とにかく素敵。
味がある。
時を刻む古時計。時を告げるさりげない音色も全てが空間にマッチ。
寡黙なタイプのマスターは、どうやらかなりの文学好きのよう。
映し出す田園風景は、まるで異国のよう。
昼時は満席だった店内も、ティータイムを過ぎて気づけば誰もいなくなった。
そのよう。
2023/04/04 更新
【2296件目】
開店直後にふらりと訪問。
先客はおひとり様1名のみで、ゆったりとした調べが空間を満たす。
イレギュラー、確かにブレンドとは何か一味違う新しさがあった。
空気の入り具合が香ばしい山形半トースト。
絶妙な茹で加減のゆで卵。
ほんのり色味のある少量の岩塩。
1人の方が対峙が捗る。
なんていう、イレギュラーな事態が起こりうる、私に帰れる秘密の隠れ家だ。
●食べログ評価3.31(52件)