2回
2024/06 訪問
3度目の正直な念願の文豪BAR
【1531件目】
漆黒の空の中、小雨がぱらついたり泣き止んだりを繰り返しているようだ。夜にかけて下り坂の天気模様だったのは知れていたのだが、承知の上で向かったのはホテルではなく新宿ゴールデン街。
新宿のディープな街並みは、自身にとってはかつて東京を訪れていた頃がより色濃く想起される特別な場所でもある。早朝に花園神社を訪れた際、場所及びルートは調べ上げて位置関係は把握しておいて足早に新宿ゴールデン街へいざダイブ!
その一角にある当方は、以前から訪問の機会を幾度となく窺ってきたが、紆余曲折ありながらも訪問が叶ったのは今回が初となる。
文庫が犇く店内とカウンターの当方のコンセプトはズバリ「文豪BAR」。文芸の名作から、ちょっとニッチなタイトルが、客人を待ち受ける。振る舞われる各種カクテルもオリジナリティ溢れたネーミングでワクワク感を掻き立てられる。"印税生活"などは超絶憧れる響きだが、今回は「バナナフィッシュにうってつけの日」をお願いした。
バナナリキュール+トニックウォーター+?とあったが、隠し味はおそらくブルーハワイあたりか。仄かな青みが滲む洒落た私好みのカクテルが提供された。なお、本日は自身が1人目の客人との事で嬉しい限りだ。
本来担当ではない曜日に立たれたという元大手出版出身の掛け持ちWEBライターA氏とのしばしの語らい。すると、すぐに若い男性客、常連客らしき中年男性、オハイオから来たという外国人観光客ら、と。あっという間に店内が賑やかになった。性別、国籍、業界など多岐に亘る交流が叶うBAR。おかげさまで、今宵ユニークな面々との一期一会なひとときを謳歌する事ができた。
●食べログ評価3.05(5件)
2024/06/22 更新
【2277件目】
遅い時間に心身ともに満たされたランチ体験をした手前、とてもディナーなどは入るはずもない。一旦は人気のないカプセルホテルでのんびりとくつろぐ事しばし。
徐々にチェックイン客が増え始めた頃合いを見計らって、軽装で再び繰り出す事にした新宿ゴールデン街。本当に、インバウンドのなんと多いことか。
降り頻る雨をもろともせずに、山手線に揺られることしばし。迷いなく訪れる事にしていた当方。真価を問うた後に、嗜みたい一杯などはもう決まり切っている。
ーー「"印税生活"を、1杯お願いします」
"終焉の始まり"に、はたまた"一期一会"に、心からの祝杯をあげるとしようか。
●食べログ評価3.06(7件)