2回
2025/10 訪問
女性店主が描く、"大阪とんかつ"の新解釈
平日の昼に訪問。
食べログから1ヶ月ほど前に予約の上、訪問させていただきました。
なお、当日は全ての席が埋まっておりました。
こちらは名店「とんかつ乃ぐち」に感銘を受けた女性店主が営む三宮の人気店です。
店内はカウンターのみ6席で、席間隔は広め。落ち着いた色をした雰囲気の良い空間でした。
また、食べられない物は別メニューを提供してくれるなどホスピタリティ溢れる対応が印象に残りました。
「本日のランチおまかせコース 5900円」を注文し、10分後からコーススタイルで順次提供されました。
ちなみに1ドリンクオーダー制です。
<水茄子とパッションフルーツソース>
水茄子自体も美味しいですが、パッションフルーツとの相性の高さに驚きました。また、結構ブラックペッパーのパンチが効いています。
待望のとんかつは25分後から提供開始。
素材はどれも上質で、野口さんに強く影響を受けていそうな揚げだった気がします。
<三右衛門 ヒレ>
ヒレらしいぬっちりした魅惑的な食感が最大の特長。噛む度に滲み出す旨味もしっかりしています。
<かしまし豚 ロース>
弾力のある赤身はしっかりした旨味を有しています。また、コクのある脂身は醤油との相性が◎。
<クロックムッシュ>
パンはカリカリで、あっさりしたベシャメルソースにブラックペッパーがアクセント。中はロースハムだけでなく、薄めのとんかつも入っていました。
<姫路蓮根・パレルモのフライ>
蓮根は大ぶりで食べにくく、フライにしたメリットはあまり感じられず。パレルモもそこまで印象には残らなかったかも。
<あわ雪ポーク リブロース>
美しい断面と同じく美しい味わい。ややレア過ぎる部分もありましたが、やはり素晴らしい銘柄。
そして、締めゴマカツをオーダー。
バラカツ以外には胡麻・大葉・茗荷・海苔が乗せられています。大葉や茗荷で爽やかさを演出しているものの、締めとしてはややバラカツに重さを感じました。
ただ、出汁でお茶漬けにできるのは○。
女性らしい感性が加わった新たな大阪とんかつです。
クロックムッシュ以降、やや失速した感はありましたが、全体的に優れたコースだと思います。
ご馳走様でした!
2025/10/24 更新
平日の昼に訪問。
食べログから1ヶ月ほど前に予約の上、訪問させていただきました。
なお、当日は他にお客さんはおらず、貸切でした。
こちらは女性店主が営む三宮の人気店です。
店内はカウンターのみ6席で、席間隔は広め。薄暗めの照明と落ち着いた色合いをした空間でした。
「本日のランチおまかせコース 5900円」を注文し、15分後からコーススタイルで順次提供されました。
また、食べられない物は別メニューを提供してくれるなどホスピタリティに溢れています。
ちなみに1ドリンクオーダー制です。
<ビーツとゆで玉子>
定番の前菜だそうで、味付けはエクストラバージンオイル・塩・ブラックペッパーとシンプル。
待望のとんかつは20分後から提供開始。
素材は上質で揚げの技術もしっかり感じられます。
<ほそやのまる豚 ヒレ>
ヒレとしては弾力がやや強め。肉自体の香りが良く、噛む度に肉の旨味が滲み出てきます。
<那須つつじポーク ロース>
程よい弾力を有した赤身であり、円やかな脂身が一番印象に残りました。
<クロックムッシュ>
パンはカリカリで、あっさりしたベシャメルソースにブラックペッパーがアクセント。中にはロースハムだけでなく、あわ雪ポークのとんかつもin。
<六甲シャピニオン・彩帆芋のフライ>
本日のMVPは彩帆芋のフライ。糖度が高く、そのままでも食べられる味で、ねっとりした食感が独特。
六甲シャピニオンも香りと旨味がしっかりしており、前回より遥かに素晴らしい野菜のフライでした。
<八鹿豚 リブロース>
全体的に締まった肉質。また、脂身が良質なため、重たさを全く感じず、食べやすさが目立ちます。
そして、締めゴマカツをオーダー。
本日の3銘柄のバラカツに加え、胡麻・大葉・茗荷・海苔が乗せられています。前回よりも重たさは感じなかった気がします。
また、重たさを感じても出汁茶漬けにシフトすればあっさり食べられますね。
前回よりも格段に素晴らしいコースでした。
予約が取りやすい今のうちに訪問しておくべきお店ではないでしょうか。
ご馳走様でした!